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徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

詐欺師から弁護士、弁護士からタレント、タレントから政治家へ
きのこ姐御のブログ「建築とか」何たらかんたらというタイトルのブログから転載。最近は3文字以上は記憶困難なので、不正確な引用はご容赦願おう。
橋下という人間の人物像が良く現われたエピソードなので、紹介するわけだ。「社会的な理不尽や不平等に対する激しい怒り、憎しみ」は、通常はそういう世の中を根底から変えようという人道主義的革命(それが私の定義する社会主義の正道なのだが)の思想になりそうな気がするが、実はそうでもない。豊臣秀吉などに見られるように、自分自身が成り上がって権力の座につけば、今度は社会的な弱者を弾圧し、反抗ができないようにする、というパターンの方が多いものだ。要するに、ほとんどの成り上がりはただの権力のハイエナである。
橋下が作ろうとしている社会が相互扶助的社会の対極であることは、彼のこれまでのすべての言動から明らかである。「既存の勢力に対する激しい憤り」は、「なぜ自分がその(特権的)立場でないのか」という嫉妬と羨望による憤りでしかないわけだ。そして彼が推進しようとしている競争社会は「人を騙すのは当然。騙された方が悪い」という超・新自由主義なのである。
蛇足だが、下記記事の泉市長は、この談話に続けて、橋下との連帯を希望する発言をしている。こちらも権力亡者の一人にすぎないようだ。


(以下引用)

「あいつは明らかに世の中を憎んでいた。社会的な理不尽や不平等に対する強い怒り。既存の勢力に対する激しい憤り、憎しみ。ものすごく大きなエネルギーを感じた」

 兵庫県明石市の泉房穂市長(48)は、第49期司法修習生=1995年研修所入所=の同期、橋下徹・大阪市長(42)の印象をそう語り始めた。

 修習生時代、橋下氏と同じラグビー同好会に所属。衆院議員(民主党)を経て昨年5月に市長に就任した。同じ自治体トップとして橋下氏をよく知る人物の一人だ。ラグビーの練習後に聞かされた話を今も覚えている。

 「橋下は破れた革ジャンをタダ同然で仕入れて1着3万円とか5万円で売って大学を卒業したと言っていた。『破れたやつを売ったらまずいやろ』と言うと『どこが悪いんですか。気付かずに買うのはお人よしや』と。あっけらかんとした物言いには、同じように苦学して大学を卒業したこともあり驚いた。」

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