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メモ日記「政治・社会」43

#282 文化大革命

毛沢東の文化大革命は、現在では単なる権力闘争だったと見られているようだが、本当は彼の「永久革命宣言」だったのだろう。つまり、革命によって旧来の社会体制は崩壊し、新たな社会主義国家としてスタートした中国だったが、やがて革命の指導者の多くは、権力と利権漁りに明け暮れるようになった。その成り行きに業を煮やした毛沢東が、革命はまだ終わっていない! と打ち出したのが文化大革命だったわけだ。その基本理念は、「生産者こそが最高の地位にあるべきだ」ということであり、生産者以外の仕事の人々は批判され、農村に追放された。中には、「ブルジョワ思想」のために悲惨な処罰を受けた人々もいた。
確かに、これは行き過ぎた「革命」であっただろうが、しかし、必ずしも間違っていたとは私は思わない。毛沢東は「精神の革命」を目指したのである。資本主義経済が発展してくると、働かない人間こそが儲ける風潮が出てくる。彼はそれを警戒したのだろう。
文化大革命の過ちは、「狂気の自己増殖」にあった。戦前や戦時中の日本では過度の天皇崇拝が様々な悲劇と喜劇を生んだが、文化大革命も、紅衛兵という愚かな子供たちが革命の中心になったために『蝿の王』的な狂気へとエスカレートしていったのである。
理念が正しくても、方法が間違えば、悲惨な結果を生むということの、これは一例である。

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