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徽宗皇帝のブログ

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21世紀型戦争、または忍び込む戦争
21世紀型戦争、またの名を「忍び込む戦争(Creeping War)」

あまりに大きなものはかえって見えにくい、というのはエドガー・アラン・ポーの「盗まれた手紙」の命題だが、21世紀型戦争についてまだ誰も語っていないのは、それがあまりにも露骨なので、語る価値が無いと思われているのかもしれない。あるいは、「大きすぎて見えていない」のかもしれない。
もったいぶるのはよそう。
「21世紀型戦争」とは、リビアで起こり、今シリアで起こっている「戦争」のことだ。
これは「革命」などではなく「戦争」なのである。
何の宣戦布告も無く、戦争の一方の当事者が誰であるかさえ明確にならないうちに、戦争は終わり、当事国の政権は倒されている。
これが「21世紀型戦争」というものだ。
何となく、書き方がポール・クレイグ・ロバーツみたいになってきたが、まあ、あんなに立派な論文などは書けない。しかし、誰かがはっきり言う必要はあるだろう。
もちろん、ネット上ではそれらの「革命」の背後にいる欧米諸国を非難する声は無数にある。多くの人が真相を知ってはいるのである。ただ、それを「21世紀型戦争」と言った人は、寡聞にして私は知らない。
この戦争のやり方はこうだ。
まず、黒幕国家群はターゲット国内にテロリスト集団を送り込む。そしてテロ活動を行わせる。と同時に、それは「革命」であるという声明を出させる。なぜ革命を起こすかと言えば、それらの国が「独裁的である」からだと言う。つまり、これは「民主化革命」なのだ、と。
当事者国は、最初は、これが戦争だとは知らないから、相手をただのテロリストだと思って警察を出動させる。ところが、この「革命集団」は、欧米諸国から与えられた高度な兵器を大量に持っているから、警察などでは歯が立たない。そこで軍隊の出動となる。
すると欧米の「人権団体」とマスコミが大騒ぎをして、その国では政府による一般国民の大虐殺が行われている、と叫ぶ。この暴挙を止めるために、先進国や文明国が団結して、「革命」を援助しなければならない、と叫ぶ。
いつのまにか大軍となり高度に武装した「革命軍」が首都を襲い、政府を倒すのは、もはや自然の流れである。
こうして「革命」は成功する。
だが、真実は、もちろんこれは「戦争」だったのだ。「白人国家同盟」がその真の戦争当事者なのだが、最後まで、これが戦争であったことにはされない。
そういう仮面戦争が、「21世紀型戦争」なのである。

                  2012年7月4日 某国独立記念日に徽宗記す

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