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徽宗皇帝のブログ

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なぜ右翼は戦争を擁護するのか
「朝日com.」から転載。
戦後65年以上もたつと、戦争の悲惨さも忘れられ、「戦争加害者」の子供の世代が社会の上位に来るようになる。そうした連中は当然、先の戦争を正当化するのである。
先の戦争で生き残った人間の中には戦争加担者が多いのだが、実際に戦場に出て、加害者意識のある人間は戦後、自分から発言することは少ない。発言すれば自分の加害体験を語ることになるのだから。ところが自分は銃後の安全な場所にいて戦争利益のみを手にしていた連中は、あの戦争を正当化する発言を堂々と行うのである。厚顔無恥とはこのことだが、そういう図々しい人間ほどこの社会では上に行きやすい。そういう発言をふだんから聞いているその子弟も、右翼的傾向を持つわけである。
戦争記憶の風化とともに社会の右傾化が始まるのは、右翼の本質、つまり「保守とは所有に伴う傾向である」にある。どんなわずかな財産であれ、所有しているとそれを失いたくないと思う。そして、それを失う可能性のある変革に対して攻撃する。それが右翼だが、その攻撃性が好戦性となり、戦争擁護の傾向になるのである。要するに自己防衛本能である。ただし、他人を戦場に行かせて自己防衛をするのだが。


(以下引用)


つくる会系教科書、沖縄で初採用 八重山の3市町
 沖縄県石垣市など3市町の教育長らによる教科用図書八重山採択地区協議会の会合が23日、開かれ、同地区の中学校で来春から使う公民教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版が選ばれた。委員8人の多数決で決まった。同県内で、つくる会系の教科書が選ばれるのは初めて。

 3市町は石垣市と竹富町、与那国町。玉津博克・石垣市教育長が会長となった6月以降、教育委員会の指導課長ら5人を委員から外し、学識経験者ら4人を加えた。県教委が学校関係者を加えるよう求めたが、応じなかった。

 育鵬社版は、つくる会を脱退した元会長らが編集に携わる。公民教科書では在日米軍基地の沖縄集中に触れつつ「戦後の日本の平和は米軍の抑止力に負うところも大きい」と紹介する。

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