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徽宗皇帝のブログ

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原発アパシー(無関心状態)に向かう日本人
「NHKニュースウェブ」から転載。直接には「東海アマ」ツィッターで知った記事である。
原発関連の記事にはほとんどの人がもはや不感症になっていて、聞いても何も感じないだろうし、あるいは放射能と共に生きる覚悟をしているかもしれない。だが、それは大人の話であって、子供の未来を大人が無責任に扱うわけにはいかないだろう。

下記記事の「専門家」の発言、「微量なので、健康に影響が出るとは考えにくい」は、おそらく何の根拠もない発言だと私は考えている。日本に放射能研究のデータがどれくらいあるというのか。
戦後に広島・長崎でデータが集められたにしても、不完全なデータであったはずだ。そもそも、生きるのに精いっぱいだったあの当時に、子供の放射能被害の研究がどの程度行われたか疑問である。
彼ら「専門家」は、「国の放射能基準がこうだから、その基準値を下回っていれば問題ない」という程度の判断しかしていないはずだ。ところが、その「基準値」が福島原発事故直後に大幅に上方修正されたのである。そんな「基準値」に何の正当性があるだろうか。
甲状腺から放射線が検出された子供はすでに「内部被曝」をしているわけであり、内部被曝は外部被曝の何十倍何百倍の危険性がある、と私は理解している。チェルノブイリ原発事故でも子供の甲状腺から放射能が検出された例が多く、それらの子供たちはのちに甲状腺の手術を必要とした。
福島原発周辺の若者や子供たち(子供を持った親)はやはり他県への移住を決断するべきだろう。

「嘘も百回言えば真実になる」と並ぶ人民支配の原理は「人の噂も七十五日」である。あまりに同じような話ばかり聞かされるとうんざりしてきて、どうでもよくなるのだ。3.11直後は社会批判の記事や政治批判の記事でにぎわっていた各種ブログも、最近は下火になりつつあるという印象を私は受けている。
日本人はもともと持続力に乏しい民族である。すべてを「水に流す」のが好きなのだ。
怒りを持続すること、戦いの気力を持続すること、それがこれからは大事になってくるだろう。




(以下引用)



子どもの甲状腺から放射線検出
8月13日 16時48分

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、福島県内の1000人以上の子どもの甲状腺を調べたところ、およそ半数から放射性ヨウ素による放射線が検出されたことが分かりました。専門家は「微量なので、健康に影響が出るとは考えにくいが、念のため継続的な健康管理が必要だ」としています。

この調査結果は、13日、東京で開かれた日本小児科学会で、広島大学の田代聡教授が報告しました。田代教授らのグループは、国の対策本部の依頼を受けて、今年3月下旬、福島県いわき市や飯舘村などで、1149人の子どもを対象に甲状腺への被ばく量を調べる検査を行いました。その結果、およそ半数の子どもの甲状腺から放射性ヨウ素による放射線が検出されたということです。田代教授によりますと、甲状腺への被ばく量は100ミリシーベルト以上に達した場合に健康に影響が出るとされています。しかし、今回検出された放射線から換算される甲状腺への被ばく量は、子どもへの影響を最大限に考慮しても、最も多い人で35ミリシーベルトで、「健康に影響が出る値ではない」ということです。田代教授は「微量なので将来、甲状腺がんが増えるとは考えにくいが、万が一の場合にも対応できるよう継続的な健康管理が必要だ」と話しています。検査の結果は、来週以降、国の対策本部から子どもや保護者に通知されることになっています。

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