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メモ日記「政治・社会」4

#98  ヒトラーを研究せよ

ヒトラーとナポレオンの類似点は多い。どちらも新しい戦法によって連戦連勝したこと。どちらも最後に冬のロシアに侵攻することで自滅したこと。この2点だけでもそっくりだ。さらに、どちらも演出を重んじ、すぐれた演技者であったことも入れてもいい。だが、ナポレオンは今でも肯定的に描かれることも多いのに、ヒトラーを肯定する人間は皆無に近い。小室直樹が、彼の政治的、軍事的能力を高く評価していたと思うが、それ以外ではあまり見たことがない。というのは、ユダヤ人迫害という一事が、彼にとっての永遠の呪いになっているからである。ヒトラーを肯定すること、イコール、ユダヤ人迫害を肯定するものとして、逆に社会的批判の対象とされてしまうから、誰もヒトラーを肯定できないのである。私も彼のユダヤ人迫害を肯定する気はないし、人格的にも彼はギャングかヤクザのような人間だっただろうと思う。だが、彼の政治的、軍事的天才だけは認めるべきだろうし、彼を研究することは生きた政治や軍事の良いヒントを与えるはずである。ヒトラーの電撃作戦がなぜ、あれほど簡単に欧州を征服したのか、ヒトラーが思いのままに欧州を荒らしまわるのを、なぜ他国の政治家、政府は手をつかねて見ていたのか。それを研究し、理論として一般化するなら、それは未来の政治教科書の一つとなりえるはずである。単に、ヒトラーを一人の稀有な悪党として、ただの例外的存在としてとらえるなら、歴史を学ぶ意味は無い。政治には、本当は悪党も善玉も存在しない。政治力学があるだけなのである。

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