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徽宗皇帝のブログ

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東アジアは火の海になる。喜ぶのは誰か。
今や、日中関係は戦争前夜という状態だ、と飯山老人は指摘している。
そうかもしれない。だが、すでに火種が準備され、ガソリンが撒かれた上に消防隊は傍観していることが決定済みの放火に対して、何ができるだろうか。平時において政治について真剣な態度で向き合ってこなかった国民が、今更騒いでどうなるというのか。
真剣な態度で向き合ってこなかった、というのは、言うまでもなく石原慎太郎や橋下徹、松下政経塾グループを選挙で選んできたことだ。

「歴史に対して盲目な者は未来に対しても盲目である」、ということだ。
我々は日本が太平洋戦争に至った歴史をどう学んできたのか。
我々は再び同じことを繰り返すのか。
一般国民に多大な犠牲を負わし、そして「後方から戦争を指示し、自分は戦わなかった者だけが無事に生き残り、財産を増やす」という歴史を何度繰り返せば気が済むのか。

学校の教師でさえも右がかった発言を平気で言い、近隣諸国を侮蔑する言葉を口に出す、というのは珍しいことではない。何も中国や韓国だけがそうではない。
なぜそうなったのか。
言うまでもなく、そうした姿勢を助長するマスコミがあり、ネット社会があったからだ。その結果、日本にも中国にも韓国にも近隣諸国を憎悪する人間が社会のかなりな部分を占めるようになった。
米国によるアジアの「分断統治」は見事に成功したのである。



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