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徽宗皇帝のブログ

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カネを使うこと自体が目的の「再開発」
「ネットゲリラ」読者コメントのひとつだが、「東京の再開発ラッシュ」というのは私には初耳かもしれない。あの日銀の膨大な量的緩和のカネは、安倍政権のための株価維持で日銀自身が株を買って大企業や株屋にカネを流しただけでなく、こういう所にも流れていたわけだ。その再開発自体が、周囲の既存ビルを衰退させるというのは皮肉である。
まあ、東京というのは江戸と同じで、何一つ生産することは無い(昔は文化の発信地だったが、今はその東京発の文化が白痴化している。)のだから、企業のフランチャイズシステムなどで日本全国からカネを吸い上げて生き延びてきたわけだ。その寄生虫も、寄生している宿主(地方都市)が死んだら自分自身も死ぬのは当然である。今更、観光だアニメだクールジャパンだオリンピックだ、などとやっても無駄だろう。

なお、地方にはそのような「政府の後押しプロジェクト」が無いから、銀行の営業マンは借り手を探すのに四苦八苦し、そのノルマが辛くて、入行して数か月で辞める新人がたくさんいるらしい。


(以下引用)



経済評論家の「加谷珪一」が指摘しているが。
>ここ数年、首都圏では再開発ラッシュともいうべき状況が続いてきた・・・
日銀は量的緩和策を実施し、市場にはおびただしい量のマネーが供給された。・・・
だが銀行はいくらお金があっても貸し先がない。唯一、安心してお金を貸し出せる案件が再開発プロジェクトである・・・
一部の人は、需要もないのにこれだけの再開発を行って大丈夫かと首をかしげているが、・・・
こうした巨大なビルが完成するたびに、周辺にある古いビルからは確実にテナントが退去しており、そうしたビルの財政状況は悪化の一途を辿っている。経済全体で見た場合には、最終的にはどこかで必ず歪みが出てくるだろう。・・・(以上引用終わり)
最近の東京の異常な再開発は経済の実態に合っていない。
日銀主導のバブルの行方はどうなるのだろうと思っていたら。
アパートマンション融資よりも大きな爆弾がこんなところに隠れていた。


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