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徽宗皇帝のブログ

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ある日突然に不幸は襲いかかる
「東海アマ」ツィッター経由で知った、「福島の農家の婿のブログ」から一部転載。
こういうのは、何と言ったらいいのだろう。青信号で横断歩道を渡っていたら、暴走自動車に撥ねられて大怪我。犯人もわかっているし、こちらに何の落ち度もないことも証明されている。でも、相手はお咎めなしで無罪釈放。相変わらず高級車を乗りまわしている。こちらには何の補償もなく、病院の費用もこちらもち。仕事にも行けず、首。警察に訴えても裁判所に訴えても、音沙汰なし。事故の後遺症で体は動かず、仕事もできない。収入はゼロ。貯金も残っていない。
これが、福島の農家、福島の全住民の陥った状況である。原発事故のために収入は途絶した。で、政府補償は無い。どうして生きていけというのだろうか。
なぜ自分たちがこんな目にあわねばならないのか。彼らにはさっぱりわからないだろう。
日本という国に生まれた時点でアウトだったのか。これまで無事に生きてこられたことが奇跡だったのか。
政府というものはいったい何のためにあるのだろうか。いや、政府にまともな対応を期待するほうがおかしいのだろうか。


(以下引用)

ウチは規模が大きめなので、毎年、播種は4月5日、10日、15日と3回に分けてやっていたのですが、
今年は義母と議論して議論して議論して
作付を自粛することにしました。

理由は3つ

そもそもなぜ作付を議論する余地があるのかというと、4月23日、いわき北部は緊急時避難準備区域から外れ
30km圏内でも作付にGOサインがでました。

当時、作っても大丈夫なのか、土壌調査はしたのかと問い合わせた婿に対する農協や市のコメントは
「土壌調査はしてない(ウチの地域)けど大丈夫です。制限が解除されたので作ってください。」 でした。
(その時点で土壌調査されていたのは、あの広いいわき市でたった4か所)

作って、汚染されていたらどうなるのか、その買い取りに関しては責任を持ってくれるのかという問い合わせに対する返事は
「わかりません。あくまで自己責任で」 でした。
作らなかったら補償はどうなるか?と聞くと、対象になりませんという返事

要するに、
作んなかったら補償ナシな、だけど作っても俺たち知らねえから
でした。
どこの剛田さんとこの息子かと思いました。


理由1、作らなかったら0、作ったら赤字、だったら0のほうがマシ

このあたりの播種限界時期は4月25日と言われておりまして
4月23日に作付制限解除され、それから避難先から帰って、もみを買って、土を買って、箱を洗って、ハウスにビニールをかぶせて
ハウス内の草を刈って、整地して、機械を整備して、保温機を組み立てて、調整して、1700枚の苗箱に種を撒き切る
これらの作業を2日間で終わらせるのは無理でした。

理由2、時間的に無理ッス

そして3つめ、最後の理由
これが婿の中で一番大きな理由でした。

汚染されてないかもしれない、だけど汚染されてるかもしれない

そんな嫁に食わせたくない米を人様に売るわけにいかねぇっつーの

汚染されてる米が万が一流通ルートに乗っちゃったら、責任とれないです。
他人の健康を害するかも知れない米を売ったお金で生活する。
それは無理、無理っすわ

農家にだってプライドありますし、そんなもん出すくらいなら補償0のほうがマシじゃボケっ!

っつーことで今年は作付を断念
というか、廃業することにしました。

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