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徽宗皇帝のブログ

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「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」、とは?
「晴耕雨読」所載の笹田惣介氏のツィッターの一部を転載する。
自民党(安倍政権)のTPP参加に関する詭弁ぶりが明確にされている。
各野党は、この記事を良く読んで、国会で論戦を挑むべきだろう。
要するに、ISD条項そのものが国の主権を損なうものであり、その条項が含まれる限り、TPP参加は売国行為である、と野党側は言えばいいのである。




(以下引用)




TPPに潜ませてあるISDSによる訴訟は「外資企業が相手国の法律で公正な競争を阻害されたか否か」という判定基準で相手国の同意すら必要なく世界銀行傘下のICSIDに引っ張り出すことが可能。

国家主権は地に落ちる。

自民党は「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」と基準を明記。

ISD条項に「国の主権を損なうものと国の主権を損なわないものがあり、国の主権を損なうものに合意しない」という意味ではない。

ISD条項とは国の主権を損なうようなものであるから合意しないと明記されたのだ(植草一秀)

ISD条項が国の主権を損なう理由は「ISD条項に基づいて裁定機関に提訴され、この裁定機関が結論を示すと国家といえどもその決定に抗することができない」ためである。

つまりISD条項そのものが国の主権を損なうとの属性を有しており、国の主権を損なわないISD条項は存在しない。(植草一秀)

安倍晋三が「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」という言い回しを盾に、ISD条項を盛り込むTPPに参加するのなら、それは詐欺だ。

「聖域なき関税撤廃を前提とする限り参加しない」と言いながら「全ての関税撤廃を前提とはしないことが確認できたから参加する」も同様だが(植草一秀)




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