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徽宗皇帝のブログ

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新ドル発行とデフォルト
アメリカのデフォルトはあるのか無いのか判然としないが、米金融機関はデフォルト発生に備えた準備を進めているらしい。
確か昨日10月7日が新ドル発行日だったと思うが(訂正:10月8日、今日であるようだ。)、そのニュースが表マスコミではまったく流れてこない。まあ、アメリカとの時差を考えれば、今日中には新ドルがどういう交換比率で出されたか、判明するだろう。
新ドル発行とデフォルトが関係するかどうかも見物である。デフォルト宣言と同時に、日本や中国が所有する米国債は紙屑になるわけだが、もともと日本が所有する米国債は米国から売却を禁じられているのだから、実は買った時点で紙屑だったと言っていい。つまり、今更デフォルトをしようが、日本には現実的な影響はあまり無い、と私は見ているのだが、甘い見方だろうか。
一部には米国がデフォルトすると預金封鎖が起こり、それは日本でも起こる、という見方もあるが、そちらもどうなのか、よく分からない。まあ、新ドル発行で特に何事も起こらなければ、デフォルトでも何も起こらない、と私は見ている。アメリカは超緊縮財政に追い込まれるだろうが、それも世界にとっては結構な話である。というのは、ネットゲリラ氏も言うように、緊縮財政で一番削減されるのは軍事費だろうし、それによってアメリカが世界で起こしている戦争騒ぎも低減するだろうからだ。もっとも、その分、日本に金を出せ、と迫るのは目に見えているが、安倍政府はそれにどう対応するだろうか。
今日の記事には後で追記するかもしれない。



(以下引用)


米証券業金融市場協会、米国債デフォルトに備え用意進める

2013年 10月 5日 08:29 JST




[ワシントン 4日 ロイター] - 米証券業金融市場協会(SIFMA)のマネジング・ディレクター、ロブ・トゥーミー氏は4日、米国がデフォルト(債務不履行)に陥る公算は小さいとの見方が依然優勢であるものの、米金融機関がデフォルト発生に備えた用意を進めていることを明らかにした。

トゥーミー氏は、米国債がデフォルトに陥った場合でも、取引プラットフォームが取引を処理することができるような方策を策定したと語った。

SIFMAが想定する手順では、米財務省がデフォルトに陥る前日の夜に支払いが1日遅れる旨を発表し、金融機関はそれに基づきシステムの調整を行う。

財務省がデフォルトの発表を怠ると、世界の取引システムは米国債がデフォルトしていないものとみなし処理を続ける。そうなった場合、デフォルトした債券はシステムから消失し、売買、もしくは担保として使用できなくなる。

同氏は記者団との電話会議で「一連の手順が整いつつある」と語った。


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