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徽宗皇帝のブログ

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危機における行動の品格
「毎日jp」より転載。
日本人は大人しくて権威に盲従しやすい反面、無邪気で真面目で善良な人間も庶民には多い。それこそが日本人のいいところであり、エゴイズムを基本とする個人主義の西洋文明には真似できないところである。つまり、道徳性で文明のレベルをはかるなら、世界でもかなり上位に位置する国だと言えよう。それが明治維新後の脱亜入欧政策で精神的にも西洋化し、拝金主義と物質主義に毒されてしまったのだが、このような危機に際しては本来の日本人の遺伝子が働くようだ。
こうして他国から称賛されると、それが自分の行為ではなくても、同じ日本人であるというだけで誇らしく嬉しくなる。


(以下引用)



東日本大震災:中国のネット 日本人の対応「冷静」と絶賛

駅構内で一夜を過ごし、運転再開を待つ人たち=JR東京駅で2011年3月12日午前7時、梅田麻衣子撮影 地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。

 短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。

 この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。

 湖南省から東京に留学し、日本語学習中に地震に遭った中国紙、瀟湘晨報の中国人記者は、日本語教師が学生を避難誘導、「教師は最後に電源を切って退避した」と落ち着いた対応を称賛。ネット上に掲載された記事には「日本人のマナーは世界一」「人類で最高の先進性が日本にある」などの書き込みが相次いだ。

 「日本の学校は避難所だが、中国の学校は地獄だ」といった中国政府や中国人の対応を批判する書き込みも。2008年5月の四川大地震では、耐震性の低い校舎が多数倒壊、5000人を超える子どもが死亡。生徒を置き去りにし、真っ先に逃げた教師が批判された。

 東日本大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで、東京の街頭で避難する日本人のマナーの良さを紹介した。(北京・共同)

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