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徽宗皇帝のブログ

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理性的層の正論の空しさと、その克服
「反戦な家づくり」ブログから転載。
ネズミーランドの話と、安部政権を若い層が支持しているという話の両方とも、非常に示唆的な感じがするのだが、それが何か、まだ私自身明確ではない。岸田秀ではないが、まずは「国家の精神分析」を行うことが、この日本という精神病国家を治療する上では一番必要なのではないか、というのが今のところの感想だ。
相手がキチガイなら、それに合わせた治療法が必要なのであり、キチガイに「正論」をいくら説いてもまったく無意味だろう。
というわけで、私の「国家改造案」提出は無期延期としておく。
それより先に、なぜ日本の若者は右傾しがちなのか、という考察をしようかと思うのだが、これはヒトラーを支持した多くのドイツの若者たちとの類似点がありそうなので、昔書いた文章を後で自己引用しておこうと思う。


(以下引用)*赤字部分は引用者(徽宗)による強調。



さて、朝の5時半に家を出て、夜12時過ぎに戻ってくるという過労死すれすれのネズミ-行きで、つくずく感じたことがある。
入るのに行列、できあいの遊具に行列、メシ食うのに行列、ネズミやクマと写真を撮るのに行列、たかがポップコーンを買うのに行列、トイレにも行列。高いカネ出して行列する連中の、なんと喜々としていることか。2時間待ち、3時間待ちがザラなのに、危機ではなく喜々である。

世界中にネズミ-ランドは浸食しているが、本場のネズミ-ワールドでも1時間以上並ぶことはまれだという。おそらく、並ばされ、待たされて喜ぶのは、人類65億の中でも日本人だけだろう。
本国で軒並み3時間も待たせたら暴動が起きるか、誰も行かなくなって倒産するだろう。

ネズミ-ランドがどうなろうと知ったことではないが、この喜々として行列をつくる人々は、まぎれもなくわが同胞なのである。少なくとも、私と同じ国の選挙権をもった人々とその予備軍なのだ。
原発が爆発しても抗議のデモには20万人しか集まらない国で、ネズミ-ランドに並びに行く人は年間2750万人もいるのだ。

これは容易ならざることだなあと 改めて しみじみと つくづくと 感じ入った。

(中略)

一歩ひいて今の状況を眺めると、これまで甘い汁を存分に吸ってきた食える世代が、もう汁の残っていない食えない世代に、無関心はけしからんと説教している図が見える。
半数が非正規雇用、正社員でも給料は年金以下。そんな2~30代から見れば、食える世代の説教など、正論であればあるほどバカらしくて聞いてられない。その端的な表れがこれだ

首相の靖国参拝、20~30代は「評価」の声が多数
2014.1.6 産経

首相の靖国参拝の評価を世代別にみると、30代は「評価する」が50.6%と半数を超え、「評価しない」の41.4%を10ポイント近く上回った。20代も評価する(43.2%)が評価しない(41.6%)を上回っている。特に30代の男性に限定すると「評価する」は64.3%に達した。
(引用以上)

そもそも安倍政権の支持率を見ると、ハッキリと若年層の支持が高い。
自民党は今やオジンの党ではない。若者の党なのである。

安全地帯から正論を吐く中高年よりも、戦争で強い日本を取り戻すと叫ぶ安倍晋三に、食えない若者は希望を見いだしリアリティを感じている。この状況を、護憲とか反原発とかの運動をやっている人々が ハッキリと自省し、認識しない限り、日本はもう終わったも同然だ。

まずはここから。





(徽宗追記)

昔書いた文章を探してみたが、前にこのパソコンを初期化した時に、何かのはずみで、幾つかのフラッシュメモリーに蓄積してあったデータもすべてお釈迦になってしまったので、その文章はもはやこの世に無い。要点だけ言えば、ヒトラー当時のドイツの若者は、今の日本の若者と同様、当時の社会体制や社会状況によって未来への希望を奪われており、そのはけ口となった(あるいは希望となった)のがヒトラーであった、ということである。つまり、資本主義の矛盾(極端な貧富の差や階層社会)に苦しみながら、自らはその資本主義の中で生まれ育ってきたために、資本主義を否定することができず、自らの恵まれない状況を、資本主義体制そのものにではなく共産主義者やユダヤ人(今の日本ならさしずめ韓国人や北朝鮮人や中国人)に責任転嫁し、彼らを絶滅させることが自分たちの幸福につながるという無茶苦茶な論理で行動し、ヒトラーを自分たちの代弁者、自分たちの理想の指導者として祭り上げた、ということである。


[1月16日追記] 先ほど、自分の過去記事を見ていたら、当該記事が見つかったので、ここにコピーしておく。こうしてネットに上げておけば、自分のパソコンや記憶装置が壊れてもこの世には残っているわけだ。これもクラウドコンピューティングの一種だろうか。



メモ日記「政治・社会」40

#266 お祭り騒ぎの若者たち

「長いナイフの夜」事件でヒトラーが逮捕・殺害した一人が突撃隊長レームであるが、この突撃隊はいわばヒトラーの私兵集団である。つまり、ナチスに反対し、批判する人々をテロで脅し、押しつぶすのが彼らの役割であった。ヒトラーがただの浮浪者から権力の頂点に上るまでは、彼らの働きが絶大だった。
ナチスとは「国家社会主義」という全体主義思想の集団であるが、ナチスという怪物を作り上げた原動力である突撃隊に、なぜ多くの若者が参加したかというと、ナチスが彼らにパンと遊び(生きがい)を与えたからである。第一次大戦での敗戦で困難な生活を強いられた若者たちにとって、突撃隊は一つの職場であり、しかも敵との戦いという生きがいを与えてくれる楽しい職場であった。仲間との集団生活も、スポーツの合宿のようなものであり、「アカ」や「ユダ公」をやっつけるのは楽しいスポーツであったのである。レームは、チームスポーツの監督のような存在であり、いわば彼らの「親父」であった。
正しい歴史的認識も無く、社会の病因を正しく認識する力も無い若者は、邪悪な人間に容易に利用される。彼らは「資本主義は自分たちに何も提供してくれないと確信しながら、しかもマルクス主義を不倶戴天の敵と見なす、階級のはざまに陥った人々」(ノルベルト・フライ)である。これは、現在の日本における右翼あるいはネット右翼の若者とそっくりではないか。資本主義の悪に痛めつけられながら、その根源の敵に立ち向かおうとせず、共産主義という架空の敵のみを敵とするという、「突撃隊」の若者たち!(1月2日)











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