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徽宗皇帝のブログ

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「現地取材」とは何か
毎度書いているが、東海アマ氏はソ連や中国の話になると頭に血が上って冷静さを失う性質があるようだ。だから、原発問題では優れた見識を示す氏が、政治の話になるとそのへんの若者以下のレベルに下がってしまう。ウクライナ戦争に関しては、これまでネットで立派な記事を書いてきた櫻井ジャーナル氏や田中宇氏などの言説を「ロシアに騙されている」一点張りである。
で、田中龍作などは、自らウクライナに行って取材しているから唯一信頼できるのだそうだ。
自分でウクライナ語もできない人間が、ウクライナ政府の案内で現地を見て何が分かるというのか。下の記事の冒頭など、元アゾフ大隊所属の軍人の案内で現地取材をしているのである。そういう人物がアゾフ大隊はネオナチではないと言ったら、それをそのまま信じるのか。まあ、お安いジャーナリストもいたものである。
現地に行こうが行くまいが、記事の信頼性は書いた人間の倫理性や知性や誠実さによるものであり、それは文章を読めば分かる。かつて田中龍作が反原発の側にいたから、政治問題でも信頼できるとでも東海アマ氏は思っているのだろうか。下の記事の冒頭部分を見て、あなたは田中龍作の言辞を信頼できるだろうか。

(以下「東海アマ」ブログから引用)

私は、これらの論評を見て、ゼレンスキー政権をネオナチと決めつけている彼らを二度と信用しないことにした。本当に信用できるのは、ウクライナの戦場に行って、地元の住民たちをインタビューし、具体的な情報だけを前提にして書いている田中龍作だけなのだ。
 その田中龍作は以下のように書いている。

【ウクライナ報告】「アゾフ大隊=ネオナチ」説の荒唐無稽 2022年6月5日
 https://tanakaryusaku.jp/2022/06/00027248

 田中の通訳をしてくれていた地元ジャーナリストのチェルネンコ氏(仮名)は2015年にアゾフ大隊の一員としてドンバスの前線にいた。氏の話に基づき記事を構成する。
 結論から言うと「アゾフ=ネオナチ」は97%ロシアのプロパガンダである。
 残る3%の意味はこうだ―

 フーリガンのようなタトゥーをした連中がアゾフにいた。俗説としてフーリガンにはネオナチがいる。そこをプロパガンダに利用されたようだ。
 アゾフ大隊にはロシアの旧帝都であるサンクトペテルスブルグ(プーチンの生まれ故郷)の出身者もいた。(ここら辺はロシアが巧妙に仕込んだ感がある)

(以下略)

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