忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

グローバリズム=コーポラティズムであること
「株式日記と経済展望」から管理人コメント部分を転載。
日本がアジアの工業の秘密基地になって、「隠れ黒字」を達成している、とい指摘が面白い。
だが、生産業とは異なり、サービス業ではグローバル化=労働賃金低下=生活悪化につながるしかない。儲かるのは経営者だけ、ということだ。しかも、グローバル企業は本社をタックスヘブンに置くことで、税金負担の義務さえ逃れる。そうすると、国家は減少した税収を補うために、国民全体の税負担を重くしていき、あるいは年金給付や福祉水準を下げることになる。
現在の経済世界はこのようになっているわけだ。TPPという、さらなるグローバル化(自由貿易体制)によって、国民生活がいっそう悪化していくことは確実だが、それを阻止する方策は、誰も提言できていない。
もっと世間の人々に、グローバリズム=新自由主義=コーポラティズムであるという認識が広まる必要がありそうだ。


(以下引用)




韓国経済は、日本から基幹部品を輸入して組み立てて世界に輸出するという構造になっており、日本が韓国への輸出をストップすれば韓国はそれでアウトだ。日本は、円高が長い間続いたせいで韓国や中国を経由して輸出することで貿易摩擦を回避している。韓国からの輸入は製品が日本とダブるために増やしづらい状況になる。

例外的にNTTが韓国のサムスンのギャラクシーというスマホを主力商品としましたが、頼みのNTTもiPhoneを扱うようになり、主力商品だったギャラクシーは苦戦を強いられるだろう。その他の家電製品や自動車も売り込みを図っているが、なかなか日本市場に受け入れられない。韓流ドラマやK-POPもひところの勢いがなくなり、CDなどの売り上げも落ちている。

韓国の輸出先はダントツに中国であり、中国の経済に組み込まれてしまっている。日本からの韓国や中国や台湾などへの技術供与は生産技術供与などであり、ブラックボックス化しているハイテク素材などは、これらの国でもコピーがしにくくて設計図を盗めば直ぐにできるというものではない。

日本はアジアとの生産分業体制が確立しており、実質的にアジアの繁栄は日本が裏方的な働きをしており、完成品は韓国や中国やアジア諸国が生産しているが、ブラックボックス化したハイテク素材などは日本からの輸入に頼っている。日本の円高の構造もアジアの分業を支えているのが日本だから円が高くなる。

もし日本が円安政策を取って、完成工業製品まで日本から輸出すれば再び貿易摩擦で欧米などからも叩かれることになる。だから中韓やアジア諸国が、日本からの輸出の隠れ蓑になって貿易摩擦を回避していることになる。日本のGDPが20年近くも横ばい状態なのは、生産体制がアジア全体に分散されているためであり、これでは欧米各国もクレームが付けにくい。

また中国やインドなどの人口大国の所得が向上すれば巨大市場が形成されることになり、高級品などが売れるようになり、日本国内しか需要がなかったようなものが輸出されていくようになった。自動車やバイクなども最初は安い中国製や韓国製が売れても、故障が多いから必然的に日本製の車が売れるようになる。

日本経済の体質を工業生産の組み立てからサービス産業へのシフトが望まれますが、サービス産業はブラックボックス化が難しく、コンビニチェーなどの展開も中国や韓国で行われていますが、黒字化すると合弁が解除されて市場から追い出されてしまう。日本の飲食チェーンなども日本食ブームに乗って世界に広まっていますが、日本食店の経営者は韓国人などが多く、日本人の調理人は海外に行きたがらないようだ。

日本は少子高齢化で経済は衰退していくといったエコノミストの予想が多いが、新卒の就職難が問題になっているような状況では、若い人が増えても就職口がなく若年失業者が増えるだけだ。日本企業のブラック化が問題になっているというのも、サービス業の生産性が低いためであり、長時間労働を強いられている。

もし飲食やコンビニも世界展開して、日本人の店長や経営幹部がアジアや欧米などに展開すれば日本のサービス業も生産性が上がると思うのですが、国内の競争も激しくマクドナルドやスターバックスやケンタッキー・フライド・チキンなどのようにチェーン展開が世界的ではない。むしろ国内に引きこもり従業員を低賃金で働かせてブラック化している。

ユニクロなどがブラックだと批判されていますが、世界展開しているだけサービス業でも経営が拡大している。サービス産業の生産性を高くしていくには海外のサービス産業の合理化と賃金の高さをまねるべきなのだろう。アメリカで医療サービスを受ければとんでもない治療費が要求される。金融サービスだって高い手数料を取る割にはリーマンショックで大損させたからレベルが高いわけではない。

このようになるのは製造業に比べるとサービス業はグローバル化が難しく文化や言葉なども原因があるのだろう。日本の寿司職人やラーメン職人など世界中で引っ張りだこだからサービス業が低賃金のままというのは、物と違って人は世界展開しにくい。日本の教育では一流大学を出て大企業に勤めるサラリーマンを養成して、飲食店の店員になる教育をしていないからミスマッチが起きる。

私のような不動産業もサービス業ですが、不況の日本を飛び出して海外で不動産業をしたくても私はもう若くはない。日本は黒字大国ですが海外に投資をして儲けるといった事には消極的で製造業が海外展開しているのに、サービス業は世界展開が遅れている。海外に行ってまで仕事はしたくはないよと言った若い人が多いからだろう。

新興国は、通貨を安くして人件費の安さで海外からの投資を誘致してきた。韓国も中国もそうしてきましたが、中国のように人件費の高騰で壁に突き当たっている。韓国のウォン安も日本が対抗して円安になれば輸出で稼げなくなる。観光などのサービス業で稼ぐにしても反日感情があったのでは観光客も来なくなる。これからは日本との関係がいい国は経済発展して行き、中国や韓国は反日で経済は停滞するだろう。日本が中国や韓国の経済発展に尽くしてきた実績を無視するからだ。



拍手

PR

コメント

1. 宣教師とは・・

 題:ザビエルたち、キリスト教宣教師について・・・
...(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
.
 日本に来たキリスト教宣教師たちは、最初の頃は、清貧
をかこっていたが、
 金持ちの貿易商人とかかわるようになると、次第に贅沢
になって行った。
 教会での食べ物をはじめ、衣服も贅沢化して行った。
 従僕をかかえるまでにもなった。
 あげくの果ては、祈祷や仕事に熱意を欠く者も出て来た。
 また、衣服に関しては、日本人は、はなはだ外見を重ん
じる国民だからと異論を唱える者もいた。
 つまり、規則通りのものでなく、華美なぜいたくな服装
をしたいという。
 また、ザビエルは、清貧に甘んじたではないかとの論議
も出た。
 しかし、実際は、ザビエルは、「日本人は外見によって
人を評価する国民だから」と言い、ザビエルは、華美に装
っていた。
 この頃のキリスト教宣教師のフロイトは、嘘をつく事の
多い宣教師だったが、その1例だが、
 頼りにしていた信長の家臣の和田惟政を過大にして、嘘
の報告をしていた。
 例えば、姉川の合戦に参戦し、「信長軍中にある最も強
力な武将で、総司令官」だと、報告しているが、
 和田惟政は、姉川の合戦に参戦もしていない。
 姉川の合戦の当日、自領の神社に行ったとのはっきりし
た記録が残っている。
 キリスト教はプロパガンダ(嘘宣伝)が多いが、日本へ
来た当初の頃から、この様な嘘体質だった。
 そして、また、
 日本に来たキリスト教宣教師の棄教は多かったが、
 徳川幕府の見解をうかがい知る1例。
 寛永20年に来日して、キリスト教を棄教したキリスト教
宣教師が、棄教した時に、
 偽りの棄教でないことの確認をするため、誓文を書かせ
た。
 その誓文に、キリスト教宣教師を取り調べ、書いたその
要旨に、その主旨がよく表れている。
 その文には・・
 「イタリアの国・ローマという所にキリシタン宗門の頭
・パッパという者(ローマ教皇のこと)がある。
 国々へバテレンを遣わし、宗門を広め、その国がパッパ
に従えば、奉行を遣わして仕置きする。
 ルソン・ゴア・ノビスパンなどその他多くの国をむさぼ
り取っている。
 日本は、軍勢で従わせるには困難なので、後生のために
宗門を広めることにして、バテレンを渡した。
 宗門がおおかた広まったら戦争をし、日本の多宗を打ち
たいらげ、パッパに従わせようというたくらみである」。
.
  (詳しくは、以下のブログへ)
URL: http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009 /
URL: http://32983602.at.webry.info/
コメントを書く