忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

未来の子供たちへの謝罪
「後は沈黙……」
これは傷つき、今にも死なんとするシラノ・ド・ベルジュラックが、自分がかつて書いた代筆のラブレターの内容を、愛するロクサーヌの腕の中で滔々と喋り続け、そして最後に言った言葉だ。希代の弁舌の士であったシラノにふさわしい言葉だ。
ネット世界の無数のシラノたちも、今は沈黙しているだろう。
死ぬのはシラノたちではない。日本という国である。


この選挙が不正選挙であったかどうか、そんなことはもうどうでもいい。もはや日本は取り返しのつかない一線を越え、破滅の坂を転げ落ち始めたのだ。

むしろ、この格差社会の中で苦しむ多くの若者にとって「希望は戦争」という気持ちなのかもしれない。
戦争というグレートリセットで今の日本社会を破壊することによってしか自分たちが「上にあがる」機会は無いからだ。
維新の会へ投票した若者がいるとしたら、それは今のこの社会の破壊を望んだのだろう。安倍自民党への投票も同じである。
だが、戦争で死ぬのは無数の庶民だけである。戦争によって社会の格差構造が変わることは無い。
中年以上の自民党への投票は、民主党政権で疲弊した経済が、自民党によって回復すると期待しての投票だろう。だが、日本を今の窮乏状態に追い込んだのは小泉自民党政権だったのである。中間層から高所得層への所得移転政策によって、日本の庶民には使える金が無くなり、デフレ不況に陥ったのだ。
安倍自民党政権によって日本はいっそうの新自由主義社会、格差社会になり、いっそうの庶民の貧困化が進む、と私は予測している。おそらくTPPにも参加することになるだろう。つまり、日本の国家主権は失われ、米国大企業による日本収奪が猛威をふるうことになる。そして、もちろん、戦争という最大の悲惨事も彼らは計画済みだ。
今度の選挙は、そういう「タイタニック号」への乗船だったと後で分かるはずだ。


だが、何を言っても、今は無益だろう。
まずは「この現実と戦う者」たちは、疲れた頭と心を休めて、冷静に目が見えるようになるまで回復することだ。


一つだけ。我々は自分たちだけのために生きているのではない。未来の人間のためにも生きているのである。その子供たちのために我々が残す世界はどんな世界なのか。




(引用は「東海アマツィッター」から拾った、ある母親の嘆きである)



魁星‏@ayakaisei

私の腕に抱かれて寝息を立てている2歳の息子。お腹に命が宿って、大きくなって、生まれてきておっぱいを飲んで成長してきた。この子がいつか戦地に行かされるのか。人を殺める訓練を受けるのか。増え続ける核のゴミを押し付けられるのか。何も知らない寝顔。本当に泣けてくる。子ども達に申し訳ない。






拍手

PR

コメント

コメントを書く