マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/01/post-c11642.html
<転載開始>

2023年1月2日
Saker


 ウクライナの戦争を拡大させるためにNATOが懸命に試みているのは確実だ。年末直前、航空宇宙軍の主要なエンゲルス基地に対する二度のドローン攻撃があった。攻撃はそれほど成功しなかったが、弾丸の破片が燃料トラックに当たって爆発し、ロシア人が死んだ。その攻撃の重要性はエンゲルス基地がロシア奥深く位置していることだ。


 その時様々なロシアの国境線警備やロシア国境付近の町に対し色々小攻撃があった。


 そして一日でこれだ。


 ウクライナ無人機がロシア国内のエネルギー施設を攻撃-知事


 そして


 ウクライナ攻撃で多数のロシア兵が死亡-モスクワ



マキイフカへのHIMARS攻撃後、ロシア兵舎に残されたもの



 最初に二番目の見出しを扱おう。まず我々はこれは明らかに戦争法下で妥当な標的だったと言う必要がある。NATOはロシア軍人を攻撃したが、それは完全に合法的標的だ。だがもう少し深く検討すると、我々はHIMARS攻撃が明らかに欧米「志願兵/顧問」、すなわち彼らの制服を脱ぎ、正体を隠したNATO要員に行われたことが分かる。それでも、これは依然ロシア兵士に対する更にもう一つの直接のNATO攻撃だ。


 [補足:これはHIMARSが非常に得意な種類の攻撃だ。脆弱な標的に対する高精度攻撃。HIMARSは射程が非常に長く精度が高いが、弾頭は成功裏に橋や地下壕のような強固な標的を破壊する余りに小さい。HIMARSは特に全面的なアメリカ/NATOのC4Iシステム
に支援され、この場合木造兵舎のようなどんな「弱い」標的に対しても大きな脅威となる]


 NATOが決して何もせず、抵抗せず、反撃せず、決して成功せず、攻撃を受けたロシア人が傷つくと予想しないのは無知な文民だけだと言いたい。戦争の真実は(少なくとも非常に劣った敵に対する反乱鎮圧作戦ではなく本当の戦争では)敵は反撃する。


 だがこれら攻撃、特に(解放前のウクライナ地域のように)ロシア領域を狙った攻撃は一体何だろうか?


 そこで我々は基本的な質問をする必要がある:これら攻撃の狙いは何だろう?


 若干の自明の理から始めよう。


 第一に、これらの攻撃のいずれもこの戦争の実際の進展に相違を生じさせるまい。レバノンあるいはシリアに対するイスラエル攻撃(今日最近の攻撃がシリア人を二人殺害し、施設に損害を与えた)と全く同様。だがシリアに対するイスラエル攻撃は「精神療法的理由」(私が過去何度も説明した)のためだが、エンゲルス基地に対する「自分が実行したと主張しない」ものを含めNATOの攻撃には当てはまらない。


 第二に、多くの人々はこれら攻撃それぞれの後、ロシアがそれに対し何をするのかと思うだろう。前例はバンデラスタンで電灯を消すための口実をロシアに与えたクリミア橋攻撃だ。そしてそう、このような大規模攻撃作戦は数時間/数日で計画し実行するのは不可能だから、それは明らかに単なる口実だ。自明な真実はロシアがクリミア橋攻撃のずっと前に攻撃を浴びせる準備はできていたが、攻撃する口実として(*理由*と比較して)彼らが喜んで攻撃できるようにしたのだ。


 そして、もし皆様がお疑いならロシアは何百というミサイルを巻き込む攻撃を含め日単位で依然このような攻撃をしている!これら続く攻撃は、1)「Ze」がこれら攻撃結果のどんな映像/ビデオも禁止し、2)その本当の規模を報じるのは(ロシアは弾がつきたというものを含め)公式言説を傷つけるから攻撃を欧米メディアはほとんど報じない。


 それでもNATOはただ行動ができるのを示すためには行動しない。これら攻撃の背後には本当の軍の狙いがある。それは(何十何百のロシア・ミサイル攻撃さえ毎日既に行われており)「単に」ロシアを何らかの反撃に駆り立てるためではないはずだ


 戦争は既に続いている、ロシアは非常に長い前線に沿って既に戦っている、ロシア航空宇宙軍はウクライナ全土で既に標的を攻撃しており更に挑発/引き起こすべき何があるのだろう?


 ロシアがまだ実行しておらずロシア参謀本部が明らかに準備している全面的統合兵器作戦があると私は主張したい。そしてこの大攻撃がほとんど起きるのは確実なので、このようなNATO攻撃が影響できる唯一のもの攻撃時期だ。そして、これらNATOの(嫌がらせ)攻撃がロシア攻撃を遅らせられる方法ではないので彼らの唯一の狙いはおそらくそれをより早く起こさせることだろう。


 NATOはなぜもっと後より早いロシア攻撃が必要なのだろう? 全ての他の行動で、アングロ・シオニストはこの戦争をできる限り長く引き延ばそうとしており、すると彼らはなぜロシアを後により、より早く攻撃させたいと望むのだろう?


 なぜならロシア参謀本部が攻撃前に全ての「カモが一線に並ぶ」のを待っているためだ。それでロシアを強制的に時期尚早な攻撃期日に追い込むことで、NATOは実に論理的に、全ての当該「カモ」が「一線に並ぶ」のを防ごうとしているのだ。換言すればNATOは、「最終的に行動する」クレムリンに対する圧力を増すことでロシア参謀本部に選択を許さないようにしようとしているのだ。


 敵を強制的に早まった攻撃に追い込むのは(主導権を掌握して敵に自分のテンポを押しつけるあらゆる取り組みと同様)軍事的に実に合理的だ。


 これら取り組みは下記の連中に大いに支援される。

  • 戦争を理解しない一般人
  • NATOが成功裏にロシアの標的に命中するたびに憤激する子どもじみた連中
  • 「プーチンは弱い/優柔不断/ウブ/お好きな言葉を挿入願いたい」と呪文のように繰り返す欧米の(エセ)「ロシアの友人たち」
  • ロシア一般大衆にFUD(恐れや不確実性や疑念)を広げようとする欧米心理工作員

 これら四集団はまさにアングロ・シオニストがそうして欲しいと願う通りに行動する喧しい連中だ。


 それでこれらNATOの取り組みはどれほど効果的か?


 ここで我々はロシア社会と欧米社会の深い文化の違いに言及する必要がある。大半のロシア人は欧米の人々よりずっと良く戦争を理解している。これは将官から一般人にまで当てはまる。それには多々理由があるが、ごく一部を挙げよう。

  • 多くのロシア人が(基本的、あるいはより高度な)軍事教育を受けている
  • ほぼ全てのロシア人が第二次世界大戦で家族を失い戦争がどれほど醜悪か知っている。
  • 本から映画に至るまでロシア文化にはトム・クランシー風のものでなく本物の戦争話がぎっしり詰まっている。
  • チェチェン共和国、クロアチア、ボスニア、セルビア、ジョージア、シリア、アルメニアや更に遙かに多くの戦争が苦痛を伴う戦争の現実に関しロシア社会を「教育した」。

(エセ)「ロシアの友人たち」の幻覚と異なり、欧米で「ストレリコフ支持者」他のそうしした連中はロシア一般大衆には極めて僅かな牽引力も信頼もない。簡単に言えば彼らは本能的に必要なものは怒りではなく集中だと感じていてロシア人は恐れや不確実性や疑念)を広げる連中より遙かに大いにスロヴィキン(そしてプーチン!)を信頼している。


 結論


 NATOはロシアが計画する日程から「NATO日程」を強いようと本当に激しくロシアに強制しようとしている。「見栄えのための」副次的効果の恩恵は議会の阿呆連中に更に多くの金をアメリカ軍産複合体に投入する理論的根拠を与えることだ。


 ロシアに次善の状態で攻撃を強いても、それは起きるまい。プーチンやショイグのいずれも、ゲラシモフもスロヴィキンも「見栄えのための」行動で感情的に対応するような玉ではない(彼らの表情をご覧願いたい、私は心からそう思う!)。これは参謀本部全員にあてはまる。


 マグレガー氏のように、この春の主要な合同攻撃を主張する人々に私は完全に同意するが、NATOが欲する時ではなく、プーチンがそれを決断した時それが起きるだろう。まさに今ロシアの肉挽き機はウクライナにロシア人がそれを止めるのは本当に意味をなさないような喪失を与えている。だが遅かれ早かれ、これさえも最終的には限界利益になるだろう、その時までにロシア軍(ウクライナの周囲には三つ勢力がある)は訓練され、設備が整っており、攻撃準備ができており完全に準備できている。


 大きな知られざること(我々にとってであって、ロシアはおそらく既に知っている)はこの攻勢が起きた時にNATOが何をするかだ。アメリカ(比較的に言ってだが)「最良の」知性が以下の課題で動いていることは確実だ。いかにして直接そして公式にアメリカを巻き込まずに大陸戦争を引き起こす方法だ。


 私にはこれへの答えがない、皆様の推量も私のものと同じぐらい良いだろう:-)


 何か考えがおありだろうか?


アンドレイ


記事原文のurl:https://thesaker.is/making-sense-of-nato-strikes-against-russia/


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 日本から出て行け番組全く見ない。他の彼の番組も。昔高級官僚に「日本から出て行け」と言われた。
 
 マグレガー氏映像


Two Weeks of Continuous Freezing and Ukraine is Finished 34:59


 今朝の孫崎享氏メルマガ題名


泉健太立民党代表は新年乃木神社参拝。ツイッターで「私は過去の歴史に学ぶし、教訓にもする」と記載。日露戦争をどれだけ学んだか。例「戦費。富田俊基『国債の歴史』、戦費は17.2億円で、1903年度税収の11.7倍。その後困窮の源。かつ満州進出→敗戦の源


 デモクラシータイムス


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