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徽宗皇帝のブログ

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老人介護業を収益企業にするには
さて、宿命的に貧困産業であるかのような老人介護業だが、これを優良産業にするにはどうすればよいか。
繰り返しになるが、政府からの補助に頼るような産業は、例の第三セクターがすべて失敗した事からもわかるように、必ず失敗する。親方日の丸の事業は、事業の成否に誰も責任を取らなくて済むから、必ず無責任体制になり、失敗するのである。これはソ連が経済的に崩壊した最大の原因でもある。老人介護業も、現在のように政府援助に頼るばかりでなく、自立した上で十分に採算の取れる方策を考えねばならないだろう。もちろん、現在の段階では政府補助は必要だが、当事者はそれを当てにするな、ということだ。
まず、現在のような仕事のやり方に改善点は無いか。介護業が労働集約的な産業であるからこそ、現在の日本の就労構造の偏りを是正し、労働人口を吸収する受け皿になるのではあるが、しかし、介護者一人で老人2,3名の面倒しか見られないというのでは、絶対に採算は取れない。
ここにこそ、機械化による労働軽減が必要なのではないだろうか。つまり、ベッドそのものが風呂にも食卓にもなり、汚れてもすぐに洗えるような形態にできるのではないか。また、老人を持ち上げたり、運んだりするのに、介護ロボット(というより、介護人の体に装着して、重い物を簡単に持ち上げることができるパワードスーツ)を導入すれば、一人の介護者がこれまでの何倍かの老人の面倒が見られるのではないだろうか。

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