私は韓国のことにはほとんど興味が無いが、下に引用した記事は「日本経済の参考になる」と思うので転載する。まあ、カネの亡者たちの「自業自得」的な経済的惨状である。だが、それはそれとして、政策金利を「0.5%から3.5%に一気に3%引き上げた」というのはキチガイ沙汰だろう。盲目的な米国追随の経済政策かもしれないが、借金返済で負債利子がいきなり3%増えることがどれほどの地獄になるか、想像力がまったく欠如している。
引用した記事の2ページ以降は未読だが、引用部分だけでも参考になる。
別記事だが、今年の韓国の経済成長予測は、「欧米以下の」マイナス成長になるとしている経済評論家がいるようだ。「欧米以下の」というところが凄い。そしてその予測は、下の記事を見るとかなり蓋然性が高そうである。
(以下引用)
韓国でバブル崩壊か…年収6割以上を返済に充てる人々 無理な投資・金利急上昇・“家賃ゼロ”制度で住宅ローン苦が深刻
アメリカに追随…金利急上昇の韓国で悲鳴 不動産バブル崩壊か
日本でも先週、金利が大きなニュースになったが、韓国では日本よりひと足早く、政策金利の大幅な引き上げに踏み切っている。 韓国の中央銀行にあたる「韓国銀行」は、政策金利を、過去最低だった0.5%から3.5%まで急速に引き上げた。日本が-0.1%に据え置いているのとは対照的で、韓国はアメリカの利上げに追随した形だ。 しかし今、その副作用が深刻になってきている。 もともと韓国では、2022年の夏頃まで不動産価格の高騰が続いた。ソウルのマンションの平均価格はこの5年間で2倍以上に跳ね上がり、平均で1億円を超えるまさに「不動産バブル」状態だった。 ところが政策金利の引き上げに伴い、不動産価格が下がり始めたのだ。 マンション価格の変動率を見てみると、2019年から急激に上昇していたものが、2022年後半から大きく落ち込んでいる。この動きはまだ続くとみられ、「不動産バブル崩壊」の兆しと捉えられている。
“魂までかき集めて”不動産投資…無理な投資×金利上昇で住宅ローン苦深刻
かなり急激な、バブル崩壊への動き。そこには、韓国の不動産バブル特有の事情がある。 韓国では、高騰する価格に刺激され、不動産は住む場所以上に「投資の対象」となった。「魂までかき集めて」、つまり「ギリギリまで借金をしてでも家を買おう」という言葉が流行するほど、収入に見合わない投資をした人が多く、価格が上がり続けた。 しかしあまりにも価格が上がりすぎたため、一般市民には買うことが難しくなった。さらに、利上げにより買うための借金がしづらくなったため、購買意欲が下がり、マンション価格の暴落が起きているのだ。 韓国では、住宅ローンなどの融資を受ける人の7割以上(74.2%)が「変動金利」を選んでいる。元々、ギリギリまで資金を借り入れていたところにローンの金利が上がり、返済に困る人たちが増えている。
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