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徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

日本では組織の上に行くほど馬鹿揃いだ、と勝海舟も言っている
「海を往く者」というブログは、シニカルな文章や頑固な好みが面白くて時々訪問する一つだが、日本の家電の現在の惨敗ぶりについて、私がだいぶ前に言ったのと同趣旨のことを書いている。その記事の一部を転載する。
と言ったところで、実は、ここに書かれたことは、少しでもまともに考える能力のある人間なら10人が10人とも同じ結論になるはずだ。ということは、日本の電機メーカーの経営陣というのは飛びぬけた阿呆が揃っているということになる。
もちろん、大企業の大半は政府と癒着していて、困った時には政府が助けてくれるという状況があって、政府とのパイプ役として有能ならそれでいい、というのが事実かもしれないが、しかし、経営者として有能な経営者が上にいる方が、今回のように従業員の大量首切りなどする必要も無いわけで、従業員にとっては、政商として以外は無能な経営者よりはまともな思考のできる有能な経営者が上にいるほうが幸せだろう。


(以下引用)

 ジャパネットの高田社長がどこかで言ってたけど「メーカーが売る物」と「消費者が欲しがる物」が一致していない。メーカーが消費者のニーズより、開発した達成感や機能のすごさに酔ってて、無用な高機能製品を売ってるだけだ。炊飯器だって炊けてタイマー使えりゃいいだけなのに、15種類の炊飯機能がついてたり。温めるだけで十分な電子レンジに、焼き、スチーム、その他色んな機能がついてたり。すごい機能の製品を否定する気はないが、一般家庭はそれを求めていない。ノートPCがその最たる例。不要なソフトを大量に入れて高い値段設定で販売しようとする。不要なソフトのないシンプルな海外メーカーのノートPCの安い事。そりゃ海外製のPCにパイを奪われるのも当然だ。だいたいPCは「家電」ではない。消費者の「損したくなくない」「何かお得感がある」という心情が購入動機を左右するから、メーカーも競争の為にはいらないと分かっている付加機能を付けるのだろうが、結局は使う人次第だ。

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