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徽宗皇帝のブログ

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政界新生
小沢離党で政界再編云々という小さい話ではなく、「政界新生」「政界ルネッサンス」と大きく行こうではないか。
今の日本の政治は松食い虫政経塾民主党と米国奴隷自民、権力腰巾着公明らで腐敗を極め、財務官僚らによる陰の支配でほとんどゾンビ状態である。つまり、「お前はもう死んでいる!」(ふ、古い……)わけだ。
現民主党から小沢一派が出て行くことは、病人から患部を摘出したのではなく、その逆に全身癌まみれの体から、健全な部位を救い出したということである。まだ鳩山一派なども残っているが、これも近いうちに救い出して、新たな健康体に移植すればいい、というわけだ。(鳩山は6か月の党員資格停止で党首選に出られないし、投票権も無いのだから、もう民主党にいる意味はないだろう)
その新たな体とは、要するに今の政治家の中の健全な部分の集合体、ということである。これまでの左右イデオロギー、保守革新イデオロギーに捉われず、「国民のために政治を行おう」というただその一点で同盟を結ぶのである。
もっとはっきり言えば、社民党、共産党という「左」の中からも、そして亀井静香ら無所属議員の中からも、あるいは自民や公明の中にいながら自党の現状に不満を持つ人々からも、同じ志を持つならば、どんどん受け入れればいいのである。
それは、あの総理官邸前15万人デモと同じことである。「数」を集めるのは自由な雰囲気なのだ。イデオロギーと無関係の運動、あるいはお祭りだったからあれだけの数が集まったのだ。「政治は数。数は力」とは、小沢の師匠の田中角栄の名言である。その先まで言うと「政治は数であり、数は力、力は金だ」という「金権政治」正当化論みたいになるが、金を使わなくても数を集めることができるというのがこの前のデモで証明されたのである。小沢もここをよく考えて、田中角栄を超えればいい。
一つ提案させて貰うなら、消費者団体連合会会長の清水信次(のぶつぐ)さんを、その新しい組織の中核の一つにすることだ。この前の反消費税超党派集会が実現できたのは、清水さんという優れた人物が核になったからだろう。
「引用2」に清水さんの紹介記事を転載するが、彼の人生哲学が次のようなものであることを知れば、なぜ彼が今の日本にとって必要かが分かるだろう。

「みなさん、逆なんですよ。もうけようとか、そういうことばかり考えてる。おカネもお客さまも、追いかければ逃げていきます。自然に集まってくるようにしなきゃだめなんです。何でみんな、それが分からないのかな。いろいろ欲張って、地位が欲しい、名誉が欲しい、おカネが欲しいって。
 だから、僕はいつも言うんですよ、「まず、己を知りなさい。己の器量を。次は足(たる)を知りなさい。これぐらいで十分とわきまえなさい」と。そして、これが一番大事なのですが、ものには必ず終わりがある。終わるときには何にも持って行けない。いくら欲張ったって、あの世に行くときは魂一つなんです。」


「それ(注:消費者目線)と同じくらいに大事なのは働いている人たちです。パートも正社員も、経営者と同じか、それに近い気持ちになって、商品やお客さまに接しなきゃだめです。会長だ社長だ専務だって威張って、上から目線で従業員を使うようであれば成功しない。“人材”という言葉がありますが、僕は“人財”と書くのが正しいと思っています。人は財産です。いま、従業員のクビをボンボン切っている企業が幾つもあります。正社員であろうが臨時の従業員だろうが、経営者の論理で「工場閉めろ」「生産減らせ」と言っていきなりクビを切る。揚げ句に2、3日のうちに住んでいるところまで追い出す。そんな考え方の経営者はけしからんね。」

もう一つは、女性を新しい運動体(政党、という手垢にまみれた言葉から離れたほうがいいかもしれない)の力にすることだ。そのためには森ゆう子あたりを党首にするのがいいだろう。小沢は見識のある人間には認められているが、大半の国民は小沢をマスコミ情報でしか知らず、嫌っているのだから、「小沢新党」では「B層」を取り込むことはできない。そして「B層」こそが国民の大多数、つまり「数=力」なのだ。
いずれにしても、久しぶりにワクワクするような展開になってきた。これは自民党を倒したあの民主党革命以来の「第二革命」である。最初の革命は組織内クーデターで乗っ取られたが、国民も誰が信頼でき、誰が信頼できないか学習した。小沢一郎はそのリトマス紙となっただけでも素晴らしい役目を果たしたが、本格的な戦いはこれからだ。


(以下引用)


50人では終わらない まだまだ馳せ参じる小沢新党第2、第3波
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6250.html
2012/7/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ

地元の事情で遅れて合流
小沢一郎とともに離党届を提出したのは衆参50議員。早速、首相周辺は「過半数割れを逃れ
た」と胸をなでおろし、大マスコミは「50人にとどまった」と書いたが、この離党劇はホンの序章にすぎない。これから第2波、第3波が次々押し寄せ、小沢新党はまだまだ拡大する。
離党届を提出した議員は昨夜(2日)、衆院2期生以上、衆院1期生、参院議員に分かれて会合を持ち、新党へ向け結束を固めた。小沢は参院の会合に顔を出し、日本酒を飲みながら意気軒高だったという。
小沢グループは、新党の準備期間を1週間程度とみている。早ければ週内、遅くとも今月中旬までには発足する見通しだ。
「新党名は、現在2つの案に絞り込まれていて、小沢さんが最終的に判断することになります。党首はもちろん小沢さん。裁判を抱えているから他の人を“選挙の顔”にするなどと報じるメディアがありますが、絶対にあり得ない。党の綱領や規約も必要。幹事長や政調会長などの人事も固めていかなければなりません」(小沢周辺)
新党の理念や政策は、小沢がきのうの会見で主張したように、「3年前のマニフェスト」「消費増税の先行反対」「脱原発」が柱。小沢が主宰する勉強会では、すでに年初から8つの重点政策の議論を重ねてきており、それが新党のマニフェストのベースになるはずだ。
◆選挙直前には一気に加速
新党は50人でスタートすることになるが、今後も“志願者”は相次ぐ。グループ内には、地元事情などで参加を遅らせた議員もいるからだ。
「民主の県連会長をやっているとか、支援団体との調整が残っているという人がいて、遅れて合流することになっているのです。また、山田正彦元農相は『増税法案の参院採決を待って離党を判断したい』と言っているし、参院議員の中には『参院で増税審議をしてから』という気持ちの人がいる。そういう人たちも遅れて合流するでしょう」(小沢グループ議員)
衆院採決に「反対」せず、欠席・棄権した議員も揺れている。解散・総選挙が近づけば、新党へ軸足を移す動きが一気に加速するだろう。
「選挙になれば、民主党執行部はマニフェストで増税の旗を掲げることになる。増税に賛成しなかった議員が一緒に戦えるのか。欠席・棄権組は選挙直前に必ず合流してきます」(別の小沢グループ議員)
造反者への処分は野田首相と輿石幹事長に一任されたまま。これ以上の離党者を阻止するため、党に残った造反議員には“寛大な処分”を念頭においているという。だが、民主党決壊の流れは、もう止まらない。


(引用2「財界さっぽろ」2009年記事より)


「消費者論理に基づくサービスの追求が商売の常道!!」

清水 信次氏 
ライフコーポレーション会長兼CEO <日本スーパーマーケット協会会長>
(しみず・のぶつぐ)1926年4月18日生まれ。三重県津市出身。43年旧制大阪貿易語学校卒。45年清水商店設立。71年ライフストアに社名変更。82年ライフコーポレーションに社名変更後、会長に就任し、現在に至る。日本スーパーマーケット協会会長、日本チェーンストア協会副会長、日韓協力委員会副会長などを務める。

ライフは首都圏、関西圏に204店舗を展開、今年2月期の売上高は4630億円、経常利益110億円を計上する日本一の食品スーパーだ。売上税阻止運動でも名をはせた創業者の清水信次会長は、現在も日本スーパーマーケット協会会長を務めるなど、流通業界を牽引する。清水会長に経営哲学を聞いた。
 九死に一生を得て「ライフ」を創設
 ――――生い立ちを教えて下さい。
 清水 僕は1926年、三重県津市で6人兄弟の次男坊として生まれました。祖父がタオルなどを製造する「清水合名会社」を興し、私が幼かったころは第1次大戦後の好況もあり、景気がよかった。しかし、関東大震災による不況を契機に経営は傾きはじめ、世界恐慌のあおりを受けて、倒産しました。それで津から大阪の天満に移り、父はそこで食料品店「清水商店」をはじめました。ただ、倒産したときの借金があったので、貧乏でした。
 僕は「大人になったら、こんな生活はしない」と心に誓い、「世界を相手に大きな商売をしてやろう」と大阪貿易学校に進みました。当時は中国東北部に満州国ができたころで、同校で中国語を学び、満州の建国大学に入って、大陸でひと旗揚げようと思ったのです。しかし、学校に入って打ち込んだのは語学でなく剣道。進路志望も商売から軍人に変わっていました。
 それで海軍兵学校を受けたのですが、不合格。学校に行かなければ召集され、一兵卒として戦場に向かわされます。敗戦の色濃い情勢の中で、戦場にかり出され、犬死にしたらたまらない。軍国少年でしたが、家を再興して両親にまともな暮らしをさせなければいけないと思っていたので、おいそれと死ぬわけにはいかなかったのです。
 次に選んだのが陸軍特別幹部候補生。特攻隊幹部を養成する学校で、僕は2期生で、兵科は鉄道でした。死ぬ確率が最も低いと考えて鉄道を選んだのです。
 任務に就いたのは、本土決戦が叫ばれていたころ。僕らに下された命令は海岸にタコつぼを掘り、地雷を抱えて待ち構え、上陸してくる敵戦車に特攻するというものです。「まずいことになった」と思いましたが、敵が上陸してこないまま8月15日を迎え、図らずも九死に一生を得たわけです。
 ――――その後は?
 清水 最初にやったのは、商社のまねごとです。復員してきたら、家族は疎開先でひもじい思いをしていた。住んでた場所も養蚕所で、「オレが何とかしなければならない」と。除隊時に渡された現金200円と、軍から持ってきた毛布や飯ごうなどの備品一式を持って食料調達に出かけたわけです。だけど、汽車に乗ったり食べたりして、現金はみるみるなくなっていく。それで持っていた備品を売って軍資金にした。物のない時代でしたから、売れば高値で売れた。このときは数百円になりました。特に食べ物は高く売れる。これは商売になると、その売り上げを元手に農村や漁村にコメや野菜、魚を買い付けに行き、それを闇市などで売ったんです。
 そうやって3万円をため、空襲で焼けてなくなっていた清水商店を大阪に再興した。するとしばらくして、財閥解体でほとんど活動していなかった三井、三菱、伊藤忠などが復興してきた。商社の土俵で彼らと戦っても勝てないと思い、次に何をやろうかと考えていたとき、占領軍のPX(基地購買部)を見て思いついたのが“スーパー”でした。
 それまで扱ってきたのが食品だったから、商品は食品に特化した。そうしたら伊藤雅俊さん(イトーヨーカ堂創業者)や中内功さん(ダイエー創業者)が総合スーパーを始めて…あの人たちは、薬屋とか衣料品から始めているから大きくなった。食品というのは売れるには売れるけど利幅が少なく、衣類や日用雑貨ほどにはもうからない。だからあんまり大きくならない。でも、堅実なんですよ。
 そうして地道に事業を拡大していき、今日に至ったというわけです。

4月23日にオープンした「ライフ大谷田店」
 “人材”ではなく“人財”が正しい
 ――――御社は日本一の食品スーパーですが、そうなった秘けつは何ですか。
 清水 秘けつなど、ありません。商品を含めサービスを追求していくしかない。まず大事なのは、お客さまの身になって、どういう商品がいいのか考えること。商品がいいことが最も重要商品がいいことが最も重要です。例えば生鮮食品。魚、野菜・果物、肉といった生鮮3品に総菜。これはおいしくなければいけない。見栄えもよくなきゃいけない。それで値段もそこそこ。大衆価格でなきゃだめです。
 それから気持ちのいい接客です。レジでお客さまをお待たせするなんて最悪ですよ。並んでも1人か2人まで、それ以上長いと嫌になってきます。それから、買ったものを遠い駐車場まで持ってくのも嫌でしょう。お店をキレイにするとか、お客さまに聞かれたら親切に返事をするとか、商品のある場所まで案内するとか、地味だけど一つひとつ細かいことを一生懸命にやることです。そういうことに気を使って、お客さまの身になって、どこまで、サービスできるかが肝心です。
 難しいのは、企業というものは大概、売る方の論理でものを考えるわけです。それが間違いのもと。売る方の論理でやると、それは絶対にお客さまに受けない。
 ――――サービス以外では。
 清水 それと同じくらいに大事なのは働いている人たちです。パートも正社員も、経営者と同じか、それに近い気持ちになって、商品やお客さまに接しなきゃだめです。会長だ社長だ専務だって威張って、上から目線で従業員を使うようであれば成功しない。“人材”という言葉がありますが、僕は“人財”と書くのが正しいと思っています。人は財産です。いま、従業員のクビをボンボン切っている企業が幾つもあります。正社員であろうが臨時の従業員だろうが、経営者の論理で「工場閉めろ」「生産減らせ」と言っていきなりクビを切る。揚げ句に2、3日のうちに住んでいるところまで追い出す。そんな考え方の経営者はけしからんね。
 ライフは、僕がゼロから始めた。戦争が終わって、軍服着たまま200円だけもらって帰ってきて、その男が東京、大阪で204店舗のチェーンをつくった。お客さまが1日に60万人も70万人もお見えになって買い物していただいて、喜んでいただいてる。それが僕にとっては最高の喜びです。
 みなさん、逆なんですよ。もうけようとか、そういうことばかり考えてる。おカネもお客さまも、追いかければ逃げていきます。自然に集まってくるようにしなきゃだめなんです。何でみんな、それが分からないのかな。いろいろ欲張って、地位が欲しい、名誉が欲しい、おカネが欲しいって。
 だから、僕はいつも言うんですよ、「まず、己を知りなさい。己の器量を。次は足(たる)を知りなさい。これぐらいで十分とわきまえなさい」と。そして、これが一番大事なのですが、ものには必ず終わりがある。終わるときには何にも持って行けない。いくら欲張ったって、あの世に行くときは魂一つなんです。
 ――――北海道へ進出する考えはないのですか。
 清水 ありません。首都圏と阪神で十分です。それに北海道には横山清さん(アークス社長)も大見英明さん(コープさっぽろ理事長)もいるんだから。それはもう立派なもんですよ、このお2人は。僕なんかが出る幕はありません。
 僕は常々言っているんですよ。「北海道は日本にとって大事な土地なんだから、もっとカネかけて観光でも産業でも開発するべきだ」と。海外に工場つくるくらいなら、北海道につくるべきです。こうしたことは、今後も声を大にして言っていきたい。
=ききて/坂井=

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