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メモ日記「生活」10

#181  市民としての想像力

現代の様々な社会的出来事、事件や事故を考えると、その多くが想像力の欠如と無知から来ているように思われる。現代の人間は、無数の情報にさらされており、一見、過去の時代の人々より知識が増えているように見えるが、実はその知識は自分の仕事に関する狭い知識と、テレビから得た芸能・娯楽の知識にすぎない。特に欠如しているのが、他人の内面を見抜くという姿勢である。現代人がいかに騙されやすいか、というのは、様々な詐欺事件や新興宗教に入る人々を見てもわかる。もちろん、騙すテクニックそのものも進歩しているのだが、それ以前に、現代の日本人は他人の悪意というものに対して無防備であり、自分を騙そうとしている人々の存在そのものを知らないのである。これを社会的想像力の衰退と言っていいだろう。昔の人間はこれほど容易には騙されなかったはずである。想像力の欠如は被害者だけのことではなく、犯罪の加害者も、自分がこういう行動をとれば、こういう結果になる、という想像が無いまま、粗暴な犯罪を行う例があまりに多い。特に、若い人々が家族や他人を殺傷する事件において、加害者は、犯罪の「その後」を想像しているとは思えないのである。そのたった一度の行為で、自分の一生をふいにするという覚悟があって犯罪に踏み切ったわけではけっしてないのである。ただ、かっとなって、衝動的に犯罪を行っただけなのだ。こういう想像力の欠如は、現代の社会全体にはびこっており、あるいはこれこそが日本社会のすべての問題の根底ではないかとも思われる。

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