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徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

情報操作の教科書
LEGACY OF ASHESという、いわゆる「陰謀論」(井口博士が言うように「陰謀論」は当事者への悪印象を与えるためのレッテル言葉であり、本当は「陰謀暴露論」と言うべきだろう。)のブログから転載。
少し長いし、訳文は生硬だが、これをもう少し読みやすい文章にすれば、全国民必読の内容である。メディア・リテラシーを学校教育の一つに入れるなら、その基本テキストになりそうだ。
ついでに、共同通信とは何かについての文章も附録につけておく。日本のマスコミは共同通信と時事通信からニュース提供を受けて、ほとんど同一の記事を書いているのだから、自社の記者を高給で雇う必要など本当はないのである。まあ、スポーツ記事の記者くらいに存在価値があるくらいか。私の女房はスポーツ記事などまったく読まず、新聞から削除すべきだという意見だが、私はその反対に、政治記事は不要だから、スポーツ記事を倍に増やせという意見だ。

ところで、「ASH」は物質名詞だから、複数形にはならないのではないだろうか? まあ、私は英語には弱いので、勘違いかもしれないが。

(以下引用)



情報操作の手法


この本はKGBというタイトルでLeninからGorbachevのことが書かれている。著者はChristopher Andrew & Oleg Gordievskyであるが監修をしたのは管理人の友人で元KGB・CIAのアナトリー・ゴリツインであるがその名前は本には出てこない。

1993年5月13日故クリストファー・ストーリーが盟友のアナトリー・ゴリツインから聞いた「KGBの裏側」に関する極秘メモで裏表二枚にぎっしりと書かれている。

映画にもなったスパイもの「フェアウエル事件」

レーガン・ミッテラン協定とレオ・ワンタ事件は映画になることはない

旧ソ連共産党の手法を例に挙げる。なお、これらの手法はソ連共産党に限らず、どのようなグループにおいても用いられ得る。

匿名の権威(ロシア語:Анонимный авторитет)
「消息(信頼すべき)筋によれば…」等のフレーズで始まり、記事の内容に権威を与えることを目的とする。この「筋」の名前は決して明かされることは無い。

日常会話(Будничный рассказ)
暴力、殺人等、人々が否定的に受け取る情報をあたかも日常会話のように記述し、心理的習熟効果を発生させ、反応を麻痺させる。

ハンガー・ストライキ(Голодовка)
本来は抗議手段であるが、現代のハンガー・ストライキはマスコミと密接に連携して行われる。

泥棒捕り(Держи вора)
何らかの事件に対して批判・責任を問われる筈の人物が、他者に先駆けて事件を批判し、国民の怒りを他方向に向けさせる。

撹乱(Забалтывание)
大量の誹謗中傷を流し、事件そのものに対する関心を低下させる。いわゆる情報ノイズ。(管理人注:やっているのはHungarian Black Intelligenceやその下請け)

感情共鳴(Эмоциональный резонанс)
デモや集会等における群集の扇動。群集を理性ではなく、感情レベルで反応させる。

感情整列(эмоциональная подстройка)
一定のシチュエーションを用意して、群集の感情を均一化させる。

ブーメラン効果(Эффект бумеранга)
国家権力により弾圧・迫害されることで、「自由の闘士」というイメージを作り出し、官営マスコミの報道を逆用する。

ハレーション効果(Эффект ореола)
政治家、芸能人等の著名人の横に並ぶことで自分の信用を高める。

一次効果(Эффект первичности)
最初に発信された情報は、後発の情報よりも優先され、信用されやすいという原理に基づく。

プレゼンス効果(Эффект присутствия)
事件現場から発信される情報は、人々に現実のものと受け取られやすい。臨場感を演出するために、しばしば、やらせが行われる。

管理人注:自ら事故現場まで足を運び,庶民の味方であるように装う(平凡化)。 

情報封鎖(Информационная блокада)
軍事行動や刑事事件の際に情報の流通を制限又は停止させる(報道協定など)。情報支配と密接に関係しており、当局の一方的な情報が流される。中国・北朝鮮・ビルマ・イラクでは、国全体に情報封鎖がされている。またサウジアラビアは外国メディアの内政取材を一切許さない。

仲介者の利用(Использование медиаторов)
集団に対して情報操作を行うために、その集団のオピニオン・リーダーに狙いを定めて工作する。しばしば、オピニオン・リーダーは金品等で買収されることもある。

分類表(Классификаторы)
決まりきった単語、フレーズを使用することで、事件がどのようなものなのか分類してしまう。

コメント(Комментарии)
人々を一定の方向に誘導するために、事件に対する解釈を付け加える。

事実確認(Констатация факта)
一面的な事実を提示して、世論を誘導する。

虚偽類似(Ложная аналогия)
世論操作に都合の良い「原因-結果」の因果関係を作り出す。

フィードバック(Обратная связь)
予め特定の結論が得られるような質問を作成しておき、一般の視聴者の回答を受けて、視聴者全体の意見に偽装する。テレビの電話投票やネット投票等。

側面迂回(Обход с фланга)
主題とは無関係な記事の正確性を期して、記事全体の信憑性を高める。真実に紛れれば嘘の信憑性は高まる。

注意転換(Отвлечение внимания)
スローガン等を駆使して、世論の注意を別の方向に向けさせる。

事件の目撃者(Очевидцы" события)
事件の目撃者を証言させ、感情共鳴を引き起こすことを目的とする。目撃者は、しばしば、プロの俳優であることがある。

歴史の書き換え(Переписывание истории)
国家、民族全体に対する長期的な情報操作。

観点の偏り(Перспектива)
紛争の報道において、どちらか一方の主張のみを取り上げ、他者の立場を無視する。いわゆるスピン。

反復(Повторение)
同じフレーズを反復して、人々の記憶に刻み込ませる。嘘も百回言えば真実となる(ヨーゼフ・ゲッベルスの言葉)。

すり替え(Подмена)
否定的な意味を有する言葉を受け入れ易い言葉に置き換える婉曲的手法。たとえば、テロリストはレジスタンスとなり、略奪行為は抗議デモと報道される

半真実(Полуправда)
虚偽の中に一面的な真実を織り交ぜ、記事全体を真実に見せかける。

コントラストの原理(Принцип контраста)
心理的に対照的な刺激を受けると、人間の知覚や認識に対比効果が出る。

観測気球(Пробные шары)
世論の反応を見るため、試験的な報道を流す。

心理的ショック(Психологический шок)
感情共鳴のピークを利用する。生々しい戦災や事件現場の映像が利用される。

格付け(Рейтингование)
例えば、選挙の立候補者の能力や当選の可能性等の格付けを行い、世論を誘導する。

センセーショナリズム(Сенсационность)又は緊急性(срочность)
緊急性を有する事件・事故の報道において、報道を一方的に飲み込ませる。

アクセントの転移(Смещение акцентов)
事実を改編することなく、強調点を転移して事実の意味を変えてしまう。

連想の創出(Создание ассоциаций)
隠喩、比喩を駆使して、敵対者に否定的な印象を与える。

情報の波の創出(Создание информационной волны)
情報の一次波を起こし、不特定多数による大規模な二次波を発生させる。いわゆるブログの炎上。

問題の創出(Создание проблемы)
記事のテーマを指向的に選別して、強調したい問題を提起する。

脅威の創出(Создание угрозы)
敵対者(反対意見)の危険性を強調して、よりましな(当局に好都合な)選択肢を選ばせる。

社会的同意(Социальное одобрение)
社会全体が報道の中の意見に同意しているような印象を与える。逆の手法(社会全体がその意見に不同意)は、社会的不同意。

癒着提案(Сросшиеся предложения)
互いに無関係な情報から一定の意味のある文章を作り上げる。これらの情報は個別的には事実であるが、組み合わせの結果、読者に誤った印象を与える。

予告打撃(Упреждающий удар)
世論の否定的反応を引き起こす政策を採る際、情報を事前にリークし、決定採択時までに世論の関心を低下させる。

毒入りサンドウィッチ(Ядовитый сэндвич)
序文と結論に否定的報道をおいて、肯定的な報道を挟み込み、肯定的な報道の意義を低下させる。逆の手法(肯定的報道で否定的報道を挟み込む)は、砂糖入りサンドウィッチ(Сахарный сэндвич)と呼ばれる。

対処

情報操作に対しては、様々な対抗手段がある。

情報源との意識的遮断
テレビ、新聞等即時性の高い媒体の閲覧を一時的に停止し、書籍のみに目を向けるようにする。停止中は、物事の観察力が向上するが、時事問題に疎くなるという短所がある。

専門的情報源の閲覧
専門的な問題に関しては、その分野の専門家の著作等を読んだ方が良い。ただし、その専門家自身が既に情報操作の影響を受けている可能性もある。

危険性

危険性は大きく分けて情報操作の直接的な影響によるものと間接的な影響によるものに分けられる。

直接の影響

情報操作により誤った結論が導かれ、それに基づいて対象者が行動するというのは、情報操作の一番顕著な影響であり、危険性である。特定集団の利益になるため、情報操作が行われる場合は、より多数の集団の損失を伴うことが多く、情報の検証が欠かせない。しかし情報操作により、常に操作側の意図している通りに対象者が行動するわけではない。対象者の信頼が低い場合、情報操作を常に疑われるため、意図する方向と逆に行動する場合がある。

操作側にも情報操作の危険性が存在する。情報操作に成功したと認識された場合、実際には失敗していても情報操作を続けようとする可能性が高い。現実と内容の乖離が続くと、情報操作側が、操作しているはずの情報を事実だと認識し、行動するようになる場合がある。最終的には、客観的な事実を陰謀や党派的な主張、あるいは差別など主観的な論理から批判するようになる。

間接の影響

情報操作の成功、失敗に関わらず、後の検証で情報操作が発覚した場合には、一般的に操作側に対する信頼性が低下する。失った信頼性を取り戻すのは容易でなく、再度の発覚後は回復に必要な時間は大幅に増加する。このため、常に情報操作を行うのではなく、必要な時だけ行い、それ以外は避けて真実を報道し続けることが最も効果的な情報操作である。

情報操作の対象外である集団から、情報操作を認識することは比較的容易であり、多くの場合は双方に対する信頼性の低下という形で表れる。(以上はWikiより解説・編集)

共同通信社とは?

1901年に設立された「日本広告」と、1906年に設立された「日本電報通信社」が前身(ともに創業者は同じ)。1907年に両者は合併し、広告業とニュース通信業を行うものの、1931年に国策によってニュース通信部門が同盟通信社に譲渡され、広告業のみとなった。しかし同名通信社との縁は続き、戦後に共同通信社、時事通信社に分離したあと、両者は電通の筆頭株主となっている。

このシナリオを書いているのは誰か?

オバマの演説から「忠誠・愛国心」の部分を抜く翻訳をした共同通信

オバマ大統領の演説から「忠誠・愛国心」の部分を抜く翻訳をした共同通信
http://s03.megalodon.jp/2009-0121-1356-44/www.47news.jp/47topics/e/88181.php

われわれの試練は新しいものかもしれない。それに立ち向かう手段も新しいものになるだろう。
しかし、われわれの成功は、勤勉、誠実さ、勇気、そしてフェアプレーにかかっている。
昔から言われていることだが、その価値は本物だ。

原文文章
http://www.nytimes.com/2009/01/20/us/politics/20text-obama.html?pagewanted=3

 Our challenges may be new, the instruments with which we meet them may be new,
 but those values upon which our success depends, honesty and hard work, courage
 and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism -- these things are old.

全文和訳といいながら なぜかloyalty:忠誠 patriotism:愛国心 は消されている。

※ネット上の疑問の声をうけ、その後いつのまにか修正され今は「忠誠・愛国心」も追加されている。
http://www.47news.jp/47topics/e/88181.php
(訂正の説明や謝罪はない)

アメリカに限らずどこの国でも当然のように用いられる「忠誠・愛国心」という言葉を避ける、
ここにもマスコミによる過剰な何かへの配慮が働いている事が伺えます。

発言の一部を削除する手法は常套手段です。

信じる者は救われない

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