忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

日本は精神的には進化しつつある
「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
最近の私のブログは共産党応援ブログになっていると感じている方もいるだろうが、実はその通りである。(笑)
私は「是は是、非は非」という主義であり、世間の常識とか空気とかを嫌悪するへそ曲がりな人間だ。そして傲慢な強者や弱い者いじめが大嫌いである。そういう人間が共産党に肩入れするのは何の不思議もないだろう。
その共産党の主義の対極にあるのが新自由主義であり、その代表が小泉元首相、竹中、橋下、石原、前原、野田、麻生、安倍、渡辺美樹(とうとう彼も議員様だ!)、三木谷、新浪、そして経団連の全員である。彼らは日本の庶民全体の敵だ、と私は思っている。

私は世間の貧乏人や中流階級の人間がなぜ共産党を恐れ、嫌悪するのか、さっぱり分からない。彼らは共産党に害を与えられたことは一つも無いはずであり、それどころか、共産党は庶民の権利を守るために常に戦い続けてきた、と私は考えている。(現在の日本の労働状況は、官僚と保守政権の手で、長い時間をかけて「労働三法」が切り崩され、骨抜きにされてきた結果だが、その労働三法を守るために常に闘ってきたのが共産党だ、と私は思っている。)
共産党への長年の迫害を考えれば、共産党員や共産党シンパであることを公言するだけでも大きな勇気の要る行為だろう。その逆に、体制(あるいは権力)に肩入れし、体制の犬になるほど容易な(そして下劣な)道は無い。私はそういう人間を軽蔑する。そういう人間がなぜ自分で自分を軽蔑せずにいられるのか、不思議である。(私がこのブログで引用してきたブログの筆者たちの中にも体制の犬になることを選んだ人間はかなりいる。その事は残念だが、「人はパンのみで生きるのではないが、パンが無ければ生きられない、」ということで、彼らはいわゆる「毒饅頭」を食わされたのだろう。けっして、彼らが進んで「庶民の敵」《=「現在の自民党支持者」》になることを選んだとは思わない。)
ただし、何度もこのブログで言っているように、私は共産主義自体は実現不可能なファンタジーだと思っている。しかし、宗教を基盤とする公明党のように、ファンタジーもまた現実的な力となるのであり、共産主義自体の是非よりも、「日本共産党」が日本の政治に起こしうる潜在的な力を重視するべきだ、と私は考えているわけである。言い換えれば、共産主義という一種の理想主義(私に言わせればファンタジー)は看板として用いつつ、より現実的な社会主義を政策にしていけばいいということだ。
そういうわけで、私は「共産主義(あるいはマルキシズム)には否定的な共産党シンパ」だと考えてくれればよい。

私は、下記記事の質問をした小学五年生を心から尊敬する。私が政治や社会についてまともに考えるようになったのは、やっと40歳を過ぎた頃からであった。下の小学生は、それ以前の私よりはるかに優れた精神を持っている。私は彼女の前に頭を下げたい。そして、自分たちの世代において、日本をこういう滅茶苦茶な状況にしたお詫びをしたい。
このような子供や若者が増えてくることが、日本が破滅から再生する道を開いていくだろう。




(以下引用)


「なぜ日本共産党は『白い目』で見られるの?」という小5の質問に答える田村智子・参議院議員
• ジャンル : 政治・経済
• スレッドテーマ : 日本共産党


まず、こちらをよろしければごらんください。

■選挙運動期間中、有権者が意思表示のためにできることをもう一つ提案。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4589.html
2013-07-19


さて、日本共産党の参議院議員・田村智子さんのホームページにあった記事。この小学校5年生の質問もいいけど、田村智子議員の答えもいいですね。私自身が繰り返し読むために転載させていただきましょう。

●田村智子ホームページ
おたより紹介08
■小学5年生から「なぜ日本共産党は『白い目』で見られるの?」という質問が寄せられました。
http://www.tamura-jcp.info/letter/letter09.htm
田村智子様、僕は小学校5年生です。

1つ質問があります。周りの人は、共産党は赤で自民党は良いが赤の共産党は信じてはだめだと、お父さんに言われました。

会社でも共産党というと仲間はずれになるそうです。でも共産党は弱い人や学費も払うのに困っている弱い人を助けているように思います。

なぜ白い目で見られるのか教えてください。

これからも田村智子さんの政治の仕事の成功を祈ります。

(小学校5年生)


あなたが5年生で政治や社会のことに目を向けていることに驚きました。
どこで日本共産党のことを知ったのかな、と興味も持ちました。
自分が日本共産党について知ったことが、事実にもとづくものであれば、自分の意見を大切にしてよいと思います。

なぜ日本共産党が「白い目」で見られるのか。
機会があれば冷静に、お父さんにも聞いてみるというのも、あなたが判断するうえでの材料になるでしょう。
日本共産党員である私からの説明をそのまま信じるのではなく、色々な事実にそって考えてもらえたらと思います。


私の意見は次の通りです。

日本共産党が「アカ」といわれたのは、日本が朝鮮や中国に軍隊を送り、アジアの国々を日本の領土にしようとしていた時代です。
日本は第2次世界大戦が終わるまで、天皇がすべてを決める力をもち、国民はみんな天皇の子ども、天皇のためにつくすことが一番大切とされていました。
そのなかで、日本共産党は、戦争反対、国民が主人公の世の中をつくろう、とよびかけました。 戦争反対、国民主権、このことを主張する人は、天皇に逆らう罪人、「アカ」といわれ、警察につかまったり、命を奪うようなひどい扱いをうけたのです。

いまでも「アカ」という言い方をする人がいるのは、とても残念です。
戦争が終わって、日本は、アジアに侵略した戦争は間違いだったと認めました。
日本国憲法には、国民主権、戦争放棄がはっきり書かれました。日本共産党が求めたものが、たくさんの人の命の犠牲のうえにみとめられたのです。

会社のなかで日本共産党員や共産党を応援する人が仲間はずれにされる、これもとても残念なことです。 私たちの国は、意見の違いで人間を差別することを禁じています。

仲間はずれは、おそらく会社の上の人(社長や役員)の意見によるものでしょう。
働く人を大切にする世の中をつくる、この日本共産党の主張が気に入らないのだと思います。 あるいは、日本共産党が会社をつぶそうとしていると、誤解しているのかもしれません。
私たちは、会社の上の人ばかりがたくさんのお金をかせいで、働く人の給料がとても少なかったり、 「会社のもうけのためだから」と、働く人を苦しめるようなやり方に反対しています。 そういう日本共産党の主張が通れば、「自分たちのもうけが少なくなってしまう」「会社のやり方に反抗するのは許せない」ということかもしれません。

しかし、どのような理由があっても、学校での「いじめ」が卑怯でゆるせない行為であるように、 会社での共産党への差別は、絶対にゆるされるものではないのです。

5年生のあなたにとって、政治のことは、これからたくさん学ぶ機会があるでしょう。
日本の歴史や、社会のしくみを学んでいくと、政党のこと、日本共産党のことも、もっといろんなことがわかってくると思います。

そういうなかで感じた疑問、意見など、またメールなどでよせてください。
それでは、元気に学んで、遊んで、あと1年と少しの小学校生活を大切に!

(田村智子)
(転載ここまで)

私、以前に「共産党差別」という記事を書いたことがあるけど、こういうテーマはこういう風に書くものだという一つの見本を見せてもらった感じです。




この小学校5年生の未来に幸いあれと祈ります。

拍手

PR

コメント

コメントを書く