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徽宗皇帝のブログ

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原発は日本国民の背中に乗った「おんぶお化け」
「ヤフーニュース」から転載。
飯山一郎翁のいわゆる「廃炉ビジネス」に税金をプレゼントするわけだが、噂では、「凍土遮水壁」は米国の軍事関連会社「ベクテル」が特許を持っているそうだから、相当高く吹っ掛けられそうである。「アルプス」は、おそらくフランスの「アレバ」あたりかと思ったが、調べてみると東芝であった。(引用2参照)確か東芝は原発メーカーでもあったと記憶しているが、原発建設で儲け、原発事故でも大儲け、というわけだ。
「凍土遮水壁」となると、永遠に「凍土」を維持する費用がかかってくるわけで、その分の電力費用を考えても、かなり首をかしげたくなる手法である。(引用3参照)管理会社に大金が恒常的に入ってくる、というのがこの手法を採用する真の目的だろう。
こうしていろいろやっている「ふり」はしても、汚染水は結局「放出やむなし」だという逃げを最初から打っているし。(引用4参照)
まったく、原発という代物は「作って儲け」「壊して儲け」で、その金は税金や電力料金で国民が全部負担してくれる。実においしいビジネスである。

「おんぶお化け」は水木しげるの漫画にも出てきたと思うが、確か「ユリシーズ」か何かにも「海の老人」として出てきたと思う。甘言で相手におんぶして貰い、一度背中に乗ったら絶対に降りない、という厄介なお化けである。





(以下引用)

<汚染水漏れ>国費、数百億円投入へ 経産相が言及
毎日新聞 9月2日(月)23時41分配信

茂木敏充経産相=中村藍撮影

 茂木敏充経済産業相は2日、東京電力福島第1原発での高濃度汚染水漏れの対策として、数百億円の国費を投入する考えを示した。原子炉建屋周辺の土壌を凍らせて地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」の設置にかかる費用については国が全額負担し、汚染水から放射性物質を取り除く除去装置「アルプス」の性能向上にも国費を投入する方針だ。

【汚染水漏れの原因はこれ?】「タンク、金かけず作った」協力会社会長証言

 同日のBSフジの番組で発言した。茂木経産相は「緊急性が高いもの、技術的に難しいものについては、国が予算措置をする」と述べ、支援の必要性が高い事業について国費を投入する方針を改めて表明。具体的な事業として凍土遮水壁と高性能アルプスの開発を挙げ「総事業費は合わせて数百億円のオーダーになると思う」と述べた。必要な費用をできるだけ早く見積もり、今年度予算で計上している予備費(約3500億円)を積極的に使って事業を早期に進めていきたい考えだ。この他にも、今後廃炉や汚染水対策で緊急性を要すると判断したものについては、積極的に国費で対応していく考えを示した。

 政府は3日に開く原子力災害対策本部会議で深刻化する汚染水漏れ問題への基本方針と総合的な対策を示す方針。国費投入を明確化することで、国が前面に出て対策に当たる姿勢を強調したい考えだ。【大久保渉】


(引用2)*引用元は失念。



土壌セシウム95%除去、汚水一括処理 除染技術、進む高度化
2012.9.24 22:44 (1/2ページ)[放射能漏れ]

 東京電力福島第1原子力発電所事故で飛び散った放射性物質を取り除く技術開発が、国内企業で急速に進んでいる。東芝は汚染された水から62種類の放射性物質を取り除くことができる装置を開発し、中堅ゼネコンの前田建設工業は土壌のセシウムを95%以上取り除けるプラントの実用化を目指す。いずれの技術も放射線量を大幅に下げられるため、福島第1原発の廃炉や汚染土壌の効率的な除染に役立ちそうだ。
 福島第1原発の敷地内には現在、高濃度放射性物質を含む汚染水が約20万トン程度あり、廃炉作業の大きな弊害となっている。増え続ける汚染水を効率的に処理する装置が、原発メーカー大手の東芝が開発した「多核種除去設備(アルプス)」だ。
 装置は活性炭や樹脂などの特殊な吸着剤を使い、重金属や放射性物質を取り除く仕組み。同原発内では、汚染水からセシウムを取り除く同社製の処理装置「サリー」が稼働中だが、アルプスは、ストロンチウムやヨウ素などの放射性物質も除去し、海に流しても問題のない「法定濃度以下」までに下げられる。
 月内にも試験稼働を開始する予定。1日当たり500トンを処理することで「原発内の汚染水を400日で処理できる」(東芝)としている。


(引用3)「ブルームバーグ」から転載。


福島第一原発汚染水対策に凍土遮水壁-完成は15年


  8月14日(ブルームバーグ):東京電力 福島第一原子力発電所の汚染水対策として「凍土遮水壁」が浮上している。地中にパイプで冷却剤を通す方法は1860年代に炭鉱で使われ始めた伝統工法。しかし、完成は2015年で、どれぐらいの費用がかかるのか算定もこれからだ。
経産省資源エネルギー庁の試算によると、福島第一原発からは人体に有害な放射性物質トリチウム、ストロンチウムなどを含んだ汚染水が少なくとも毎日300トン、海に流出している。東電は汚染水対策で常に後手に回り、選択肢も尽きていることから、安倍晋三首相は先週、「汚染水対策は喫緊の課題」として国が対策の前面に出る方針を表明した。経産省は凍土遮水壁について、14年度の予算請求を検討している。
凍土請負業者アークティック・ファウンデーションズ(米アラスカ州)によると、凍土遮水壁は核兵器用のプルトニウムを製造していた米テネシー州のオークリッジ国立研究所で使用された実績がある。
凍土の専門業者モアトレンチ(米ニュージャージー州)のエグゼクティブ・バイスプレジデント、ジョセフ・ソプコ氏は「本当に効果がある唯一の手段であることがしばしばある。ほかに有効な手段がなければ、凍土に飛びつくしかない」と述べた。  
実現性は不明
福島第一原発で検討されている凍土遮水壁は全長1.4キロメートルで、完成すれば世界最長。福島第一原発を手掛けた鹿島建設 が14年3月31日までに計画調査を完了することになっている。
計画によると、地中20-40メートルに約1メートル間隔で垂直パイプを埋め、現場の冷凍設備で作った冷却剤を循環させる。これによって凍土壁を作り汚染水の流出水を防ぐ。15年7月から約6年間、土を凍らせる。
チャルノブイリや福島の原発事故を調査しているエネルギー・防衛問題コンサルタント、リチャード・マクファーソン氏は「凍土は請負業者にとって金のなる木だ。地下を凍らせておくだけのエネルギーは無駄になる」と指摘した。
鹿島建設はブルームバーグの取材要請に対し、実証実験についての事業計画が未決定の段階であるとして「これから資源エネルギー庁と詳細な協議を進めていく」と述べるにとどめた。
モアトレンチのソプコ氏によると、凍土はトンネル建設などの一時的な補強工事として一般的に使われている。例としてはニューヨーク2番街の地下鉄、マイアミ港トンネルを挙げた。
菅義偉官房長官は7日の記者会見で、福島第一原発の汚染水対策について「世界に例を見ない大規模なもので、国が一歩前に出る必要がある」と述べた。
原題:Ice Wall Idea Studied to Halt Radioactive Water in Japan:Energy(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Tokyo Jacob Adelman jadelman1@bloomberg.net;Tokyo Chisaki Watanabe cwatanabe5@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jason Rogers jrogers73@bloomberg.net
更新日時: 2013/08/14 09:57 JST




(引用4)「阿修羅」より。



田中委員長「汚染水放出やむなし」 村田元大使「日本だけでは解決できない」
http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007830
2013年9月2日 20:04 田中龍作ジャーナル

 原子力規制委員会の田中俊一委員長がきょう、日本外国特派員協会で記者会見を持った。田中委員長は「汚染水の放出もやむなし」とする持論を繰り返した。こうしたなか、元スイス大使の村田光平氏が「一国家だけでは解決できないことを世界に訴えるべきだ」と迫った。
 「今回の記者会見は(7月から施行された原発の)新規制基準の内容を説明するはずだったが、東電福島第一原発からの汚染水漏出問題が世界の関心を集めているため、この問題について答えることになった」。田中委員長は冒頭こう切り出した。
 「福島第一原発は現在も不安定な状況にある。事故は収束した段階ではない。今後ともさまざまなことが起こりうる状態」。田中委員長は規制行政のトップとして、民主党政権時に出された「収束宣言」を否定した。
 汚染水問題については次のように述べた。「地下水の流入を止めながらALPS(多核種除去設備)を使って堅牢なタンクに保管するが、濃度を基準値以下にして汚染水を放出することは必要かもしれない」。
 田中委員長は過去に原子力規制委員会の定例記者会見で「基準値以下の汚染水を海に放出するのはやむをえない」と述べて物議を醸したことがある。
 きょうの会見では「基準値を超える物は出させない」と強調したうえで「世界の原子力施設からは放射性物質が通常の場合でも排出されている」と話した。
 一方で田中委員長は「(猛毒の放射性物質)トリチウムはALPSでは減らせない」とも明らかにした。タンクからの汚染漏れについては「外国から見れば監督十分ではなかった」と神妙な面持ちで語った。
 
 「4号機の核燃料棒取り出しで最悪のシナリオは何か?」「作業員の被ばくはどうなっているのか?」などきわどい質問には答えなかった。

(以下略)





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