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徽宗皇帝のブログ

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シンゾーは心臓に悪い
「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
日本全体に拡散した放射能のせいか、「シンゾー」と聞いただけで心臓に変調を起こす国民が最近は増えているという噂もあるから、「シンゾーセキュリティ税立会社」は名前にまず問題があるようだが、税立会社だから、オーナーにとっては安全確実な企業だろう。ただし、この場合の「オーナー」は、税金を払っている国民ではなく一部資本家と米国になってしまっているのだが。



(以下引用)



シンゾーセキュリティ税立会社

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阿部: 「こんにちは、シンゾーセキュリティ税立会社、略称SSの営業係長代理、阿部と申しましゅ。本日は当社のセキュリティサービスにご関心をお持ちいただきましてありがとうごじゃます。当社のサービスにつきまして丁寧に説明いたしますのでよろしくお願いいたしましゅ」

客: 「どうぞよろしく。最近ね、財政赤字解消とか震災復興とかアベノミクスとか社会保障改革だとか年金破たんだとかなんだとか言って税金をもっと払えという振り込め詐欺の電話がかかってきたので、とても不安なんです。詐欺商法が多いんですよね、最近。だから、おたくのサービスについてぜひ詳しく知りたいです」

阿部: 「我が社の事業は、セキュリティーサービス業界で他の追随を、追随を、許さないものと、許さないものとなっておりましゅ。一つには財務基盤の確かさ。二つには収益率の高さ。三つには安全を確かなものとするサービス内容の制限なき豊富さ。そして最後に、提携先の幅広さによる事業拡大の可能性でごじゃます」

客: 「きちんとうちが安全になるように必要なアラーム装置を取り付けて、いざというときに警備員が駆け付けてくれればいいんだよね。だけど、今あげてもらった四つの御社の特色にはサービス内容についての具体的な説明がなかったと思うのですけど?どちらかというと、御社のメリットばかりの話のような...。それにそもそも、株式会社じゃなくて税立会社ってなんですか?」

阿部: 「税立会社とは、資本金や運転資金の多くを税金やそれに準ずる取立て金でまかなっている会社、そのようなことのできる会社のことでごじゃます。株式会社では、事業が失敗すると資金繰りができなくなり、会社の存立危機となるわけでごじゃます。また、経営上の不祥事が起きると客離れが起きてやはり会社の存立危機事態となるわけでごじゃます。しかし、我が社SSは税立会社ですので、事業が失敗しても、税金によって経営されておりますので、その穴埋め、事後処理のための財源は豊富、国債発行という手もありますので、実質的にほぼ無限なのでごじゃます。もちろん、経営責任を問われて会社トップが辞任する必要もなく、経営が不安定になることもないというメリットもごじゃます。したがって、我が社にはいささかも、いささかも、いささかも、倒産の心配がないのでごじゃます。戦後70年、ごく一時期をのぞいて、我が社が業界トップであり続けたのが我が社の実力だと断言できるのでごじゃます。2009年から2012年にかけて我が社が存立危機事態に陥った時もすぐに立ち直って再び業界シェアトップに返り咲いたのも、我が社が顧客から圧倒的な信頼を得ている証拠なのでごじゃます。そもそも、税立会社の資格を得るためにはきびしい審査が必要でごじゃまして、東京電力、JSC、自民党など、少数の会社しかこの資格を得ていないのでごじゃます。したがって、税立会社であることが信頼と安心のステータスなのでごじゃます」

客: 「なるほど、うまくできたシステムですね」

阿部: 「したがって、我が軍の、じゃなかった、我が社のセキュリティサービスは安心、安全の代名詞なのでごじゃます」

客: 「なるほどね。そんなに安心・安全なら、サービス内容についてもう少し詳しく聞かせてもらいましょうか」

阿部: 「我が軍、じゃなかった、我が社はフォースィズ・ベーグン・インコーポレイティド、略してFBI社という会社と提携しておりまして、我が社独自のセキュリティ対策をとっているのでごじゃます」

客: 「独自の対策というと、なんですか?」

阿部: 「我が社はお客様の脅威となる場所や建物や住民を事前に想像して、FBI社と一体となってそこに先制攻撃を仕掛けて、お客様にとっての脅威を除去するのでごじゃます」

客: 「え?泥棒から家を守るための装置やアラームをうちの周りに取り付けるんじゃなくて、遠くに出かけて行って自ら攻撃するっていうの?」

阿部: 「そうでごじゃます。たとえば、お客様の周囲にはお客様の邸宅を核付きの飛行体で狙っている住民が多いようですから、戸締りのためには、先制攻撃は、先制攻撃は、先制攻撃は、決して、決して、決して止められないのでごじゃます」

客: 「お言葉ですけど、うちは隣近所とは仲良くやっていますよ。自分のところで作ったお惣菜をお互いにおすそ分けし合ったり、ひんぱんに行き来したり、一緒にK-POP聞いたりしてますからね。この前なんか、私が働いているお店にお隣さんが来て、爆買いしてくれましたよ。うちの店の商売が今苦しいところだから、ありがたかったなあ」

阿部: 「爆買いしてくれたからといって油断してはならないのでごじゃます。買い物客を装って反日スパイ活動をしている可能性だってあるのでごじゃます」

客: 「ちょっとそれは妄想が大げさすぎない?いくらなんでも考えすぎじゃないの」

阿部: 「いえ、セキュリティに絶対という言葉はないのでごじゃます。セキュリティに完璧はありえないのでごじゃます。セキュリティ会社と契約したからと言って、決して安心してはならないのでごじゃます」

客: 「あれ、さっきと言うことが違ってない?安心と安全のためと言ってセキュリティサービスを私に勧めに来たんでしょ?」

阿部: 「そのようなご指摘はいささかも、いささかも、いささかも当たらないと思います。私の説明は正しいと思いますよ。私は係長代理なんですから」

客: 「なんだかよくわからないけど、相手がうちに泥棒に押し入ろうとすることを宣言してもいないのに、相手がうちに泥棒に来ると決めつけて相手を攻撃できるんですか?犯罪か法律違反かなにかじゃないんですか?正当防衛ですらないですよね、それ」

阿部: 「お客様には誤解がごじゃますので、丁寧に説明させていただきます。我が軍は、失礼、我が社は最近法律の解釈を変更したのでごじゃます。法律の解釈を自由自在に我が社に都合のよいように変えられるのも税立会社の特権的メリットなのでごじゃます。相手がお客様の邸宅に泥棒に入ろうと我が社が確信するだけで、たとえ証拠がなくても、我が社はFBI社とともに相手に先制攻撃をすることができるのでごじゃます。もちろん、攻撃後に、相手にお客様の邸宅に泥棒に入ろうとする意志がなかったことが証明されても我が社やFBI社が賠償する必要も我が社やFBI社の責任者が辞職する必要もないのでごじゃます」

客: 「それはすごいけど、なんか御社の無責任経営というか侵略や暴力行為の片棒をかつぐようで、気が引けるなあ」

阿部: 「いえ、これは集団的自衛権という概念で、砂川判決や砂川判決や、国連憲章でお墨付きを得ているのでいささかも、いささかも、いささかも問題ないのでごじゃます。その結論に私は自信を持っております。SS社の営業係長代理として、私は正しいと思いますよ。現在ではこれを積極的平和主義と呼んで、国際市場にもこのサービスを売り込んでいるところなのでごじゃます」

客: 「なんか釈然としないなあ。まあいいや。で、おたくとセキュリティサービスを契約すると、お値段の方は?」

阿部: 「我が社の請求書の通りお支払いいただきます」

客: 「え?で、いくらなの?」

阿部: 「我が軍が、失礼、我が社がサービスを展開するのに必要な費用をすべて合算して、それに我が社の利益を乗せた金額を全額お支払いいただきます」

客: 「具体的にいくらなの?」

阿部: 「それを申し上げると、秘密を泥棒にさらすことになりますので、言えないことになっております」

客: 「要するに天井知らずの価格ということですかね。だいたいでもいいのですけど、いくらくらい?」

阿部: 「お客様がこの秘密を洩らさないかどうか事前の審査を受けていただかないとお教えできないと特定秘密保護法に定められているのですが、特別に、営業係長代理の権限でお教えいたしましょう。年間5兆円です」

客: 「ええええええええーーーーーーー?」

阿部: 「お客様の財産が泥棒によって根こそぎ盗まれたりお客様が殺人犯による突発的テロにあって死んだりする可能性を考えたら、安いくらいでごじゃます」

客: 「5兆円以上はかからないよね」

阿部: 「この金額はアンダー・コントロールでごじゃますからこれ以上かかることは絶対に、絶対に、絶対にないのでごじゃます」

客: 「もう少し安くならないの?」

阿部: 「それはいたしかねます。提携先のFBI社の小浜社長もすでに、我が社からの出資金を来年の予算に入れているので、この値段をまけることは絶対に、絶対に、絶対にできないのでごじゃます」

客: 「総括原価方式みたいで、うまい商売ですね」

阿部: 「おほめいただきましてありがとうごじゃます」

客: 「いえ、ほめてないんですけど。でも、そんな高いセキュリティサービスに払う財源はうちにはありませんよ」

阿部: 「それは、食費を切り詰めるとか、冷房をやめるとか、自家用車を売り払うとか、子どもを持つのをあきらめるとか、教養娯楽費をなくすとか、ダブルワークでもトリプルワークでもして稼ぐとか、なんとかして払っていただくしかありましぇんね」

客: 「...。まあいいや。本当に御社のビジネスモデルはうまくできていて感心します。たしかに御社の収益性は高そうですね」

阿部: 「ご理解いただきましてありがとうごじゃいましゅ。この丁寧な説明を理解してくれない人が今、あらゆる世代で増えているので、最近は営業もままならないので、ご理解いただいて感謝いたしましゅ」

客: 「そりゃー大変だ。だけど、気になるんだけど、先制攻撃っていっても、相手を殺すわけじゃないよね」

阿部: 「ご安心ください。殺すわけではありません。あくまでも防衛でごじゃます。攻撃ではございません。必要最小限の攻撃なのでごじゃます。防衛装備を使って相手の生体反応に不可逆的な制限を加えるだけでごじゃます」

客: 「殺すわけじゃないならまあいいか」

阿部: 「ご理解ありがとうごじゃます」

客: 「でも、相手の生体反応に不可客的な制限を加えるって、どんな道具を使うのですか?追加費用がかかるのですか?」

阿部: 「はい。防衛装備費として、提携先の防衛装備品メーカーからの調達のために、お客様からは別途追加料金をいただいております」

客: 「なるほど。御社のサービス内容にも制約がないみたいだし、提携先の幅広さによる事業拡大の可能性が無限だというのもわかりました。御社の前途は洋々としているようですね。御社の提携先のFBI社も、防衛装備品メーカーも、もうかってもうかって笑が止まらないでしょう」

阿部: 「ありがとうごじゃます。お客様のように理解が早い方が多ければ、私もテレビで家の模型や生肉のコマーシャルを打つ必要がなくて楽なのですが」

客: 「そりゃー大変だ」

阿部: 「ところで、セキュリティサービス以外にもう一つ、ミリタリー・サービスというのも我が軍、じゃなかった、我が社ではやっておりましゅ」

客: 「なんですか、それ」

阿部: 「お客様に我が軍、失礼、我が社に入っていただいて、我が社とともにセキュリティを作っていくというサービスでごじゃます。ここに丁寧な説明のためのパンフレットを用意いたしました」

客: 「どれどれ...。なかなかきれいにできていますね。えーと、『平和を、仕事にする。』というのがキャッチフレーズですか」

阿部: 「このサービスは特に、所得が少ない18歳になったばかりのお客様におすすめしております。所得が少ない18歳になったばかりのお客様がこのサービスをご承諾いただいたら、我が社からさまざまな特典を用意してごじゃます」

客: 「要するに、おたくのためにタダで働けということじゃないんですか」

阿部: 「いえいえ、断じてそのようなご指摘は当たりません。狭義の強制性はいささかも、いささかも、いささかもないのでごじゃます。反日国のようなことを言って我が社の名誉を貶めないでいただきたいのでごじゃます。それに、この万全なミリタリー・サービスによって我が社のセキュリティが飛躍的に高まるのでごじゃます」

客: 「我が社のセキュリティ?客の邸宅のセキュリティじゃなくて?」

阿部: 「我が社のセキュリティが高まることによってお客様のセキュリティも高まるのでごじゃます」

客: 「ていうか、さっきから聞いてると、サービス代金は天井知らず、違法違憲の疑いが強くて、相手をいきなり攻撃して、経営責任は永遠のゼロ、客の疑問も聞きいれず、おまけに客の命を自分の会社のために差し出せというセキュリティ会社なんてありえないんですけど」

阿部: 「そのような指摘はいささかも、いささかも、いささかも、当たらないのでごじゃます。我が社が業界のトップシェアであることがその証明です。あ、これで100時間の丁寧な説明が終わりましたので、こちらの契約書に印鑑をいただきます。もしさらに丁寧な説明が必要であれば契約後も説明を続けさせていただきますが、いったん契約したら、契約の取り消しは決して、決して、決してできないのでごじゃます」

客: 「」

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