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徽宗皇帝のブログ

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インターネット籠抜け詐欺
「籠抜け詐欺」というのがあって、たとえば、大手企業の役員室に誰もいない時刻を利用して、秘書か何かの愛人である詐欺師が企業重役のふりをしてそこで商談(つまり詐欺)を行う、というようなものだ。
オードリー・ヘップバーンの映画「シャレード」でもその手法がストーリーの重要なカギになっていたのに、この前気づいたばかりである。子供のころに見た映画は、大人になって見返すと、真価が分かる。子供のころはヘップバーンが、夫が死んでも悲しまないで、新しい男(ケーリー・グラント)といちゃいちゃするのが不快で、大嫌いな映画だったが、大人の目で見ると、洒落たミステリーコメデイであった。
ポール・ニューマンの「スティング」で、偽の馬券購入所を作って騙すのも、偽の舞台を準備して相手を騙すという点では籠抜け詐欺の一種だろう。
下の記事に出てくる「インターネット広告の不正」も、本質的には籠抜け詐欺だと思うのだが、詐欺をやる人間というのは、新しい器に古い酒を盛るわけだ。


(以下「ネットゲリラ」から転載)




電通が実質黙認している

| コメント(6)

ネット広告の不正、というんだが、昔から「インターネットで稼いでます」と称する連中というのはみんな、こうしたインチキで稼いでいるだけw だから、Amazonみたいに売れて初めてカネになる、というシステムになって行くわけだ。また笑えるのは、結局、露出だけでカネを取る広告が、そのアクセスリソースを猥褻サイトに頼っていたという事だ。

不正な仕掛けが見つかったのは、アダルトサイトやアニメの海賊版サイトなどおよそ1000のサイトです。
こうしたサイトでは、アクセスした人が動画などを見ようとしてクリックすると、再生ページに移動しますが、その裏で新しいタブが開き、ネットの話題やニュースなどをまとめた、「まとめサイト」が自動的に読み込まれます。
まとめサイトには、複数の広告が配信されていて、たとえ見られていなくても「見た」とカウントされ、まとめサイトの運営者側に、広告料が入る仕組みになっていました。
ネット広告の調査会社、「モメンタム」によりますと、こうした手法は「アドフラウド」と呼ばれ、アクセスの多いアダルトサイトを踏み台にして広告費を不正に横取りする行為だと指摘しています。
不正に使われたまとめサイトには通常、アダルトサイトには掲載されない、大手企業などの広告が配信されていて、NHKが確認したところ、トヨタやセコムなどのほか、法務省や総務省、それに東京都など200を超えていました。
東京都下水道局がネット広告の契約をしていた、大手広告代理店「電通」でネット広告配信部門のトップを務める、「電通デジタル」の山口修治代表取締役は「ご指摘を受けたネット広告は、『運用型』と言って、一つ一つの広告がどんな瞬間にどこに配信されるのか、制御できない仕組みになっている。
日々生まれていると考えられる不正なサイトを即座に検知して排除していくことはできない」と説明しました。
また、今回、不正が見つかったことについては、「個別の案件についてはお答えできません」としたうえで、「われわれとして至らない部分があったということであれば、そこは謙虚に受け止めて、それをリカバリーする。実際に行動していかないといけない」と話しました。

ところでFacebookを見ていると、まとめサイトの広告がやたら入って来るんだが、その多くが、「女房が浮気したので、多額の慰謝料取って追い出した」という体験談で、笑えますw 世の中、どんだけ女房を追い出したいオトコだらけなのかw また、そういうまとめサイトが、こうしたインチキ広告の巣窟w 5チャンネルのネタを何十箇所ものまとめサイトが転載しまくって、コンテンツの原価タダで広告代だけせしめようという、まぁ、どうしようもないw


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