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徽宗皇帝のブログ

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シリアという国についての或る見方
「晴耕雨読」に中田考という人のシリア政府批判(そして今回のアメリカのシリア攻撃停止批判)のツィートまとめが載っていたので、珍しい論調のものを掲載するな、と思って元記事を読んでみた。下記引用がそれだ。
実際には内藤まさのりという人のツィートをリツィートしたものらしい。米国共和党(ネオコン)寄りの論者のように思えるが、シリアについてはこういう見方もある、という意味では参考になる。もちろん、アサド政権の体質については、内藤氏の見方の方が正鵠を射ている可能性の方が高いと(直観的にだが)私にも思えるが、それによって欧米によるシリア攻撃の正当化は絶対にできないだろう。
シリア政府側にはもともと「民衆」を虐殺する理由は無い。ただ反乱者(テロリスト)を攻撃しているだけであり、それは内政の問題でしかない。外国が軍事介入する事自体がおかしいのであり、外国が軍事介入するのは、反乱者(自由シリア軍)の雇い主が欧米であることを自ら証明する行為である。




(以下引用)*もちろん、時系列的には、下から読む。





masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
アサド政権は、「カネ」になることなら何でもします。宗教色など全くありませんから、宗教的道徳上、どう動くかなんて考えても何の意味もありません。もとより、西欧的なイデオロギーなど、金儲けのために役立つなら使う、というだけです。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
シリアでの研究を断念せざるをえなかった。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
これがシリア本国であれば、監禁され、消されるだけのこと。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
「いやそんなことはない」「お前はバアス党を批判した」「どこを指して、そう言うのですか?」「お前はバアス党を批判した」「していません」「お前はバアス党を批判した」←ぞっとするやり取りを、こともあろうに東京のアジア経済研究所でさせられた。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
トルコを専門にしている私が、なんでシリアについて?という質問もあるので。1980年代の初頭、アサド政権が最初の大虐殺を敢行していたころ、シリアに留学していた数少ない日本人。専門領域を変えたのも、ある日、日本の研究機関にいたシリア人学者に呼び出され、「お前はバアス党を批判したね」



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
シリアは、化学兵器使用による米軍の攻撃がないと見るや、さっそく、無差別殺戮を始めた。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
シリアという国は、国連のような国際機関において、どういう言葉で語らなければならないかを熟知している。国際的な枠組みを「じゃあ、出てくわ」と踏みにじろうとする北朝鮮やイランとは、ここが違う。実に洗練された語り口で、しゃあしゃあと嘘をつき、国連を手玉にとって虐殺を実行できるのである



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
1980年代前半のように、反政府側は「皆殺し」にするだろう。いいか。あの国は、かつてやっているいるのだ。政権に刃向う人びとの「皆殺し」を。本当に「皆殺し」にする。それを、傍観するという決定が、今回、ロシアと米国の間でなされたのである。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
それが、反政府運動のおかげで、ここまで酷い殺し合いの応酬になってしまった。そう。この国で反政府運動を起こしたら、こうなることは1980年代前半の激しいムスリム同胞団弾圧のときから分かっていたこと。何を今更、軍事介入を躊躇することなどあろうか。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
結局、湾岸戦争でアメリカに恩を売り、「お願いだから、振らないで」と懇願するロシアにも、「しょうがねえなあ」と駐留を認め、レバノンんを掠め取ったのである。冷戦終焉時に、これだけの利益を挙げた国があるだろうか。舌先三寸の世渡り上手。この国は戦争でこういう利益を挙げる国じゃないのだ。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
「縁を切らないで」と頼み込んだのはロシアであって、シリアではないのである。そのころ、アサド政権の真骨頂というべき大成功をおさめている。アメリカ側に寝返ったのと同時に、レバノンへの実効支配をアメリカに認めさせたのである。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
哀れだったのはロシア。ソ連時代の借金は踏み倒され、下手をすると、中東での唯一の橋頭堡シリアを失うところまで追い詰められた。この状況で、シリアに対して強く出られるはずなどない。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
そして、1990年、湾岸危機が起きると、シリアは寝返った。そう、同じころ、後ろ盾となってきたソ連が崩壊したのである。アメリカによる多国籍軍編成の呼びかけに、アサド政権は即座に応じた。「うちは、イラクをかつてからろくでもない国と考え、国交を断絶してきた」と言ってのけたのである。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
国防相をはじめシリア政府高官とアメリカ大使がプールで泳いでいるという理由だった。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
シリアの過去。1980年代まで、国営放送が「打倒、アメリカ帝国主義」を叫び続けていたが、政府高官の子弟は皆、アメリカ留学。バカ息子どもが夏になると帰ってきて、ムハーバラートを同乗させてオープンカーで市内を練り歩く姿をしばしば見かけた。シェラトンは、しばしば立ち入りが制限された。



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masanorinaito ‏@masanorinaito 9月15日
イスラエルはアサド政権支持。ただし、ここまで弱体化してしまうと、もはやアサド、ヌスラ、イスラーム首長国、ヒズボラ、すべて潰しあってくれるのがベストという状況だからこそ、攻撃に「待て」を出した。



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