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徽宗皇帝のブログ

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ネット利用者の成熟
「阿修羅」記事とそのコメントを転載する。記事は官僚によるマスコミ恫喝についてだが、それよりも面白いのがコメント欄である。記事に対して筆者の長谷川氏の揚げ足取りをする01のコメントが真っ先に投稿された。すると、それをネット工作員だと見破ったコメントが相次ぎ、しかもそれがおそらく公務員によるものだという推定がなされた。
こうしたやりとりを見ると、ネット工作員というのも、すぐに正体がばれるようなネット・リテラシーが出来上がりつつあるようで、慶賀の至りである。
だが、ネットに触れることのない情報弱者は、相変わらずマスコミ報道を頼りに、知らず知らずのうちにB層化していくのだろう。
今や、テレビを見るのは馬鹿ばかり、もちろん、テレビに出るのも馬鹿ばかりという時代である。
いやまあ、自分が馬鹿でないなどと言う気はないのだが。

(以下引用)


本人に直接言わず、上司に電話 「オフレコ破り」と抗議してきた経産省の 姑息な「脅しの手口」(長谷川幸洋)
http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/300.html
投稿者 otoppi 日時 2011 年 5 月 17 日 15:39:18: cUHXG0u8x2am6


本人に直接言わず、上司に電話「オフレコ破り」と抗議してきた経産省の姑息な「脅しの手口」「枝野批判」の情報操作がすっぱ抜かれ大あわて
2011年05月17日(火) 長谷川 幸洋  現代ビジネス「ニュースの深層」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/5036

 「銀行は債権放棄を」という枝野幸男官房長官発言に対して、細野哲弘資源エネルギー庁長官が「いまさら、そんなことを言うなら、これまでの私たちの苦労はいったい、なんだったのか」と言ったオフレコ発言を14日付けの当コラムで紹介した。

 幸いにも多くの読者を得たようだ。その中の1人、経済産業省の成田達治大臣官房広報室長が私の職場に"抗議電話"をかけてきた。霞が関がマスコミ操縦に使う「脅しの手口」がよく分かるので、紹介したい。

 成田は私に直接、電話してきたのではない。私の「上司」に電話したのだ。

 上司がすぐ私に教えてくれたので、こちらも気がついたが、私はすぐ成田に電話した。以下は、その際のやりとりである。
「それは上司に聞いてください」

「なにか私の記事の件で『上司』(やりとりでは実名、以下同じ)に電話したそうだが、どういうお話だったのか」

「それは『上司』に聞いてください」

「オフレコ話を書くのはけしからんとか、書いては困るといったような話と聞いたが」

「いや、私は書くなとは言ってませんよ」

「じゃ、どういう話なのか」

「私が言ったのは、懇談会の冒頭で私から『一部オフレコの部分もある』と言い、細野からも「ここはオフレコで」と言ったが、とくに反論や意見はなかった。終わった後で長谷川さんからも反論や意見はなかった。それなのにネットで書いたのは、どういう判断なのか。そちらはそういう会社なんですね。信頼関係が崩れている。とても信頼できない。これからは、そういう前提で対応を考えさせてもらう」

「対応を考えさせてもらう、というのは、どういう意味か」

「こちらは信頼できないと言っている。どうするかは、そちらの判断だ」

「分かりました。ありがとうございました。あなたから、そういう電話があった件もまた書かせてもらう」

「ちょっと待ってください。どういうつもりか」

「忙しいので、これで失礼する」

 以上である。ほんの2、3分の会話だ。

 官僚はこのようにマスコミと困った事態になると、記者当人ではなく「上司」に文句を言ってくる。たいていの記者は上司から注意されると出世に響くと思って、口をつぐんでしまう。「記者もサラリーマン」という弱みにつけ込んだ「恫喝」である。

 本人との直接対決はできるだけ避けようとする。直接対決すると新たな接触が、またネタになる可能性がある。「もしかすると、また書かれてしまうかもしれない」と考えて、リスクを最小化するのである。まったく卑しい手口である。

 そういう事情なので、相手は初めから私とまともに議論するつもりはない。「脅せば十分」という話である。
「オフレコ」という情報操作の手口

 ここでは問題の本質である「官僚のオフレコ話」について書いておこう。

 記事について、元官僚で現在、ある大学教授の方もツイッターで「私も官僚時代はよくオフレコで話をした。これは信義則違反ではないか」という「つぶやき」を記している。官僚にとって「オフレコ」というのは極めて重要なマスコミ操作の手段になっている。だから、記者のオフレコ破りは官僚にとって無視できない重要事なのだ。

 官僚は記者クラブの会見などで「ここはオフレコだが」と前置きして、ちょっとした背景説明とか裏話を披露する。マスコミに書いてもらいたくないからではない。まったく逆で、実は自分の正体は明かさずに、マスコミにぜひ広めてもらいたいのだ。

 背景説明とは、簡単に言えば官僚が世間に広めたい一定の「相場観や理解の仕方」と考えればいい。たとえば官僚に都合のいい解釈や政治家の悪口話、ほめ言葉などだ。

 「あの人は政策通」とか「あの人は官僚を使いこなせない」とかいった話がよくマスコミに出るだろう。それはたいてい、官僚の話が出所になっている。

 記者のほうは、そういう話を聞くと、なにか秘密の話を聞いたような気になって、知らず知らずのうちに官僚の相場観に染み込まされていく。それがオフレコの狙いである。

 だから、官僚が「ここはオフレコで」といったときこそ、本当は記者が官僚の狙いに気づかなければいけない。今回の例で言えば、細野長官の狙いは二つ考えられる。

 まず「枝野長官の『債権放棄話』などとんでもない」という相場観を記者に染み込ませたかった。「霞が関は絶対、受け入れない」という相場観である。これが一つ。もう一つは本当に枝野発言に頭に来ていて、枝野の評判を落としたかった。これが二つ目だ。私はおそらく二つ目の思惑がより大きかったと思う。枝野が邪魔者になってきたのだ。

 枝野発言はその限りでは「もっともな話」であり、今回は細野たち官僚の相場観と世間の相場観があまりにかけ離れていた。今回のオフレコ話は、それくらい経産省という役所がダメになっている証拠でもある。
「オフレコ破り」をつるしあげる記者クラブの記者

 では、論説懇のオフレコ破りは許されるのか。

 私は基本的に大勢の記者が参加した場で「オフレコ」はあり得ない、と思っている。

 官僚1人に対して記者数十人では、だれかがどこかで喋ったり記事にすることは十分にあり得る。官僚はそんな可能性はとっくに承知していて、書かれることを前提に喋っている。ただし、絶対匿名で。相場観を広めることが狙いだから、自分の正体が明かされては元も子もない。

 私はそんな相場操縦を狙った官僚の手伝いをする「ポチ」ではない。重要局面で官僚の立場と基本的発想、狙いを書くのは大事な仕事の一部と思っている。今回はオフレコ話に経産省・資源エネルギー庁の考え方が象徴的に出ていた。だから書いた。当たり前だ。

 論説懇は記者クラブでもない。役所が記者に呼びかけて開いた「政策説明会」のようなものだ。記者クラブだと、オフレコ破りした記者はしばしば、他のクラブ記者からつるし上げられたりするので書けなかったりする。記者クラブのもっとも悪い面である。

 だからといって、私がオフレコに応じないというわけでもない。基本的に1対1で、しかも十分に信頼に値する相手なら応じる場合はある。1対1でなければ、自分と情報源以外の第三者によって情報が外に漏れる可能性があるので、意味がない。先に言ったとおりだ。

 だいたい数十人もの記者を相手に、初めから「信頼関係」うんぬんを持ち出すほうがおかしい。自分たちが「ここはオフレコ」といえば、記者がみなその通り、黙って従うとでも思っているのだろうか。そうだとすれば、記者もよほど官僚になめられたものだ。

 残念ながら、なめられ切ってしまったのが現状である。この件は面白いテーマなので、折に触れてまた続報を書くことにしよう。

(文中敬称略)  

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コメント
01. 2011年5月17日 16:04:15: 37CfdAJ7Hg
>オフレコ発言を14日付けの当コラムで紹介した。
つまり長谷川幸洋はオフレコだと認識した上で、金儲けのために公開して書いたというわけだ。

最低の行為だ。

人と人との信義を金で売ったわけで、売られた人間が長谷川を信用しなくなるのは当然のこと。

この一件で長谷川を信用するのは危険ということが、知れ渡ったわけだ。
今後長谷川が入手できる情報は限られたものになるだろう。





02. 2011年5月17日 16:42:45: beQiOMZZVw
01>
お前みたいなバカ犬がいるから、日本の報道は狂ってきたのだ

官僚のポチで、餌でももらって、卑屈にこそこそしていろ!

自分が腐れ犬だからといって、自分の腐臭をまき散らかすな!

腐れ犬の飼い主きどりの官僚は

国家の堕落の責任を取れ!



03. 2011年5月17日 16:43:29: VhVPyke9Vs
>01
そんなにくやしいか。

04. 2011年5月17日 16:56:35: EGhwZ1aSoE
01は、官僚の犬か?
この件では、長谷川氏を全面的に支持する。

官僚の恫喝に屈せず、がんばってほしい。

こういう官僚の恫喝に屈しないマスコミ人がどんどん増えて欲しい。

ジャーナリスト魂がわずかでもあるなら、
大メディアの記者は、長谷川氏を見習って欲しい。


05. 2011年5月17日 16:58:36: EGhwZ1aSoE
01=37CfdAJ7Hg の他の投稿を見る限り、官僚(検察官僚)の犬で、反小沢だな。

06. 2011年5月17日 16:59:05: EszHBBNJY2
腐れ官僚に負けるな!
長谷川 幸洋氏 がんばってくれ!

味方が増えている。



07. 2011年5月17日 17:33:33: iswMqnXGjg
 長谷川幸洋氏、グッジョブ! 頑張ってください。
 オフレコなんか関係ない。どんどん暴露してください。
 それで圧力や被害を被ったら、それも公開してください。
 長谷川氏が所属する東京新聞も、3.11以降、特に「こちら特報部」で秀逸な記事を連発している。頑張ってほしい。
 

08. 2011年5月17日 17:42:39: DyXm8VR90c
ネットで広がった以上は
もう遅い
経産省の優秀な【成田達治】大臣官房広報室長の名前をしっかり
覚えておきましょう。

さらし首にして。


09. 2011年5月17日 17:42:47: QmyrjoZuIs
>>01よ
お前のようなのが居るからマスゴミと云われるのだ。
腐った悪臭を放つ官僚との談合をして恥ずかしくないのか?
尤も恥ずかしかったらこんな所に出てこないだろう。
二度と出て来るな!

10. 2011年5月17日 17:51:28: 1bI51T5To6
長谷川幸洋さんありがとうございます。
こうして官僚が記者を脅しているんだとわかりました。
官僚は日本のガンだ。

11. 2011年5月17日 18:39:25: 1ymXkUhGHw
01,おまえ 日本人か。
去れ、アホが

12. 2011年5月17日 18:46:10: esmsVHFkrM
01は官僚のポチというより本当に官僚なんじゃないのか。
ヤフーコメでの不思議な現象について知っているか。

普段あそこはネトウヨだらけでどんな話題であろうと良くこれだけ悪口が叩けるものだと思うほど「意地悪」な連中ばかりなわけだが、話題が公務員の給与引き下げ問題(最近では例の10%引き下げ)になると、とたんに「公務員はかわいそうだ」とか「それは不当だ」とか「優しい」人たちばかりになってしまう。

今時、公務員に「優しい」人たちって公務員自身しかいないわけだし、話題によってコメするメンバーが急に変わるわけはないから、同じ人たちがやっていると言うことで、つまりなんとネトウヨは公務員だったわけだ。(ちなみにこの公務員に「優しい」人たちは、コメ分量的に大体8割なので、ヤフーコメの場合はそのときの投稿人数の8割がコメ中の全国の公務員の数となる)

と言うわけで、公務員は暇なのをいいことに日夜ネットでコメしまくっている。

01は小沢嫌いなんだし、実際公務員で、特にこのネタに死活的関心を持つ官僚であることは十分ありうる。


13. 2011年5月17日 18:54:58: djcL9TMkKQ

マスメディアで唯一信用できる
東京新聞の論説委員
「長谷川幸洋」さん

圧力に負けず、頑張ってください。


14. 2011年5月17日 19:00:05: Mzuk7nNvWk
こういう記事を紹介すると、直ぐ01のようなのが引っかかってくるのが半ば楽しみになりつつある。
必ず誰よりも早くコメントする。
必ず本文から少し引用し、官僚的な価値観で趣旨をすり替え罵倒する。

これは最早、所謂「工作員」の所業。

今回もこのお仕事だけはきちんとされていますな。
それにしても、「工作員」のお仕事って、あなたもこれでお金もらっているの。



15. okonomono 2011年5月17日 19:00:14: ufgCmUGS6CG6M : aXuxOwT8q2
初歩的で恐縮だが、高級官僚の細野哲弘(資源エネルギー庁長官)を、民主党の細野豪志(内閣総理大臣補佐官)と混同しかけた。庁の長官というのは官僚ポストなのか。フムフム。
この記事もおもしろかったが、そのきっかけになった長谷川幸洋氏の前の記事も参考になった。

「被害の全容がはっきりしていない現段階で、[東京電力を]法的整理してしまうと、その時点で債権債務が確定してしまい、その後、新たに被災者は賠償債権を請求できなくなってしまう」という、べつな官僚の言い分からは、どのようなロジックで官僚が政策を主導しているのかがうかがわれて、興味深い。

「「銀行は東電の債権放棄を」枝野発言に資源エネ庁長官が「オフレコ」で漏らした国民より銀行、株主という本音」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4911


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