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徽宗皇帝のブログ

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資本主義では他者は自分の餌か敵か奴隷(道具)である
ヒューマニストというのは基本的に社会主義者になる、というのが私の印象である。自分ではそういう主義者だと名乗っていなくても、社会主義に近い政党を応援したりする。手塚治虫や井上ひさしが日本共産党の応援をしていたことを、知らない人も多いかもしれない。
何しろ、社会主義というのは、本質的には「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福もありえない」という思想(宮沢賢治)であり、他者への惻隠の情の政治的実現だからである。
ゆえなくして流された一粒の涙を、他人事だとして無視できる人間、戦争や国家利益(笑)のためには他人がいくら死んでもいいという人間は「火垂るの墓」も最初から理解することを拒否するだろう。


(以下引用)



◆http://lite-ra.com/2018/04/post-3933.html
リテラ  2018.04.07
高畑勲監督が最後に遺した 無念の言葉
 「これで安倍政権が崩れないのが 信じられない
 「自由で公平で平和な国で 死にたい


『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』など、
多くの作品を手がけた高畑勲監督が、5日、
東京都内の病院で死去していたことがわかった。 82歳だった。

スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫は
「やりたい事がいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います」
とのコメントを発表していたが、

その無念のなかには、いま、この国に進行している事態を止められなかった
という思いも含まれていたのではないだろうか。

そのことをあらためて強く感じたのが、高畑監督の死去が報道されたあと、
長い親交のあった映像研究家の叶精二氏が、
ツイッター上で公開した年賀状だった。

叶氏は〈昨年の元旦に高畑勲監督から頂いた年賀状です。
20年来、毎年簡潔かつ独創的な賀状を頂くのが楽しみでした。
これが最後の一枚。
高畑監督のお叱りを受ける覚悟で、ご本人の一字一句を
ファンのみなさまと共有したいと存じます〉とのコメントとともに、
2017年の正月に高畑監督から送られてきた年賀状を公開。

そこにはこのような文章が書き添えられていた。


  〈皆さまがお健やかに
   お暮らしなされますようお祈りします
   公平で、自由で、仲良く
   平穏な生活ができる国
   海外の戦争に介入せず
   国のどこにも原発と外国の部隊がいない
   賢明強靭な外交で平和を維持する国
   サウイフ国デ ワタシハ死ニタイ です



しかし、現実の日本はいま、安倍政権によって
まったく逆の状況が進行している。

格差が激化し、国民の権利や自由が侵害され、原発がどんどん再稼動し、
米軍基地は沖縄の人たちの生活を危険にさらし続け、

海外への戦争介入や軍備増強の裏で、外交は弱体化の一途をたどっている。
高畑監督の無念はいかばかりだろうか。

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