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メモ日記トゥディ「道によってかしこし?」 10.3.27

私がよく見るホームページに「迷スカウトニュース」というものがある。これは、全国のアマチュア野球選手を観察して、そのプロ野球選手としての可能性を考えるというサイトである。いわば、知的なお遊びなのだが、実は、このホームページは本物のプロ野球のスカウトも参考にしているらしい。岡目(傍目)八目と言うが、業界の内部にいる人間よりも外部の人間が、専門の人間よりも素人の目の方が物事の真実を見抜けることも多いのである。
もちろん、実際にその仕事をやることと、その仕事について論じることは別の技能であり、株式投資アドバイザーが自分で巨万の富を得たという話はほとんど無いし、ビジネスアドバイザーが自分の企画した仕事で大成功したという話もほとんど無い。あるのは、偶然的に成功した人間が、その経験をもとにしてアドバイザーに転身したという例くらいのものだ。
「いい仕事がありますよ」「いい投資がありますよ」という誘いへの一番有効な拒絶は、「そんなにいい話なら、自分でやれば?」である。
「迷スカウトニュース」に話を戻すが、そのサイトの管理人、つまり主な記事の書き手である「蔵建て男」氏の眼力の素晴らしさを証明する事実がある。彼は、自分が見たアマチュア選手のプロ選手としての可能性をミシュラン風に星の数で表しているのだが、彼が星をつけなかった選手でプロ入りした選手も沢山いる。そして、それらの選手の中で成功した選手はほとんどいないのである。プロのスカウトたちは、この事実の前に恥じるべきだろう。もちろん、プロ入団前の評価と、その選手が大成するかどうかには多くの要素、たとえば球団としての育成体制の良否などもあるが、結果だけを見れば、蔵建て男氏とプロスカウトの眼力勝負は、おそらく7対3以上で蔵建て男氏の勝ちなのである。
で、この話の結論は何か。長い間、その業界で飯を食っているからといって、その業界のすべてについての能力があるわけではない。選手としての能力は監督やスカウトとしての能力とは別である、ということだ。これは野球界だけのことではなく、すべての業界に言えることである。
たとえば、辻正信は、下士官的能力はあったようだし、議論にも強く、度胸もあった。しかし、作戦参謀としての能力はゼロであった。そういう人間が日本軍全体の戦争作戦を支配していたというのが、前の戦争の敗北の一大要因であった。ああいう人間は軍曹程度でいればよかったのである。

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