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徽宗皇帝のブログ

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雪の中の足跡
都知事選の結果は、昨日正午時点での私の予測どおりになってしまったようだ。まあ、あの大雪による「足止め」がなくても、結果は変わらなかっただろう。つまり、これも数日前から私が予測していた通りで、都民のほとんどがB層である結果である。都民有権者の大半はネットでの言論とはまったく無関係な存在なのだ。いくらネットで百家争鳴の議論をしても、それは今現在はコップの中の嵐でしかない。
だが、話はそこで終わりではない。

思想や言論は世界を変えるものである。前にも書いたことだが、パトリック・ヘンリーの「我に自由を与えよ。しからずんば死を与えよ」という言葉は、アメリカ独立革命(独立戦争)を勝利に導いた大きな要因だと私は考えている。ワシントンがいなければ、他の人間が軍隊を率いて勝利か敗北に導いただけの話であり、極端に言えば、組織の頭など誰でもいいのである。問題は、組織や国を導く思想だ。
国民の思想レベルがB層レベルであるかぎり、この国の未来は暗い、ということなのである。
そして、この国の教育やマスコミが国民をB層レベルに閉じ込めておこうとしても、それは不可能だろう。なぜなら、世界全体が覚醒しつつあるからだ。
毎度書いているが、魯迅の『故郷』の最後の言葉をもう一度書いておこう。

「思うに、道というものは無い。歩く人が多くなれば、そこに道ができるのだ。」



なお、最終投票率は50%を切り、史上最低らしい。(訂正:史上3番目のようだ。)その投票数のうち舛添の得票はおそらく40数%程度だろうから、都民有権者のうち20%~25%くらいの信任でしかないわけだ。そして、細川擁護者が力説していた「一本化」が実現していても、数字的には舛添には及んでいない。つまり「反原発」は大方の都民にとって迷惑、ということだ。私は宇都宮氏が2位になったことに、都民の中の良識を見る。おそらく、彼を支持したのは、物事を素直に見る、イデオロギーに囚われない若い層だろう。そして田母神が61万票も取ったことに懸念を覚える。ここには「希望は戦争」という、現実社会(格差社会)への不満を抱える、これもおそらく若い人々の(方向違いの)黒いエネルギーの噴出がある。




(以下引用)

東京都知事選開票結果


当2,112,979 舛添 要一   無新
   982,594 宇都宮健児   無新
   956,063 細川 護熙   無新
   610,865 田母神俊雄   無新
    88,936 家入 一真   無新
    64,774 ドクター・中松 無新
    15,070 マック赤坂   諸新
    12,684 鈴木 達夫   無新
     4,352 中川 智晴   無新
     3,911 五十嵐政一   無新
     3,727 ひめじけんじ  無新
     3,575 内藤 久遠   無新
     3,398 金子  博   無新
     2,968 松山 親憲   無新
     1,904 根上  隆   無新
     1,297 酒向 英一   無新
               =確定得票=
(2014/02/10-01:53)






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