「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
前半に昔の経営者の言葉もあったが、そちらは省略。
今の経営者の感覚では、労働者というのは奴隷か家畜であるようだ。
こういう連中が政治にも口を出すのだから、今の日本の惨憺たる労働状況、すなわち「総ブラック企業状態」というのも当然だろう。
特に、人材派遣会社の経営者たちの言葉は、これは人非人としか言いようがない。人格低劣なエゴイスト、サディストでなければ経営者にはなれないのか、とさえ思ってしまう。もちろん、世間の中小企業経営者には立派な人もたくさんいるのだが、そういう人たちは政治には近づかない。政治を利用して金儲けをする連中は例外なく金の亡者である。
蛇足だが、今回のブログタイトルは英国の準国歌「ルール・ブリタニア(英国よ、統治せよ!)」という植民地主義丸出しの歌の一節のもじりである。困った事に、私は左翼的人間でありながら、この右翼的な歌が大好きなのである。もっとも、左翼と愛国は矛盾はしていないとは思っている。
さらに蛇足の蛇足。ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」という曲はその中で銃砲の音がドンパチ鳴らされる「際物」クラシックだが、非常に面白い曲なので、一聴をお勧めする。その中に、この「ルール・ブリタニア」もちらっと出てくる。
(以下引用)
【今の経営者様方のお言葉】
奥田碩 (日本経団連名誉会長 トヨタ自動車相談役)
「格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり餓死したりはしていない」
「マスコミの厚労省叩きは異常。報復しようかと。スポンサー引くとか」
宮内義彦 (オリックス会長 元規制改革・民間開放推進会議議長)
「パートタイマーと無職のどちらがいいか、ということ」
奥谷禮子 (人材派遣会社ザ・アール社長 日本郵政株式会社社外取締役 アムウェイ諮問委員)
「格差論は甘えです」
「競争はしんどい。だから甘えが出ている。個人の甘えがこのままだと社会の甘えになる」
篠原欣子 (人材派遣会社テンプスタッフ社長)
「格差は能力の差」
南部靖之 (人材派遣会社パソナ社長)
「フリーターこそ終身雇用」
林純一 (人材派遣会社クリスタル社長)
「業界ナンバー1になるには違法行為が許される」
渡邉美樹 (ワタミ社長)
「24時間仕事のことだけを考えて生きろ」 「人間はなにも食べなくても[感動]を食べれば生きていけるんです」
箕浦輝幸 (ダイハツ工業社長)
「最近は若者があんまりお金を持ってないと、いうのがあって若者が少し車離れしてるんですね、それで(聞き取れない)お金がないって事でそういう 連 中 が少し安い車という流れも少しある」
鈴木修 (スズキ会長)
「土曜休んで日曜も休む奴は要らない。8時間働けばそれでいいなど通用しない。成果で報酬がでるんだ」
秋草直之 (富士通代表取締役会長)
「業績が悪いのは従業員が働かないからだ。」
御手洗冨士夫 (キヤノン会長、日本経済団体連合会会長)
「偽装請負は法律が悪い」 「新卒社員は学生時代の成績で初任給に格差をつけろ」
「派遣労働が低賃金なのは当たり前。気ままに生活して賃金も社員並みというのは理解できない」
永守重信 (日本電産社長)
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」
猿橋望 (NOVA創業者)
「労働基準法なんておかしい。今は24時間働かないといけない時代なのに」
折口雅博 (日雇い派遣グッドウィル・グループ会長)
「日本で払う給料は、間違いなく中国で払うより高い。労働者が、もの凄く安いコストで働いているというようには私は思っていません」
中鉢良治 (ソニー社長)
「需要減の影響が一番大きい。これほどとは思わなかった」「雇用を優先して損失を出すことが、私に期待されていることではない」
杉原洸 (黛(まゆずみ)グループ代表取締役)
「親が死んだぐらいで休むなんて、しょうもない」「親が死んでも働くのが社会人」
......。(絶句)
えーと、クリスタル社長だった林純一とか、グッドウィル会長だった折口雅博とか、NOVA創業者だった猿橋望とか、立派な企業でも立派な人でもなかったですよね。そのほかの人材派遣会社のあこぎさも言うまでもなく。
そして、最後の杉原洸さん。この人のお葬式には誰も来ないでしょうね。というか、お葬式そのものがないでしょうね。だって、親が死んでもそんなの無視して働けって言っているんじゃない。杉原洸さんのお子さんは親の言いつけを守って葬式は出さないはずです。それが杉原さんの望みなら杉原家はそれでいいと思いますが、それを他人に強要しないでほしい。
前半に昔の経営者の言葉もあったが、そちらは省略。
今の経営者の感覚では、労働者というのは奴隷か家畜であるようだ。
こういう連中が政治にも口を出すのだから、今の日本の惨憺たる労働状況、すなわち「総ブラック企業状態」というのも当然だろう。
特に、人材派遣会社の経営者たちの言葉は、これは人非人としか言いようがない。人格低劣なエゴイスト、サディストでなければ経営者にはなれないのか、とさえ思ってしまう。もちろん、世間の中小企業経営者には立派な人もたくさんいるのだが、そういう人たちは政治には近づかない。政治を利用して金儲けをする連中は例外なく金の亡者である。
蛇足だが、今回のブログタイトルは英国の準国歌「ルール・ブリタニア(英国よ、統治せよ!)」という植民地主義丸出しの歌の一節のもじりである。困った事に、私は左翼的人間でありながら、この右翼的な歌が大好きなのである。もっとも、左翼と愛国は矛盾はしていないとは思っている。
さらに蛇足の蛇足。ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」という曲はその中で銃砲の音がドンパチ鳴らされる「際物」クラシックだが、非常に面白い曲なので、一聴をお勧めする。その中に、この「ルール・ブリタニア」もちらっと出てくる。
(以下引用)
【今の経営者様方のお言葉】
奥田碩 (日本経団連名誉会長 トヨタ自動車相談役)
「格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり餓死したりはしていない」
「マスコミの厚労省叩きは異常。報復しようかと。スポンサー引くとか」
宮内義彦 (オリックス会長 元規制改革・民間開放推進会議議長)
「パートタイマーと無職のどちらがいいか、ということ」
奥谷禮子 (人材派遣会社ザ・アール社長 日本郵政株式会社社外取締役 アムウェイ諮問委員)
「格差論は甘えです」
「競争はしんどい。だから甘えが出ている。個人の甘えがこのままだと社会の甘えになる」
篠原欣子 (人材派遣会社テンプスタッフ社長)
「格差は能力の差」
南部靖之 (人材派遣会社パソナ社長)
「フリーターこそ終身雇用」
林純一 (人材派遣会社クリスタル社長)
「業界ナンバー1になるには違法行為が許される」
渡邉美樹 (ワタミ社長)
「24時間仕事のことだけを考えて生きろ」 「人間はなにも食べなくても[感動]を食べれば生きていけるんです」
箕浦輝幸 (ダイハツ工業社長)
「最近は若者があんまりお金を持ってないと、いうのがあって若者が少し車離れしてるんですね、それで(聞き取れない)お金がないって事でそういう 連 中 が少し安い車という流れも少しある」
鈴木修 (スズキ会長)
「土曜休んで日曜も休む奴は要らない。8時間働けばそれでいいなど通用しない。成果で報酬がでるんだ」
秋草直之 (富士通代表取締役会長)
「業績が悪いのは従業員が働かないからだ。」
御手洗冨士夫 (キヤノン会長、日本経済団体連合会会長)
「偽装請負は法律が悪い」 「新卒社員は学生時代の成績で初任給に格差をつけろ」
「派遣労働が低賃金なのは当たり前。気ままに生活して賃金も社員並みというのは理解できない」
永守重信 (日本電産社長)
「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」
猿橋望 (NOVA創業者)
「労働基準法なんておかしい。今は24時間働かないといけない時代なのに」
折口雅博 (日雇い派遣グッドウィル・グループ会長)
「日本で払う給料は、間違いなく中国で払うより高い。労働者が、もの凄く安いコストで働いているというようには私は思っていません」
中鉢良治 (ソニー社長)
「需要減の影響が一番大きい。これほどとは思わなかった」「雇用を優先して損失を出すことが、私に期待されていることではない」
杉原洸 (黛(まゆずみ)グループ代表取締役)
「親が死んだぐらいで休むなんて、しょうもない」「親が死んでも働くのが社会人」
......。(絶句)
えーと、クリスタル社長だった林純一とか、グッドウィル会長だった折口雅博とか、NOVA創業者だった猿橋望とか、立派な企業でも立派な人でもなかったですよね。そのほかの人材派遣会社のあこぎさも言うまでもなく。
そして、最後の杉原洸さん。この人のお葬式には誰も来ないでしょうね。というか、お葬式そのものがないでしょうね。だって、親が死んでもそんなの無視して働けって言っているんじゃない。杉原洸さんのお子さんは親の言いつけを守って葬式は出さないはずです。それが杉原さんの望みなら杉原家はそれでいいと思いますが、それを他人に強要しないでほしい。
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