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徽宗皇帝のブログ

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ゆうまいと思へど京の寒さかな
昨日今日と異常な寒さである。今朝など、朝6時の気温が11度だ。これが5月の気温か!
まあ、去年の夏も涼しくて、私のいた沖縄(今は京都にいるが)でさえ、自宅のクーラーはほとんど稼働させなかった。クーラー無しでは死ぬと言われる(嘘だけど)沖縄の夏がそうだったのだから、これは地球全体は寒冷化に向かっているのではないかと思うのは愚かだろうか。
で、地球温暖化はせいぜいが海岸地帯の土地が減少する程度の話だが、寒冷化となると、そのまま生命存続に直結する話である。
なにしろ、人間そのものが食物を食べてそれを体内で燃焼させてエネルギーを得ている機械である。つまり、「体温」を得るのが生命の第一条件のようなものだ。だからこそ服を着るし、壁と屋根のある家の中に住むのである。服はファッションのために存在するのではない。体温維持のためにあるのだ。
であるから、人類や全生命体のために熱と光を無料提供してくれる太陽がいかに有難い存在かは分かるだろう。私は「太陽教」という宗教を作りたいくらいだ。
それはともかく、地球は寒冷化に向かいつつあるのではないか、という気がするので、それに関連した記事を一つ転載することにする。

(以下引用)


地球の寒冷化が始まるという「不都合な真実」
丸山茂徳『「地球温暖化論」に騙されるな!』講談社

あなたは地球が最近、寒冷化しているのを知っているだろうか。今年初め、世界の主要な4気候観測機関が、2007年に地表の平均気温が約0.6~0.7度下がったと発表した。これは年間としては記録史上最大の低下であり、その後も続いている。環境省はこれをアノマリー(変則現象)だとして無視しているが、著者はこれは今後はじまる地球寒冷化の前兆だとする。 

そもそも地球が単調に温暖化しているという証拠はない。1970年ごろまでは平均気温は下がり続け、「21世紀には氷河期が来る」と予言する科学者もいた。著者は、東京工業大学の「理学流動機構」のモデルをもとにして、今後、地球は寒冷化すると予測する。その最大の原因は、太陽活動(黒点数)の低下である。地球上のすべてのエネルギーは太陽から来ているのだから、そのエネルギーが少しでも減れば、地球の気候は大きな影響を受ける。次に影響の大きいのは水蒸気(雲)で、宇宙線が強まると雲が増えて地表温度が下がる。

これは、ふだんメディアの報じる予測とは逆である。こうした報道のほとんどは、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータをもとにしているが、これはそもそもデータのとり方が間違っている、と著者は指摘する。IPCCは政府間パネルなので、各国の顔を立てて、各地でいろいろな方法で観測されたばらばらのデータを単純に集計しているのだ。そうすると単調に地表の気温全体が上がっているように見えるが、詳細にみると、地表温度の上昇のあとでCO2(二酸化炭素)が上がっている。IPCCのいうCO2増加→気温上昇という因果関係とは逆に、気温上昇によってCO2が増えているのだ。 

その気温上昇の原因の大部分は太陽活動や宇宙線などの天体活動で、大気中に0.03%しか含まれていないCO2の影響はほとんど無視できる。したがって、巨額のコストをかけてその排出量を削減しても、温暖化を数年先延ばしする程度の効果しかない。実際には、こうした太陽系の環境には一定の循環があり、20世紀は太陽活動が活発になる時期だった。太陽活動の循環は、2000年ごろをピークとして、低下局面に入っているので、今後は地球の寒冷化についての対策が必要だ、と著者は提言する。温暖化よりも寒冷化のほうがはるかに恐い。 

温暖化によってハリケーンなどの異常気象が増えるという話がよくあるが、これはIPCCも否定している。他方、今年初め、中国から中央アジアにかけて平年より6℃以上低い寒波が襲い、1ヶ月で100人以上が凍死した。著者の予測するように、今後5℃近い寒冷化がおこるとすると、地球が氷河期に入り、ロシアはほとんど住めなくなり、4世紀ごろ起きたような民族大移動が起こるだろう。少なくとも今の段階で、何兆ドルもかけて世界中の国が温暖化対策をすべきだというコンセンサスは科学者にはない。特に今は、食糧危機で数億人が餓死の危機に瀕している。洞爺湖サミットでは、100年先の天気の問題よりも目の前の飢えた子供の問題を討議すべきだ。

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