忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

天井桟敷で世界を見る
「スロウ忍ブログ」から転載。
リビアの次はイランが英米シオニストの標的かと思われたが、シリアが先のようだ。で、ロシアがシリアを援護するという面白い状況になっているようである。そしてイランは南米の「反アメリカ連合」との連帯を強化しつつあるようで、世界情勢は非常に面白い。
資本主義国家への移行を推進しつつある中国はどちらに付くだろうか。
少なくとも、現在の世界で英米帝国主義国家の横暴に立ち向かえるのは「元社会主義国家」のロシアと中国だけではないだろうか。もちろん、「世界政治は複雑怪奇」であるから、味方と思われていたのが敵、敵と思われていたのが背後で手を結んでいるというのはよくある話である。
人民の情報源が表ジャーナリズムだけだった時代には世界中が政府の「公式声明」や情報操作で簡単に騙されていたわけだが、インターネットの時代には(もちろんそこにも捏造情報や糞情報はゴマンとあるのだが)真実を隠すことが難しくなっている。だから世界政治支配者は9.11のような粗雑な自作自演劇で世界政治を強引に動かすようになってきたのである。だが、そうしたやり方がいつまでも通用するとは私は思わない。近いうちに、世界政治の変革が来ると思っている。欧米の国家指導者(まあ、操り人形だ)を資本家が背後から操ることで政治が簡単に操作できた時代はやがて終わるだろう。
その変革の波は南米の「反アメリカ連合」と中国、ロシアによってもたらされる予感がある。
しかし、そのような「上の世界の話」とは別に、世界を下から変えるのが「民衆知」であり、民衆の政治知識水準が急激に上昇したのがこの10年である。無数のブログや掲示板での意見表明や意見交換は「民衆知」の向上に大きく寄与しているはずだ。
一部の人間だけの「政治談話室」にすぎなかった「阿修羅」などに「普通の人間」が読者や投稿者としてたくさん参加するようになったのも、その現れの一つである。今では新聞やテレビなどの「表ジャーナリズム」を信じる人間は過去の遺物になりつつある。

(以下引用)

2012年01月08日
シリア西部タルトスのロシア海軍基地にロシア艦隊が入港。イランやシリアに謀計を巡らす米英仏への牽制か。
シリア国営通信は本日(2012年1月8日)、シリア西部の地中海岸タルトスのロシア海軍基地に、空母等複数の艦船からなるロシア艦隊が入港したと伝えた様だ。

シリアと友好関係にあるロシアは依然、アサド政権支持の姿勢を示しており、反政府勢力を煽る米国やフランス、トルコ等を牽制する狙いがあると見られる。

http://www.asahi.com/international/update/0108/TKY201201080183.html
ロシア艦隊がシリア基地入港 アサド政権支持示す

 シリア国営通信などは8日、同国西部の地中海岸タルトスのロシア海軍基地に、空母など複数の艦船からなるロシア艦隊が入港したと伝えた。6日間ほど寄港するという。ロシアが改めてアサド政権支持の姿勢を示し、政権打倒に傾く米仏やトルコなどを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 ロシアは旧ソ連時代からシリアと友好関係にあり、タルトスの基地はロシアが地中海で持つ唯一の基地だ。反体制デモでアサド政権が倒れて基地を失えば、世界戦略に大きな影響が出るため、ロシアは同政権への支持を続けている。(ダマスカス=貫洞欣寛)


此のロシア艦隊の動きは恐らく、シリア支援という意味の他にも、米英帝勢力と一触即発の事態にあるイランを支援するという意味もあるのだろう。

2012年01月06日
EUによるイラン産原油禁輸の経済制裁に対してイランがホルムズ海峡を封鎖した場合、軍事攻撃も辞さないとハモンド英国防相が表明。
http://surouninja.seesaa.net/article/244630687.html

2012年01月04日
イラン軍のサレヒ司令官が、ペルシャ湾から一時的に湾外へ移動している米海軍第5艦隊空母「ジョン・C・ステニス」に対し、同湾へ再び戻らないよう警告。米国側は其の警告を撥ね付ける方針。
http://surouninja.seesaa.net/article/244245498.html

2012年01月02日
イラン当局が核燃料棒の独自開発に成功。イランの目指す核燃料サイクルの完全国産化に近付く。
http://surouninja.seesaa.net/article/243885364.html

イランのアバシ原子力庁長官は本日(2012年1月8日)、テヘラン南方のコム郊外フォルドウの地下に建設中のウラン濃縮施設が近く本格稼働する見通しであることを表明しており、此れは米英による軍事介入の口実にされても不思議ではない。

丁度本日(2012年1月8日)から中南米の反米諸国(ベネズエラ、ニカラグア、キューバ等)への歴訪を開始したアフマディネジャド大統領は、其れを見越して動いているのかも知れないね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120108-00000544-san-int
イランが地下ウラン濃縮施設が近く稼働と発表 欧米の反発必至 

産経新聞 1月8日(日)19時17分配信
 【カイロ=大内清】イランからの報道によると、同国のアバシ原子力庁長官は8日、首都テヘラン南方のコム郊外フォルドウの地下に建設中のウラン濃縮施設が近く本格稼働する見通しだと述べた。一方、AP通信によると、同国の保守系紙ケイハンは8日、同施設ですでにウラン濃縮が始まったと報じた。

 フォルドウの施設は、イスラエルなどからの攻撃に備え、中部ナタンツの濃縮ウラン製造機能の一部を移転して建設されているもので、イランの核兵器開発を疑う米欧や国際原子力機関(IAEA)が建設中止を求めていた。イランが今後、同施設での濃縮活動を本格化させれば、国際社会との対立がさらに深まるのは必至だ。

 同長官は、フォルドウでは「(濃縮度が)20%、3・5%、4%の濃縮ウランが製造可能だ」と語った。

 一方、イランのアフマディネジャド大統領は8日、ベネズエラやニカラグア、キューバなど反米路線を掲げる中南米諸国の歴訪を始めた。欧州連合(EU)が対イラン制裁の一環として同国産原油の禁輸で合意するなど米欧からの圧力が強まる中、共闘関係を確認する狙いがあるとみられる。


拍手

PR

コメント

コメントを書く