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徽宗皇帝のブログ

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sheeple はpeopleとして覚醒するか
「時事ドットコム」から二つの記事を転載。
フランスは国民の機運が完全に左に方向転換したようだ。ネット右翼用語で言えば、「左巻き」になったわけだが、保守主義が既得権益維持の思想にすぎず、国民の中流以下から金を吸い上げて上層部に還流していくシステムを維持するだけならば、左巻きこそが国民大多数の選ぶべき選択肢であることは理の当然だろう。もちろん、左巻きの内容にもいろいろあって、支配層を皆殺しにしろ、などというテロリズムやプロレタリア独裁などとぶっそうな事を言うマルキシズムなどが世間に受け入れられないことも、これまた理の当然である。
ギリシャは残念ながら腰砕けで終わったようだが、しかし「民衆の反乱」の可能性を示しただけでも、支配層に恐怖感を与え、勝手な事ができにくくなったという効果はある。なにせ、何かあればデモが起こり、暴力に発展するお国がらだ。それが支配層を直接に狙ったテロリズムになることこそ、「彼ら」が一番恐れていることだろう。
日本はどうか? この前の総理官邸前の「1万人デモ」を見れば、日本人は「Sheeple(羊のように従順で愚かな人々)」であることをやめつつあるようだ。

(引用1)
社会党が単独過半数=オランド政権に安定基盤-仏総選挙
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 【パリ時事】17日行われたフランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票は即日開票の結果、オランド新政権を支える左派与党・社会党が単独過半数の314議席を獲得し、勝利を収めた。左派は昨年9月の上院選でも過半数を獲得。上下両院で安定勢力を確保したことで、オランド政権は経済成長と財政赤字削減の両立を目指す欧州危機対策、雇用改善などの主要課題に本腰を入れて取り組む態勢を整えた。
 開票がほぼ終了した時点の仏内務省発表によると、社会党の獲得議席は改選前の195から314へ急増。過去最多だった1981年総選挙の285議席も上回った。社会党と連立を組む環境保護政党「緑の党・欧州エコロジー(EELV)」も17議席を得た。
 社会党のオブリ第1書記は仏テレビで「変革に対する国民の願いが示された。左派や環境保護派だけでなく、人道主義、民主主義の勝利だ」と強調した。
 一方、サルコジ前政権の与党だった右派の国民運動連合(UMP)は、改選前の304議席から194議席へ大幅に後退。アリヨマリ元外相、ゲアン前内相ら大物も相次いで落選し、2002年のUMP結党以来初の半数割れとなった。(2012/06/18-09:12)


(引用2)
緊縮支持派が過半数=ユーロ離脱回避へ-連立政権に不透明感も・ギリシャ再選挙
 【アテネ時事】17日投開票されたギリシャ議会(一院制、定数300)の再選挙で同国内務省は18日未明(日本時間同朝)、選挙結果の推計を公表し、緊縮財政策を支持する中道右派・新民主主義党(ND)と中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の旧与党2党で過半数の163議席を確保する見通しを示した。NDのサマラス党首はこれより前の17日夜、アテネ市内で記者会見し「挙国一致内閣を早期に樹立すべきだ」と述べ、事実上の勝利宣言をした。
 欧州連合(EU)と合意した緊縮策に反対する急進左派連合(SYRIZA)が政権を握る可能性が消え、ギリシャがユーロ圏から離脱に追い込まれる最悪のシナリオは回避される見通しとなった。地元テレビによると、SYRIZAのツィプラス党首も17日夜、NDのサマラス党首に電話して敗北を認めた。
 ただ、PASOKのベニゼロス党首は、挙国一致内閣にSYRIZAを含む反緊縮派を取り込むことを要求した。このまま、すんなり連立政権が発足するのか、成否は依然不透明だ。(2012/06/18-06:41)

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