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徽宗皇帝のブログ

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メモ日記「政治・社会」22
#190 社会人落ちこぼれ

近い未来の日本社会を考えた場合、最大の問題は、「社会人落ちこぼれ」の問題である。日本がアメリカの後を追って、完全に第三次産業社会になった場合に生じるのがこれだ。第三次産業の中でも流通や商品売買の分野などではまだ非熟練労働者の存在価値はあるが、第三次産業の中でももっとも金になる分野である「法律」「医学」「金融・証券」「情報産業」などでは、高学歴の人間しか必要としなくなる。つまり、こうした社会は大量の「不要な人間」を生み出す社会なのである。高学歴でなくても、芸術やスポーツなどでは才能が物を言うが、そうした才能も無く、高学歴を身につけていない大量の人間をどうするか。これが日本がこれから直面する問題だ。これを私は「社会人落ちこぼれ」問題と言っている。現在の「ニート」や「フリーター」はその魁である。社会人落ちこぼれが社会人の過半数を占め、彼らが低賃金にあえぐ一方で、少数のエリートが高い収入を手に入れて贅沢な生活をする、「天国と地獄」状態が、日本の未来である。これはアメリカの現在だ。ついでに言うなら、現在、社会の上層にいる人々は、自分のコネをつかって子供を一流の大学に入れ、一流の企業に入れるだろうから、彼らの子孫は安泰である。つまり、日本は完全な身分社会となるのである。

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