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徽宗皇帝のブログ

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リビアでこの前起きたこと、シリアで今起きていること
ROCKWAY EXPRESSから管理人氏のコメントを転載。コメントの元になった海外記事は割愛する。コメント部分だけでそれは推測できるだろう。
シリア「民主化」がまたしても欧米による侵略であり国家主権侵害であることは明白だが、こうした「内部からの破壊活動」はマスコミの利用によってその真実が隠されている。
さらに、今日の「マスコミに載らない海外記事」に書かれているようにアムネスティやヒューマンライツウォッチなどの「人権擁護団体」などもこうした帝国主義拡大戦争に側面から協力している。つまり、「侵略された側」の国々では人権抑圧がされているから、反政府活動をする側に正義はある、というプロパガンダをそうした「NGO」たちが行って世界の世論を形成するわけだ。
悲しいのは、そうした見え見えの宣伝活動に手もなく騙される大衆が無数に存在することである。人権擁護団体だと当人たちが名乗れば、本当にそうだと信じる人間があまりに多い。そうした信じやすい善人たちによって世界は地獄へと向かっていくのである。これが「地獄への道は善意で舗装されている」ということだろう。


(以下引用)


◆2月25日

 シリアのホムスの一画に陣取る反乱勢力は、その拠点に通じるすべての道路沿いに最新兵器のミラン対戦車ミサイルを設置し、接近するシリア政府軍の装甲車を破壊するので、シリア政府軍はそのミラン発射地点攻撃に多連装ロケット砲を使用したという。

 これが最近のニュースにある、シリアで犠牲者が多くでている、ということの真相のようだ。

 さて、これで、シリアの実態は、「平和的改革を求めるデモ」に政府が無慈悲な血の弾圧をしている、という世界の大手主流メディアが言ってきた内容とは大きく異なり、シリア政府軍が対峙しているのは、対戦車ミサイルを装備している準軍事組織であることがより一層明瞭になったと思われる。

 そして、このような最新兵器を装備できる、ということはそのような兵器や資金を供給している存在がある、ということであり、いままでこのブログで指摘したきたこと、つまり外国勢力がシリアの現体制に不満を持つ分子らに武器と資金を供給してきている、と指摘してきたことがますます真実であることがはっきりしてきたことになる。

 彼らが去年の3月あたりから、まず武装テロ活動を行い、多くの警察官や国境警備隊員、一般市民が殺害され、その鎮圧のためにシリア軍が出動し治安活動を進めてきたのであるが、世界の大手メディアは、これをアサド政権が平和的デモに対して血の弾圧をしてきた、とこの一年近く喧伝してきたのである。日本のメディアはそれを鵜呑みにして繰り返してきただけである。

 これに対してロシアはこのブログで何回も指摘したように、断固としてそのような理不尽な言いがかりによるシリアに対する「国際社会」からの制裁に反対し、かつ、もしもその「国際社会」がシリアに対する軍事介入をするならば、軍事的にシリアを防衛する、と明言している。

 そもそももしもシリアで起きているのが、あのチュニジアやエジプトのような真に大衆による民主化を求めるデモによる運動であるならば、チュニジアやエジプトが数か月で政権交代したように、シリアでもそうなっておかしくないはずであるが、一年近くたって今も、わずかにホムス市の一画であるバブアムル地区にのみ、反乱の動きがあるだけで、シリア全土は単発的な爆弾テロとかゲリラ的攻撃による犠牲者が時に出ても、総じて穏やかなままなのは、どういうわけか、となるのである。

 ようするにシリアで起きていることは、一部の過激派の反政府分子が外国からの援助を受けて反乱を起こしている、ということであり、一般のシリア人は全般的には現政府を支持し、アサド政権の掲げる改革を外国の干渉なしに進めたい、と考えているのである。

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