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徽宗皇帝のブログ

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狸博士のご託宣
「ギャラリー酔いどれ」経由で、「ネットゲリラ」読者コメント中のtanuki氏のコメントである。
最近「ネットゲリラ」にコメントするようになったこのtanuki氏のコメントは私が注目しているもので、経済関係では実にいいコメントをする。文章自体に深い知性が感じられるだけでなく、経済事象全体への広い目配りと、物事の本質を見る目があるように思う。
まあ、日銀のマイナス金利が資本主義の否定だ、というのは多くのブロガーが書いていることだが、リーマンショックと日銀の関連は下の文章で初めて知った。要するに、ユダ金の資金は実は日本から出ている、ということだろうか。
そのユダ金にカネを流し続ける政策がアベノミクスであったわけだから、今日本経済に起こっている問題(銀行の死滅、金融制度の死滅、株式制度の死滅)は日本だけではなく、ユダ金にとっても生命に関わる問題であるわけだ。
もっとも、日銀の支配者そのものがユダ金であるなら、日銀の政策が意図的にユダ金に不利なことをするわけはないので、これはユダ金の計算が狂ったと見るべきか、あるいは長期的にはユダ金に利益をもたらすものなのか、現段階ではまだ判断はできないだろう。

なお、記事タイトルで狸博士と書いたのは、同氏に博士号があるかどうかとは別に、「博学の士」くらいの意味である。


(以下引用)



*tanuki | 2016年2月13日 | 返信

  日銀というのは世界経済の中でジョーカーのような存在で、
  ユダ金も太刀打ちできない恐ろしさを秘めています。

  実はこの間のリーマンショックも
  引き金は日銀の公定歩合引き上げです。
  それまでは円キャリートレードといって、
  日銀が低利でじゃぶじゃぶ市場に流し込んでいた資金で、
  ユダ金たちは欧州とアメリカの不動産・金融バブルを謳歌していました。
  ところが、突然日銀が公定歩合を上げた瞬間、
  全ての計算が狂いだし資金が逆流し始めたのです。
  私は日銀の決定後、日経・ロイター・ブルームバーグ等オンラインで
  ウォッチしていましたが、恐ろしいほどのシンクロニシティで
  市場が崩壊していきました。
  金融工学では、係数(この場合調達金利)がわずかに動いただけで
  「買い」が「売り」に切り替わります。
  結果すさまじい信用収縮が起こってウオール街は廃墟になったわけです。

  さて今回は日銀のマイナス金利です。
  初期的には投機的市場の崩壊で始まりますが、
  今回の影響はさらに破壊的になります。
  金融業自体の否定を含んだ措置だからです。
  まず市中金利も間違いなくゼロまで下がります。
  その結果起こることは、資金の現金化、現物化です。

  預けておくメリットがなくなり、手数料等が
  マイナス金利として働き始めるからです。
  金融業が倉庫業に先祖返りする瞬間です。
  (日本の金融業も古くは運送・倉庫業がベースになっています)
  このことは、小さな影響としては取り付け騒ぎ程度で済みますが、
  大きな影響はやはり信用収縮です。

  (日銀黒田はマイナス金利により預金の現物化現金化ではなく、
  資金が株式市場に投入されると思っているようですが、人は学ぶのです。
  リスク見合いで資金の運用形態を変えるのは当然で、
  現在の世界経済を考えれば株式に投入する人はいません。
  逆に目減りを減らす措置になります。
  利息を運用していた人々が手じまいしているのが今の暴落で
  まだ第一段階です。
  この次の元金の現物化が始まると
  信用収縮が起こり劇的に株式は暴落します。)

  金融業は本質的に他人の金(元金)を担保にして博打をする商売です。
  その担保がどんどんなくなっていくので、賭け金もレートも下がっていき、
  やがて賭け自体が成立しなくなる。株式市場の閉鎖です。
  結果金融業自体で、何かを生産しているかのような
  (実際は賭けに勝っているにすぎない)幻想が破れてしまうわけです。
  これが金融業の否定、終焉です。

  残る金融業はマイクロ金融のように
  庶民向けの生活資金融資くらいしかなくなるでしょう。
  実はこちらのほうが収益性が高いからです。

  アベノミクスは歴史的な失政ともいえますが、
  経済学的には貴重なデータを残すことになるでしょう。
  日本人はまたも実験台にされたといえるかもしれません。




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