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徽宗皇帝のブログ

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ぐるぐる廻って虎がバターになるか、アベクロ散歩
アベクロノミクスの先行きを、「ギャラリー酔いどれ」記事(元記事は「日々担々資料ブログ」か。)から抜粋して転載する。
さて、どうなるやら。昨日今日の株価を見ると、すでに株の暴落は始まりつつあるような気もするのだが。


(以下引用)


なにしろ、黒田日銀が実施している「次元を超えた金融緩和」は、ケタ違いだ。

FRBだって市中に流す資金量は約3兆ドルと国家予算規模にとどめているのに対し、
日銀の供給量は2年間で270兆円と、国家予算の3倍である。

やめた時のハレーションを考えたら、恐ろしくて、やめるにやめられないだろう。

「いま日銀は、毎月7兆円分、政府が発行する国債の7割を購入することで、
市場に資金を流している。国債を買い占めている状態です。もし、買わなくなったり、
購入額を減らしたら、最大の買い手がいなくなるのだから、国債が暴落し、金利がハネ上がる
ことは間違いありません。東京株式市場も暴落必至です。
しかし、常軌を逸した“異次元の金融緩和”は、いずれやめなくてはいけない。
黒田日銀は、ギリギリの判断を迫られることになりますよ」(経済評論家・広瀬嘉夫氏)

(中略)

問題は「異次元の金融緩和」をやめた時、日本経済がどうなるのかだ。
たとえ、黒田日銀が二の足を踏もうが、嫌でも「異次元の金融緩和」をやめざるを得ない時
がやってくる。いつまでも日銀が、大量に国債を買うわけにはいかないからだ。

永遠に買いつづければ、「中央銀行による直接引き受け」とみなされ、
国債の格付けが急降下し、市場の力によって暴落させられてしまう。

「異次元の金融緩和をやめた途端、国債が暴落し、金利が高騰するでしょう。
まず、金融機関が大打撃を受けることになる。数百兆円の国債を保有しているからです。
国債が巨額な不良債権となって、バタバタと倒産していくでしょう。
それ以上に深刻なのは、国家財政です。
ただでさえ1000兆円の長期債務を抱える日本は、重い金利負担に喘いでいる。
もし、金利が1%上昇したら、金利負担は4兆円も増える。5%なら20兆円です。
とても、いまの税収では返済できない。消費税率を15%、20%にアップさせる大増税を行い、
社会保障を大幅に削減せざるを得なくなります。
日本の有権者は、出口も、結末も考えずに劇薬のアベノミクスを支持しているようですが、
常軌を逸した金融緩和の行き着く先は、見えていると思う」(広瀬嘉夫氏=前出)

(中略)

「日銀は次元を超えた金融緩和を行っていますが、大事なことは、
企業がお金を借りたいと思うかどうかです。いくら市場に資金を供給しても、
それが企業にまで届かなければ景気はよくならない。
いま、企業に設備投資をしたり、雇用を増やすマインドがあるとは思えない。
あったとしても、280兆円もの内部留保を抱えているから、銀行から借りる必要がない。
これでは金融緩和を行っても、あり余った資金が株や不動産に流れるだけです」
(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)

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