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徽宗皇帝のブログ

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踊る阿呆に見る阿呆
京都府知事選があったというのは全国レベルのニュースではないらしく、ヤフーニュースのニュース一覧にも載っていなかったと思う。大阪市長選もひどかったが、世間の関心は、それ以下である。もっとも、私自身、京都府民でありながら、まったく気分の乗らない選挙であった。
そもそも、山田現知事と尾崎候補の対立点がはっきりしない。
尾崎候補は消費税反対とか叫んでいたが、国政レベルの話(しかも既に終わった話)を府知事がやってもどうしようもないだろう。そういう話をしている時点で、「こいつはアホだ」と有権者に判断されて当然だと思う。その他の公約も、中学まで医療費負担ゼロだとか、特定層にしかメリットの無い話である。まあ、「戦略性ゼロ」の選挙であったと言える。
これで21万票余り取ったのは、共産党への根強い支持があったからではないか。あるいは、山田現知事に任期中の政治的失点が少なかったのかもしれない。べつに、「自民党の勝利」だとは私は思わない。
いずれにしても、地方政治と国政とを混同するような頭の人間が選対本部にいるようでは、共産党の体質から変えないと今の自民党ファシズム政権に太刀打ちすることはできないだろう。共産党以外に野党はいないのが今の国会なのだから、自民党はまだまだやりたい放題である。共産党も自民党の補完勢力だという俗説を採用するならば、では国会を通じて政治を変革する手段はどこに存在する? ということになる。それこそ暴力革命しか解決策は無い、としかならないのではないだろうか。まあ、ウクライナのクーデターのように、「民主革命」を偽装したクーデターも私はお断りだ。さてさて、日本の明日はどうなるのか。
我々国民はこのまま「見る阿呆」を続けるのだろうか。




(以下引用)

京都府知事選 山田啓二氏が4選

4月6日 23時56分
京都府知事選 山田啓二氏が4選
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任期満了に伴う京都府知事選挙は6日に投票が行われ、無所属で現職の山田啓二氏が4回目の当選を果たしました。


京都府知事選挙の開票結果です。
▽山田啓二(無所属・現)当選、48万1195票
▽尾崎望(無所属・新)、21万5744票
自民党と民主党のそれぞれの京都府連と公明党が推薦し、日本維新の会の京都府総支部も独自に支援する山田氏が、共産党が推薦する尾崎氏を抑えて4回目の当選を果たしました。

山田氏は60歳。
旧自治省(今の総務省に)入り、京都府の総務部長や副知事を務めたあと、平成14年の知事選挙で初当選し、知事を3期務めました。
選挙戦で山田氏は、これまでの実績を強調するとともに、今後4年間で100億円を投じて人材育成などを進め、3万人の正規雇用の創出を目指すなどと訴えました。
そして、自民党、民主党、公明党の支持層に加え、特定の支持政党を持たないいわゆる無党派層からも支持を集め、4回目の当選を果たしました。
山田氏は、「選挙戦で訴えた災害対策を講じるとともに、高齢化社会への備えをしっかりと作り上げ、少子化に徹底的な対策を講じてスケールの大きな安心をもたらしたい。京都の未来を作り、元気を取り戻せるよう正規雇用の創出にも力を入れ、京都が前進できるよう全力を挙げていきたい」と述べました。

京都府選挙管理委員会によりますと、今回の知事選挙の投票率は34.45%で、過去最低となりました。



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