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徽宗皇帝のブログ

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紫陽花は赤く染まるのか?
「反戦な家づくり」の山岸飛鳥(明月)さんから小沢一郎への手紙の一部である。
ここで引用したうちの前半部分に表れている山岸さんの頭の鋭さ、観察眼の鋭さは、まったく稀有なものである。
野田が米国にコントロールされているのだろう、というのは、まあ誰でも想像できるのだが、野田の行動が過激に反国民的傾斜を強めたのは、確かに日米首脳会談からのようだ。そして、原子力基本法に「安全保障に資する」の文面が追加されたこともその通りだ。その意味するところは、山岸さんの言うとおりだろう。
とすれば、やはり最終的な問題は、日本が米国から真に独立できるかどうか、という点に帰着するしかないようだ。
小沢があれほど執拗にバッシングされたのも、彼が「米国の敵」あるいは「ユダ金の敵」であると認定されているからであり、野田・前原・岡田が政権の座に居続けていられるのも、彼らが米国の傀儡であるからだという、あまりにもあたりまえすぎてあほらしいほどの結論になる。
あまりにも世の中が多事多端で、こんな根本を私自身忘却していた気がする。

6月29日の官邸前デモがどれだけの人数になるか分からないが、それがこれまでのように平和なものになるか、それとも血が流れるか、そして血が流れるとしたら、それは偶発か、策謀か、紫陽花の色は青いままか、赤く染まるのか、気になるところである。


(以下引用)

もう一つ、いまこそ小沢さんに国民に直接語っていただきたい理由があります。
野田政権が 「なぜ」 ここまで無体なことをするのか、ということを国民は理解していません。財務省の差し金 程度に考えています。

しかし、財務省のコントロールは今に始まった話ではありません。野田政権のあまりにもむき出しの強引さは、官僚コントロールだけでは説明がつかないと私は感じています。この、日本の政策決定の奥の院は、それに徹底的に痛めつけられた小沢さんが一番ご存じです。
本当の敵はどこにいるのか、何を考えているのか。それを国民は知る義務と権利があります。

野田首相は、5月の日米首脳会談以降、確実に変わったと私は思っています。伝統的な対米従属から、新たな段階に踏み込んでしまいました。
特に防衛に関しては、防衛大綱の「動的防衛力」を拡大解釈し、アジア太平洋地域の米軍の肩代わりを自衛隊がするとも言える約束をしました。それに呼応するかのように、原子力基本法に「安全保障に資する」という文言が加えられました。安全保障が軍事を指すことは国際的な常識であり、核武装にむけた準備であることは論を待たないと思われます。

今回の消費税増税についても、こうした「新日米関係」が背景にあるのではないかと懸念、いやほぼ確信しています。そして、そうした危機感をもっている政治家がどれだけいるのか ということを心配しています。

再稼働問題をきっかけにして自覚した国民に、何が問題なのか、小沢さんの経験と見解を明らかにして下さい。ネットでのインタビューももちろん良いのですが、熱を共有するライブでこそ化学反応が生まれます。

■■
数週間前では早すぎました。数週間後には手遅れかもしれません。
いま、このタイミングで、小沢さんに官邸前の紫陽花革命の現場に立っていただきたいのです。

国民の熱を肌身で感じていただきたい。
そして、今ならば、その声を小沢さんは受け止めることができるはすです。

6月29日(金)夕方、首相官邸前にサプライズで登場して下さい。
そして、自覚した国民に直接語りかけて下さい。
自立と共生の生きた姿をご自分の目で確かめて下さい。

繰り返しますが、今のタイミングを逃したら、小沢さんという政治家とわき起こる民衆革命の幸せなマッチングはなしえないのではないかと危惧します。

(以上、「反戦な家づくり」より)


追記:今、阿修羅を読んでいたら、山崎行太郎がまさに私の記事の補強となるようなことを言っているので、これも追加引用しておく。
小沢という政治家は真意が読みにくいだけに、周囲が憶測で行動するうちに、周囲の人間の正体が丸分かりになるというところがある。紫陽花の青と赤の縁語ではないが、政界のリトマス紙のようなものである。実に面白い存在だ。今頃、野田や前原や岡田は顔色を青くしたり赤くしたりしているだろう。


(引用2)



http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20120626
2012-06-26 文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』


さすが小沢一郎である。「造反」「離党」から「小沢新党」立ち上げは既定路線かと多くの人が思った。あるいは本人もそう思っていたかもしれない。しかし、玉砕戦略をとらず、素早く、方向転換、当分は民主党に踏みとどまることを決断、党内闘争で主導権を握る戦略へと転換したようだ。江藤淳は、「政治家は負けてはならない」(『海舟余波』)と言った。小沢戦略は、まさに「負けてはならない政治学」だと言っていい。しかし離党・新党か、それとも民主党に居残るかという二面作戦をとっていたら、小沢グループは完全に切り崩されていたと思われる。小沢一郎が、離党、小沢新党・・・へと突進していったからこそ、野田政権周辺が、紙爆弾・怪文書騒動や菅直人の「お願い」、野田佳彦直々の携帯電話作戦など、常識を疑われるような弱点と汚点を曝け出すことになったと言わなければならない。また同時に、小沢一郎G内の政治家たちのそれぞれの本性と限界も、そしてマスコミの本性も、国民の前に曝け出されたと言っていい。マスコミは、今回の民主党の分裂騒動においても、矮小化して、不毛な権力闘争と解釈し、批判しているようだが、しかし、この分裂騒動=権力闘争は、無駄な闘争ではない。この分裂騒動=権力闘争は、消費税の増税かどうかという問題だけではなく、「日本の独立」は可能か、という問題と深くかかわっている。つまり何故、執拗に、官僚やマスコミ、財界、自民党・民主党の一部政治家たちを中心とする勢力による「小沢一郎潰し」「小沢一郎追放」が繰り返されるのか。何故、小沢一郎は、それに対して、頑強に反逆を繰り返すのか・・・。つまり、「小沢一郎」という政治家の存在が問題の根源である。前原誠司は、今日、午後の記者会見で、「小沢一郎はまともな政治家ではない」「日本と言う国家のことをどう考えているのか」「小沢一郎は選挙のことしか考えていない」・・・と小沢一郎批判を繰り返していたが、前原誠司という政治家は、問題の本質がまったく分かっていない。小沢一郎だけが、現代日本において、語るに値する唯一の政治家であるところに問題の本質はある。つまり、小沢一郎だけが、日本国民とともにあるということだ。小沢一郎にとって「敵」は誰か。小沢一郎が選挙を重視しているからこそ、小沢一郎は権力闘争に強いのだ。国民が、小沢一郎を支持し、支援しているからだ。

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コメント

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