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徽宗皇帝のブログ

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プーチンの「鬼手仏心」
根が純情な副島隆彦より、「カネの亡者」増田俊男のほうが冷徹さでは上だろうから、前の記事と中和する意味で増田俊男の「時事直言」最新記事を載せておく。もちろん、書かれた内容にすべて賛同、肯定しているわけではない。まあ、判断保留であり、引用記事は思考の参考資料である。判断保留だから、私の意見は書かない、いや、当然書けない。
ひとつ言うなら、ソ連解体時の「ユダヤ資本の参入」にプーチンが関与していたなら、それらの企業が軌道に乗った時点で彼らを追い出したプーチンの国家戦略は凄いと言うべきである。まさに「鬼手」だろう。そこには「ロシア国民のため」という「仏心」がある。それがロシアを滅亡から救ったのだ。
増田俊男自身が「木を見て森を見ず」になっていないか? www

もちろん、義理人情慈悲慈愛という「仏的要素」を切り捨てるからこそ物事を「カネの亡者」として冷徹に判断できるのだ、とも言える。それが何億人を人口削減するという思想にもなる。

(以下引用)





<時事直言>木を見て森を見ず 


世界(森)の中のアメリカ(木)を見たら、木の枝葉ではなく幹を見なくてはならない。
小冊子Vol.147の「アメリカの国家指針が変わる」と「アメリカの外交が変わる」で詳しく述べているのでお読み下さい。


アメリカの支援なしでウクライナが戦争を続ければ2014年3月に併合されたクリミアと現在ロシアに占領されているドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州に止まらず全土をロシアに占領されることになる。
トランプは、もしウクライナがさらなるアメリカの支援を望むなら見返りにレアアースや鉱物資源等の50%の利権をアメリカに渡すようゼレンスキーに要求したがゼレンスキーは拒否した。
トランプはゼレンスキーが国民投票で選ばれた正当な大統領であることを百も承知していながら独裁者呼ばわりした為、ゼレンスキーはもとより欧州主要国の首脳から非難が続いた。
トランプは意図的にウクライナと欧州諸国との関係を悪化させようとしている。
トランプはウクライナ存否のカードを持ち、かつアメリカは欧州の安全保障機構NATO(北大西洋条約機構)の75%経費を負担しているのでアメリカは欧州に対してカードを持ち、欧州はアメリカに対して何のカードもない。
欧州首脳たちは声を上げてトランプを非難するが、言うだけで何も出来ない。
本質論で言えば、アメリカは宗主国でウクライナと欧州は植民地のようなものである。
アメリカとロシアと言う宗主国同士が植民地をどうするかを決める会議に、決められるほうの植民地が参加するなど100年早いのである。
こうした政治力学上の基本を把握しておくことが重要である。
バイデンと欧州はロシアのウクライナ侵攻以来ロシアに最大限の制裁をかけてきたが、トランプにとってもプーチンにしてもありがたいことである。
お陰でトランプは対ロ制裁解除と引き換えにエネルギー関連国有企業の民営化をプーチンに求めることが出来る。
1991年ソ連崩壊後、エリツィン大統領(プーチン副大統領)は主要国有企業を民営化しユダヤ資本の参入を許した。
結果プーチンが大統領になった2000年からロシア経済は右肩上がりになった。
トランプとプーチンが言うウィン、ウィンが始まろうとしている。


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