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徽宗皇帝のブログ

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マクドナルドの「労働者性悪説」
まあ、要するに、白人が植民地を支配したころ、現地人(非白人)を野卑で無道徳な動物扱いしていたのと同じである。それを経営に置き換えたら、「労働者にモラルなど無い。あいつらを信じるほうが馬鹿だ」ということになり、「下層労働者にはポケットの無い制服を着させる」という発想になるわけである。
いや、この手法が非常に有効であるのは事実が示している。そりゃあ、スマホを仕事場に持ち込めないのだから、仕事場での馬鹿行為をSNSに載せるのは最初から不可能である。だが、ほとんどの外食産業経営者はそこまで労働者をケダモノ扱いにはできないから、この種の事件は起こるわけだ。
ここに書かれたことでマクドナルドを賞賛する気にはまったくなれない記事だが、バカッター対策として有効なことは否定しようがないし、拡散しなくてもいずれこうした対策が全国に広まるだろうから、ここに載せておく次第である。一部の人間の馬鹿な行為によって、同じ集団や同じ階層の人全員が迷惑を蒙るということである。

なお、タイトルに書いた「性悪説」は、その説を言った荀子の意図と世間の受け取り方が少し違っている。私の理解では、荀子は、「人間の本性は『道徳的な正しさ』を知らず、そのままだと悪に惹かれがちだから、教育によって『正しさ』を教える必要がある」という、「教育の重要性」を言ったのだが、世間では「人間の本性は悪だと言うのだから、それを言った荀子やその学派も悪人に決まっている。そんな悪人の説など聞くまでもない」という目で見て、「性悪説」という名前だけが独り歩きしたのではないかwww ここ(タイトル名)は、もちろん、世間一般の大まかな「性悪説」理解、つまり「人間の本性は悪である」(教育も説得も無駄)によるものだ。



(以下引用)


マクドナルドからバカッターが生まれない本当の理由


Takashi Kiyohara


2019/02/11 21:55




    こんにちは、「勝手に経営者ヅラ労働者」清原です。


    最近立て続けに、飲食店バイトの人がインターネット上に、職場での悪ふざけの動画をあげて炎上するというニュースを見ました。


    ちなみに2013年ごろにも同じ現象があり、今回が初めてではありません。


    くら寿司や、セブンイレブン、ファミリーマートでも炎上騒ぎがありましたが、マクドナルドの炎上はあまり見たことがないのではないでしょうか?


    今回は、どうやったらアルバイトによる炎上を防げるのかについて、マクドナルドの事例から見ていこうと思います。

    ■一般的な解決案

    ・実際に当事者を訴える事例をつくる


    今回のくら寿司の事例のように、刑事・民事訴訟を起こし、バカなことをしないように抑止力とすることが解決法の1つにあるでしょう。
    これは効果はありそうですが、あくまで事後的な規制なので、完全に防ぐことは難しいと思います。


    ・正社員を必ず常駐させる


    これもある程度、防ぐことはできるとは思いますが、正社員なら完全に防げるという保証は全くありません。


    ・労働者の待遇を改善する


    現場の待遇を良くすること自体は悪いことではないですが、今回の事例に関しては解決法にはなり得ないと思います。
    別に流出させた人は、他社から報酬をもらって送り込まれたスパイでもなんでもないでしょう。

    ■マクドナルドの事例

    では、マクドナルドはどう解決してるのでしょうか?
    もちろんマクドナルドには、店舗に必ずマネージャー以上の人がいなければいけないという決まりがあり、それに基づいてシフトは組まれています。


    しかし、他の会社とは決定的に違うところがあります。
    それは、

    制服にポケットがない

    ということです。

    制服のジーンズとシャツ(確かGAP製)にはポケットがありません
    なので、物理的にスマホを持ち込むことができないのです。


    これがマクドナルド本社が意図していることか分からないですが、事前的に規制しているのです。

    ※追記①(2019/2/11)
    @inside_out_outさんによると、もともとは働く人がレジのお金を盗まないようにポケットを作っていないそうです。

    ※追記②

    確認不足だったのですが、マネージャー(バイトの人を管理する役まわり)の制服にはポケットがあるそうです。
    なのでマネージャーに昇格する前に教育をすることによってモラルを担保することも必要であり、マクドナルドはそれの教育にも現時点では成功していると言えるでしょう。

    もちろんモラルに頼るということも良いです。ですが、
    モラルではなく仕組みで解決できるものは、まず仕組みで解決すべきです


    こういうところにも、マクドナルドが世界展開ができた理由が垣間見れますよね。
    こういう施策をまじまじと目撃できるのが大企業の「現場」でのアルバイトの面白いところであり、僕がマクドナルドでアルバイトをしてきた理由のひとつでもあります。


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