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徽宗皇帝のブログ

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アトラスが肩をすくめたらどうなる?
「ヤスの備忘録」から転載。
ジョン・ホーグとやらに本当の予見能力があるかどうかは別として、ホワイトハウスに重用されてきた人物である以上は、ホワイトハウスやその周辺の権力の内部事情にも詳しいという可能性は大だろう。それを「占星術による予見」と絡ませているのかもしれない。とすれば、彼の発言には耳を傾けてもいいのではないか。
ところで、文中にあるアイン・ランドの「アトラス・シュラッグド」の事は副島隆彦の本で知ったのが最初だが、その時も「肩をすくめたアトラス」と訳され、その後、その日本語題名が定着してしまった感がある。しかし、これは英語の語順通り、「アトラスは肩をすくめた」とするべきではないか。アトラスは、その肩で天を支えているわけだから、その後に起こるのは天が空から落ちてくるという大惨事である。アイン・ランドの意図したのは、そういう世界の来る可能性ではないだろうか。私はその本は読んでいないが、下記記事からそう推測できる。「肩をすくめたアトラス」では、「アトラス」の方に焦点が行ってしまうわけだ。
短い英語ほど、訳には注意が必要だろう。




(以下引用)



ところで、有料メルマガで紹介した人物にジョン・ホーグがいる。ジョン・ホーグは、アメリカを代表するノストラダムスの研究者であり、また著名な占星術師でもある。

アメリカの歴代の政権には、ときどきプロの占星術師がアドバイザーとしてかかわっていることがある。例えば1980年代のレーガン政権では、ファーストレディーのナンシー・レーガンのアドバイザーとして占星術師のジョーン・キグリーがいた。

キグリーの自伝によると、自宅にはホワイトハウスの直通電話があり、むしろレーガン大統領からの相談が多かったという。

実はオバマ政権では、ジョン・ホーグがなんらかのアドバイスを提供している可能性があるのだ。ネットラジオに出演したジョン・ホーグは、ホワイトハウスのスタッフから連絡があり、アドバイスしていることを認めている。だれから連絡があるのかは明かさなかったが。

前々回の有料メルマガでは、ジョン・ホーグが最新著書「2013年ー2014年予言」で明らかにした未来のビジョンを詳しく紹介した。ブログではその一部を紹介する。以下である。

「いま、アメリカも世界ももっとも重要な時期に入っている。2013年5月から2014年12月の期間だ。もしこの期間に、アメリカやその他の国々が、すでに限界にきている既存の政治経済的システムを軌道修正するなら、2015年からは、現在よりもバランスのよい世界が出現し、楽観的な未来がやってくるはずだ。我々にとっては大きなチャンスである。

だが、この時期を逸し、既存のシステムの改革が行われないとなると、2015年からは、出来事が起こるペースが加速し、アメリカも世界も最悪な方向に向かう。そして、2020年代には、我々はその結果に苦しむことになるはずだ。」

ジョン・ホーグはこのように言い、これからアメリカは危機の時代を向かえるとしている。

「アメリカは28年に一度、国としてのアイデンティティーを問い直し、これを刷新する運命にある。2013年から2014年にかけての時期に、このサイクルは再度巡ってきた。だが、今回は以前のサイクルとは大きく異なっている。死と破壊を意味する土星が、アメリカの星座であるさそり座を通過するのだ。28年の刷新のサイクルとこれが重なることは、アメリカの歴史ではかつてなかったことだ。

これは何を意味するのだろうか?それは、もし2013年5月から2014年12月の期間に、アメリカ国民が、国家による徹底した情報管理と、金融資本の利害を優先した格差の固定化という流れに本格的に抵抗しないと、アメリカは民主主義を停止し、金融資本と軍産複合体が支配する独裁政権に移行してしまうという未来だ。

おそらく、2014年から始まるアメリカのデフォルトと、それに伴うドルと米国債の大幅な下落がきっかけとなり、政府は物価の政府管理を導入する。これは独裁政権の成立を加速させることになるはずだ。今回の28年のサイクルで、アメリカは独裁政権になってしまうのだ。

この未来の姿は、アイン・ランドの描いた「アトラス・シュラッグド」そのものである。」

以上である。

さて、どうだろうか?「アメリカは民主主義を停止し、金融資本と軍産複合体が支配する独裁政権に移行する」というイメージは、先に紹介したリチウム散布のビデオの警告とシンクロしていることは実に興味深い。

筆者は2004年ころからジョン・ホーグの著作を読んでいるが、実に緻密な政治経済的な情勢分析に基づいた非常に正確な予測を行っている。

例えば、1968年から2012年まで、すべての大統領選挙で結果を的中させており、すでに1997年からヒラリー・クリントンが2008年の大統領選で最有力候補になることを予測し的中させている。

またオバマが大統領になった2008年の選挙では、ジョン・ホーグは以下のように予測していた。

「オバマは間違いなく大統領になる運命を背負った人物だが、彼は2008年の選挙で大統領になるべき人ではない。彼はその後の2012年か2016年に大統領になるべきなのだ。すると偉大な大統領になるだろう。だが、2008年に早期に大統領になってしまった場合、暗殺の危機に遭遇するか、または周囲のパワーグループに阻まれ有効な政策が実行できなくなるだろう。死に体になるのだ。」

いまから見ると、これは的中していると言って間違いない。

とするなら、アメリカが独裁政権になるというビジョンも実現するのだろうか?

また、先のリチウム散布ビデオや陰謀論系のサイトでは、FEMAによる一般市民を対象にした強権的な管理の計画が存在しており、それはアメリカの独裁政権化を目標にしたものだとしている。

この見方が実際の現実の動きを反映しているなら、すでにその動きは始まっているのかもしれない。だとするのら、リチウム散布ビデオの警告も理解できなくはない。判断は読者に任せることにする。

アメリカ人の集合意識

だが、実際はどうであれ、アメリカがデフォルトし、それによるハイパーインフレが背景となり、アメリカが独裁政権化するという陰謀論的なシナリオは、間違いなくアメリカ人の集合意識の一部になっている。

前回のメルマガでも紹介したが、著名な歴史学者のイマニュエル・ウォーラスティンが、こうしたシナリオにもある程度の現実性があることをはっきりと認めている。今後どうなるのか注視して行きたい。




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