「混沌堂主人雑記」記事の前半で、後半の引用記事も優れたものだが、長くなるのでタイトルだけ載せて内容は割愛する。
なお、私は「戦闘教師ケン」氏については、かなり分析力は高い、頭のいい人だと思うが、人間としては好きではない。まあ、過去記事で今の日本を「天皇制(天皇支配)帝国主義国家」としている時点で、頭がおかしい。今の日本のどこが天皇制なのだ。天皇にはまったく政治的発言も許されていないのである。しかし、引用した記事は、今回の米大統領選の分析としては、実によくまとまっている。
(以下引用)
なお、私は「戦闘教師ケン」氏については、かなり分析力は高い、頭のいい人だと思うが、人間としては好きではない。まあ、過去記事で今の日本を「天皇制(天皇支配)帝国主義国家」としている時点で、頭がおかしい。今の日本のどこが天皇制なのだ。天皇にはまったく政治的発言も許されていないのである。しかし、引用した記事は、今回の米大統領選の分析としては、実によくまとまっている。
(以下引用)
ハリスが負けたのは「バカだから」だった。
2024 - 11/09 [Sat] - 18:39
上記文抜粋
・・・・・・・・・・
リベラルはオワコン?
結局のところ労働者層がトランプに投票したことが決定打になったようだ。
米民主党、ハリス候補は共和党保守派の取り込みに躍起になったが、取り込んだ保守層よりも流出した労働者層のほうが大きかったことを示唆している。
しかも、ハリスが優先したのは気候変動、人権、民主主義など典型的なリベラリズム系の主張であり、そこに保守層に迎合しようとしたため、ますます労働者層の離反を招いたのだろう。
インフレで生活難に陥る労働者層や中間層が増える中、生活とは無縁の高等哲学ばかり語られたら白けるばかりなのは当然だった。
日本でもリベラル色の強い立憲民主党や社会民主党などが票を低迷させた一方、平均以上の給与所得層に有効な基礎控除額の引き上げを主張の前面に据えた国民民主党が躍進した。
落魄する中間層にとっては「未来の気候変動や人権」よりも「明日の減税」のほうがはるかに重要な話だからだ。
再分配が機能しない資本主義においては、搾取が進み、経済格差が拡大する一方となる。
アメリカと日本は先進資本主義国の中でも、特に再分配機能が低いため、中間層が没落しやすい環境にある。
そこを無視して「平和、人権、環境」を叫んだところで、「それで飯が食えるか」で一蹴されてしまうだろう。
そして、それを利用したポピュリズム政党や政治家が支持を集め、最終的には知性や人権が否定されていく流れとなる。
「リベラル」はオワコンなのである。
・・・・・・・中略・・・・・・
食えないのに「人権」「環境」など言ってられない。
でもリベラル派の人士ってそれが理解出来ないのだろうか。
保守や敵対勢力の攻撃よりも、リベラル派の愚かさと傲慢さで自滅する、としか言いようがないです。
Posted by 遍照飛竜 at 2024年11月07日 12:25
リベラルの自由には「財産権の自由」「搾取する自由」も含まれていますからね。
民主党政権が「全世界における民主主義の闘争(民主化のための戦争)」を訴えているのは、アメリカが全世界で搾取するためなのですが、その結果、国内の貧困がますます深化していることについては興味ないわけです。
リベラル人士にとって重要なのは「自分の自由(自分の選択権)」であって、同時に他者の生活には介入しないわけです。自由の上では、貧困もまた自己責任ですからね。そこに否定的なリベラリズムも昔は存在していましたが、今は失われています。
Posted by ケン at 2024年11月08日 09:44
>リベラル人士にとって重要なのは「自分の自由(自分の選択権)」であって、同時に他者の生活には介入しないわけです。自由の上では、貧困もまた自己責任ですからね。そこに否定的なリベラリズムも昔は存在していましたが、今は失われています。
貧困も自己責任・・て貧相な「世界観・もののみたか」しかない・・・ので当然に衰亡した・・てのが一番の答えかもしれません。
「自分の選択権」言っても、現実は、そこまで自由でもないし自分の意志もどこまで「自分の意志」か実は怪しいのに・・・
つまるところ「バカだから衰亡した」ってのが正しいのでしょうね。
Posted by 遍照飛竜 at 2024年11月08日 10:21
別のところにも書きましたが、民主社会主義者、今回の上院議員選でも無事再選された、バーニー・サンダース御大(83歳)が、声明を出しています。
「労働者層を見捨てた民主党が労働者層に見捨てられたという結果は、さほど大きな驚きではない」
「民主党はまず白人の労働者層の支持を失い、それからさらにラティーノ(中南米系)と黒人の労働者層の支持を失った」
「いつしか民主党を支配するようになった富裕層や大企業、高給取りのコンサルタントたちは、この惨憺たる選挙結果から真の教訓を学ぶことができるだろうか。何千万人ものアメリカ人が感じている痛みや政治的な疎外感が、彼らに理解できるだろうか」
「大きな経済的・政治的権力を持つ少数独裁体制に挑むには何が必要か、彼らに分かるだろうか。おそらく無理だろう」
「草の根の民主主義や経済的公正について懸念を抱いている人々は、今後数週間から数カ月の間にきわめて真剣に政治的議論を行っていく必要がある」
(「ハリス大敗は当然の帰結」──米左派のバーニー・サンダース上院議員が吠える)(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/11/523199_1.php)
客観的には、民主党側の政策の方が、イーロン・マスク等の特権階級に支援された、共和党=トランプ陣営の政策よりも、ずっと労働者階級寄りではある(でなきゃ、バーニーがあんなに全力で支援する筈もない)のですが、インフレーション下で多くの労働者の賃金が目減りしている現状では、そのことを有権者に浸透させるには、著しく不徹底な運動だった、ということなのでしょう。
さらに付け加えれば、ネタニヤフ(イスラエル首相)のやりたい放題にストップをかけられなかった事は、ムスリムの有権者(激戦州の一つ、ミシガン州に多い)はもちろんのこと、本来は選挙の実働部隊となる筈の、左派寄りの大学生等(将来の民主党の幹部の予備軍)の熱意を大幅に失わせることになり、これも結構「効いた」のだろうと思います。この点では、ベトナム戦争が激化する中、ニクソンの当選を許した、1968年の大統領選ともやや類似していますね。
個人的には、年も年なので、バーニーには、楽隠居ということになって欲しかったのですが、このようなご時世では、ご本人の希望通り、若手の左派の連中を叱咤激励しながら、亡くなるまで先頭に立って闘う、ということになりそうですね。
Posted by SATO at 2024年11月08日 19:12
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抜粋終わり
食えないのに、「人権・環境」とか言ってられない。
まずは「生存権」なのだ。
それを守らない「リベラル」のどこが「人権・民主主義を擁護する」人たちか理解できない。
上記文抜粋
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No. 2326 ジェフリー・サックス教授:西洋は劣化しているか?
投稿日時: 2024年11月9日
Prof. Jeffrey Sachs : Is the West Deteriorating?
Judge Napolitano – Judging Freedom
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