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徽宗皇帝のブログ

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馬鹿が世界を回す

前回書いたように、今使っているパソコンが糞パソコン(キーボードが糞)なので、長い記事は書けない。そこで、優先順位に鑑みて、現代日本の根本問題に触れている孔徳秋水氏の下の発言について考えてみたい。
私は「大衆はバカ」とも「無責任」とも思わない。そんなことを言えば、自分も馬鹿だし無責任だと認めるか、自分は「上級国民」だと考えていることになる。
今の日本で後者であることほどの恥はない。「論語」にも、乱れた世の中で富貴であることは恥ずかしいことだ、という意味の言葉があったはずだ。ただ、「スタージョンの法則」(あらゆる芸術作品の80%は糞である)に倣って言えば、「国民の80%はバカである」と言えるかもしれない。つまり、上級国民の80%、そして大衆の80%はバカである、ということだ。しかも、馬鹿が組織の主導権を握ることも珍しくはない。
権力を求めるかどうかは知性とは無関係の、欲望の有無や大きさの問題だからだ。
日本の政治が「原子力村」に支配されているのは、彼ら全員が馬鹿だからではなく、馬鹿が中心になっているからであり、日本の政治が馬鹿なのは、政治家全員が馬鹿だからではなく、馬鹿(権力亡者)が与党と野党の権力の中心になっているからだ。
そういうわけで、「大衆」を十把一絡げにする秋水さんの言い方には私は反発するし、もともと「日本人は」とか「女というものは」という、レッテル貼りをする言い方は不毛であり、それこそ馬鹿な発言だと思うが、それを言えば、「西洋人は」とか「ユダヤ人は」という言い方をし続けてきた自分自身へのブーメランとなるから、これについてはここで筆を擱(お)く。

結論を書いておく。「大衆はバカ」ではなく、「あんたも私も偉い人もほとんど全員バカ」という前提から出発しないと、すべては夢物語、と言っておこう。つまり、ほとんど全員がバカでも無事に世界が回る「システム」を作るしかない、ということだ。経済面でそれに失敗したのがソ連であり、ほぼ成功(その内容はまったく褒められないが)したのが資本主義であった(過去形ww)わけである。



(以下「バカ国民帝国日本の滅亡」ツィッターから引用)




1.「大衆はバカ」…この現実から出発しないから、すべてはただの夢物語。他方権力やビジネスの方は、この現実から出発して成功を収める。とはいえ、「現実から出発する」ということは「バカにする」ということではない。つまり、侮ってはいけないのだ。 

2.[4/21 19:09] 「よいものを作れば売れる」というのが傲慢な考えで間違いであることは、ときどき指摘されている。「正しいことを主張していれば大衆はついてくる、わかってくれる」と運動家も少なからず考えているフシがある。それが大間違い。大衆にそんな”知性”はない。

3.
[4/21 19:06] 自分たちは、他人の努力にタダノリしているだけで、何もやっていない、何もわかってないのに、テレビや新聞だけ見てわかったつもりになってエラそうなことを言う。それが日本人。本当に無責任。そんなやつらに支持や連帯を訴えること自体が間違い。

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