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メモ日記「政治・社会」27

#219 哲学とは何か

人類の文化は、物質文化の点では発展し続けているが、精神文化の点では2000年前から少しも進歩してはいない。人類の精神文化は、釈迦、ソクラテス、孔子、キリストの時代でピークに達しているのである。べつにその4人の教義が正しいとは思わないが、その思考レベルの深さにおいて、そしてその意義深さにおいて、彼らに匹敵する精神的巨人が今後出てくるとは思わない。あらゆる倫理も宗教も、彼らの思想のバリエーションにしかならないだろう。つまり、哲学は既に終わった学問なのである。それを今でもやっている人間がいること自体、信じがたいことである。哲学者の中に骨のある人間がいるなら、なぜ人類全体に幸福をもたらす究極の思想を考えようとしないのか。あるいは、世界から永遠に戦争や犯罪を廃絶する根拠となる究極の倫理理論をなぜ考えないのか。それを考えようともせず、現象がどうのこうのなどとくだらない些末事で知的アクロバットをするのが哲学なら、これほど虚しい仕事は無い。たとえば、有名な言葉だが、この世から戦争を無くす確実な方法は、戦争を焚き付ける人間、開戦に賛成する政治家とその家族を最前線に送ることだ、という言葉がある。あるいは、チャップリンの「殺人狂時代」の「一人を殺せば犯罪者だが、多数の人間を殺せば英雄だ」という言葉。こうした言葉は、それを知った人間に戦争がなぜ起こるか、戦争がなぜ狂気であるのかを教える。世の中のくだらない哲学書の数々よりも世の中にとって有意義な言葉である。これが哲学なのである。

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