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徽宗皇帝のブログ

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革命より困難な、革命後の反動との戦い
TORA氏の「株式日記」から、少し前の記事だが転載しておく。世界政治を表向き動かしているのがアメリカで、アメリカを操縦しているのがユダヤロビーである。すなわち、イスラエルとアメリカは事実上の兄弟国なのである。イギリス・オーストラリア・カナダ(イギリス同君連合)とアメリカの関係も加えて、これをアングロサクソン=ユダヤ共同体と言ってもいい。
そのイスラエルは表の政治でここ10年間沈黙を守ってきた。それは9.11事件という粗雑な陰謀が人々の記憶から薄れるのを待っていたからだろう。だが、エジプト革命は、彼らの足元で起こった火事である。この緊急事態(イスラエル情報局=モサドはこれを予測できなかったようだ。彼らの能力低下についての証言もある)に対して彼らがどういう行動に出るか注視する必要がある。反米革命はそのまま反イスラエル政府成立となるか、それとも反革命の策謀により、なし崩しにただの「民主政府=親米・親イスラエル・傀儡政府」になるか。
革命を起こすのは民衆の怒りである。だが、その怒りを持続することは難しい。「穏健な人々」がやがて革命の炎を消し、旧体制の復活を許してしまうからだ。フランス革命で起こったことがそうだし、日本の2009年の「無血革命」の後に起こった小沢「政治と金」事件以下の民主党の変質もそうだ。旧体制はあらゆる手段を使って、革命をじわじわと変質させていく。今や日本はあの「極悪小泉時代」よりも悪化してしまった。
我々に必要なのは「彼ら」を徹底的に処罰することだったのだ。王族・貴族を次々に断頭台に送った「死の天使」ロベスピエールのやり方こそが正しかったのである。ロベスピエール自身が処刑されることでフランス革命は終わり、旧体制が復活した、その教訓を世界の大衆は知るべきだろう。それが真に歴史に学ぶということだ。


(以下引用)




◆イスラエル首相、エジプトのイスラム国家化に懸念 2月1日 日経新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2E3E2E28A8DE2E3E2E0E0E2E3E39C9CE2E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000

イスラエルのネタニヤフ首相は31日エルサレムで、混乱が続くエジプト情勢について「我々が恐れているのは過激なイスラム体制が生まれる状況だ」と語り、イスラム原理主義/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E0E2E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX勢力が主導権を握ることへの強い警戒感を示した。アラブ諸国で初めてイスラエルと平和条約を締結したエジプトは戦略上の重要なパートナー。米欧がムバラク政権に厳しい目を向ける中で同政権存続への期待を示したといえそうだ。

 イスラエルを訪問したドイツのメルケル首相との記者会見で述べた。ネタニヤフ首相は「抗議デモが宗教的な過激主義に基づかないとしても、混乱の中でイスラム組織が国を乗っ取ることもありうる。実際にイランで起きた」と指摘した。

 そのうえで「30分ごとに報告を受けている」と述べ、エジプトの情勢に重大な関心を寄せていることを明らかにした。イスラエル政府はこれまでエジプトでのデモについて論評を避けてきた。

 抗議デモを続ける反大統領派の中では、穏健派の原理主義組織であるムスリム同胞団/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EBE5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが最大の動員力を持つとみられる。

 一方、31日付のイスラエル紙ハーレツは、同国外務省が欧米や中国などに駐在する外交官に対し、ムバラク体制の存続を働き掛けるよう指示を出したと報じた。ムバラク体制の安定が中東と西側諸国の利益であるとして、大統領への批判を抑制するよう働き掛けることを命じたという。(カイロ=松尾博文)

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