アメリカがデフォルトを行うのではないかという噂と、EUのギリシア危機などのためにドル安、ユーロ安、円高がどんどん進み、今や1ドル70円台である。東日本大震災と福島原発事故という未曾有の危機に見舞われた日本の円が世界中で買われているという奇妙な事態だが、世界経済的には「日本のほうがアメリカやEUよりはまし」ということだろう。中国元はアメリカと歩調を揃えてどんどん紙幣を印刷しているので、買われないようだ。つまり、世界中が紙幣の増刷競争を行っているという事態だが、その行き着く先は世界同時大恐慌かもしれない。その可能性を見据え、今、日本はどうするべきか、考えておく必要があるだろう。
増田俊男は、円高になることを大震災直後から予言していた。それだけ日本経済には体力があり、また復興需要があるという読みと、そして日本以外の世界経済の弱体化を知っていたからだろう。さすがに、読みが鋭いと言うべきだろう。
下記記事は増田俊男ではなく、「株式日記と経済展望」の「私のコメント」の一部だが、この円高状況を利用して、アメリカの資産を買え、という意見だ。
これまで日本がアメリカ資産を買って成功した例はほとんどない。たいていは相手に騙されて大損失を被ってきた。世界の商人から見れば、日本の商人など、田舎者のカモだったわけだ。しかし、日本商人も、今は少しは学習しているだろう。TORAさんの言うように、アメリカの土地や大企業を買収するのも一案である。
だが、今のアメリカの土地や企業を買って、それがこれからの利益に結びつくかというと、現在のアメリカが極貧国家であることを思うと、よほどのメリットの計算が無いと大失敗に終わる可能性もある。
まあ、私は「鎖国論者」だから、外国との貿易などすべてやめて、日本国内だけですべての農産物、工業製品を作って自立するのが一番だと思っている。今の日本にはそれだけの技術力があるはずだ。資源不足によって作れない工業製品に関しては、「無いものはあきらめる」というだけのことである。今あるインフラだけで日本は生活できるはずだ。ただ、国内に循環する金が無いから国民の大半が不幸なだけである。
鎖国政策の一番のメリットは、これから起こるかもしれない世界同時大恐慌を高見の見物で見ていられるということである。
ついでながら、1930年前後の世界大恐慌は、世界支配層(ロス茶やロックフェラー)によって意図的に起こされたものだということは、学校ではけっして教えない事実である。それが事実であることは、「世界恐慌によって資本独占が進んだ」という一事で証明されている。
つまり、「その事件で誰が利益を得たか」を見れば、「犯人」は一目瞭然なのである。これは9.11事件でも同様だ。
さらについでながら、鎖国政策によって外国との貿易を主としている大企業はすべて不要になるが、それらは実質的には外国企業であり、日本を搾取しているだけだ。そこでの雇用が失われることについては、他の雇用を創出すればいいだけである。
(以下引用)
「株式日記」では科学技術開発に公共投資を向けるべきだと書いてきましたが、新エネルギー開発などはほとんど行なわれてこなかった。原子力開発には毎年4300億円も使われていましたが、地方では風力発電機もほとんど見かけず太陽光発電プラントなども見かけなかった。政府は原子力発電一辺倒になりさらに14基の原発を増設しようとしていた。
このように国家戦略がはっきりせず、方向が見出せないのが日本の停滞の原因なのでしょうが、国内でマネーが回らないのも銀行の機能不全と政府の迷走が原因なのだ。円高で困った困ったとばかり言っていないで、円高を生かす政策をはっきりと打ち出すべきなのですが、国内投資に新しい分野を見つける事が出来なかった。
「株式日記」では新エネルギー開発や農業の大型化や米を輸出商品にするなどの政策提言をしてきましたが、どうしても既得権益の壁に突き当たってしまう。しかし福島原発の事故は新エネルギー開発の一つのきっかけになるだろう。農業の近代化も農地の自由化を行なって新規参入を促せば地方の活性化に繋がる。
日本では金があっても使い道がないから経済が停滞しているのであり、規制緩和と自由参入を促す政策に切り替えるべきだ。電力一つとっても東京電力の地域独占は既得権化していますが、自由化して競争を促せば新規参入が相次いで日本各地に様々な発電所が出来るだろう。農業にしても自由化して高齢化した農家の離農を促して集約化を進めて農業の企業化を進めるべきだ。
銀行なども資金運用能力のない銀行は潰していって、新規参入を促して自由競争をさせるべきですが、日本政府はどうしても既得権を保護して収益の低い産業ばかりになってしまう。以前なら自由化すると外資に乗っ取られる危険性がありましたが、リーマンショックでハゲタカはいなくなった。以前のハゲタカはアメリカ国営ファンドであり日本の銀行や道路公団や電力会社まで買い占めてしまうほどの勢いがありましたが、リーマンショックで枠がはめられた。
日本は円高なのだから、アメリカのハゲタカを買収して国際化すればいいと思うのですが、一時はゴールドマンサックスやモルガンスタンレーを救済したりするほどだった。野村もリーマンを買収して国際化しましたが、円高を生かせば世界中の有力企業を買収して、彼らを働かしてその上前をはねればいい。バブルの頃もアメリカの不動産や映画会社を買収して全部失敗しましたが、円高というのは買収してくださいと言っているようなものだ。
日本の銀行には借り手のない預金がうずたかく積まれているのだから、アメリカの農地を買収したり、レアメタル鉱山を買収したり、石油会社も買収したらどうだろうか? アメリカは8月2日に倒産するのだからあらゆるものが大安売りに出されるだろう。それらを買ってくださいとばかりに円が高くなっているのだから買うべきだ。買ったら直ぐに円安にして売却すれば円安差益が稼げる。通貨は高くすることは大変だが安くするには円を大量発行すれば直ぐに安くなる。
増田俊男は、円高になることを大震災直後から予言していた。それだけ日本経済には体力があり、また復興需要があるという読みと、そして日本以外の世界経済の弱体化を知っていたからだろう。さすがに、読みが鋭いと言うべきだろう。
下記記事は増田俊男ではなく、「株式日記と経済展望」の「私のコメント」の一部だが、この円高状況を利用して、アメリカの資産を買え、という意見だ。
これまで日本がアメリカ資産を買って成功した例はほとんどない。たいていは相手に騙されて大損失を被ってきた。世界の商人から見れば、日本の商人など、田舎者のカモだったわけだ。しかし、日本商人も、今は少しは学習しているだろう。TORAさんの言うように、アメリカの土地や大企業を買収するのも一案である。
だが、今のアメリカの土地や企業を買って、それがこれからの利益に結びつくかというと、現在のアメリカが極貧国家であることを思うと、よほどのメリットの計算が無いと大失敗に終わる可能性もある。
まあ、私は「鎖国論者」だから、外国との貿易などすべてやめて、日本国内だけですべての農産物、工業製品を作って自立するのが一番だと思っている。今の日本にはそれだけの技術力があるはずだ。資源不足によって作れない工業製品に関しては、「無いものはあきらめる」というだけのことである。今あるインフラだけで日本は生活できるはずだ。ただ、国内に循環する金が無いから国民の大半が不幸なだけである。
鎖国政策の一番のメリットは、これから起こるかもしれない世界同時大恐慌を高見の見物で見ていられるということである。
ついでながら、1930年前後の世界大恐慌は、世界支配層(ロス茶やロックフェラー)によって意図的に起こされたものだということは、学校ではけっして教えない事実である。それが事実であることは、「世界恐慌によって資本独占が進んだ」という一事で証明されている。
つまり、「その事件で誰が利益を得たか」を見れば、「犯人」は一目瞭然なのである。これは9.11事件でも同様だ。
さらについでながら、鎖国政策によって外国との貿易を主としている大企業はすべて不要になるが、それらは実質的には外国企業であり、日本を搾取しているだけだ。そこでの雇用が失われることについては、他の雇用を創出すればいいだけである。
(以下引用)
「株式日記」では科学技術開発に公共投資を向けるべきだと書いてきましたが、新エネルギー開発などはほとんど行なわれてこなかった。原子力開発には毎年4300億円も使われていましたが、地方では風力発電機もほとんど見かけず太陽光発電プラントなども見かけなかった。政府は原子力発電一辺倒になりさらに14基の原発を増設しようとしていた。
このように国家戦略がはっきりせず、方向が見出せないのが日本の停滞の原因なのでしょうが、国内でマネーが回らないのも銀行の機能不全と政府の迷走が原因なのだ。円高で困った困ったとばかり言っていないで、円高を生かす政策をはっきりと打ち出すべきなのですが、国内投資に新しい分野を見つける事が出来なかった。
「株式日記」では新エネルギー開発や農業の大型化や米を輸出商品にするなどの政策提言をしてきましたが、どうしても既得権益の壁に突き当たってしまう。しかし福島原発の事故は新エネルギー開発の一つのきっかけになるだろう。農業の近代化も農地の自由化を行なって新規参入を促せば地方の活性化に繋がる。
日本では金があっても使い道がないから経済が停滞しているのであり、規制緩和と自由参入を促す政策に切り替えるべきだ。電力一つとっても東京電力の地域独占は既得権化していますが、自由化して競争を促せば新規参入が相次いで日本各地に様々な発電所が出来るだろう。農業にしても自由化して高齢化した農家の離農を促して集約化を進めて農業の企業化を進めるべきだ。
銀行なども資金運用能力のない銀行は潰していって、新規参入を促して自由競争をさせるべきですが、日本政府はどうしても既得権を保護して収益の低い産業ばかりになってしまう。以前なら自由化すると外資に乗っ取られる危険性がありましたが、リーマンショックでハゲタカはいなくなった。以前のハゲタカはアメリカ国営ファンドであり日本の銀行や道路公団や電力会社まで買い占めてしまうほどの勢いがありましたが、リーマンショックで枠がはめられた。
日本は円高なのだから、アメリカのハゲタカを買収して国際化すればいいと思うのですが、一時はゴールドマンサックスやモルガンスタンレーを救済したりするほどだった。野村もリーマンを買収して国際化しましたが、円高を生かせば世界中の有力企業を買収して、彼らを働かしてその上前をはねればいい。バブルの頃もアメリカの不動産や映画会社を買収して全部失敗しましたが、円高というのは買収してくださいと言っているようなものだ。
日本の銀行には借り手のない預金がうずたかく積まれているのだから、アメリカの農地を買収したり、レアメタル鉱山を買収したり、石油会社も買収したらどうだろうか? アメリカは8月2日に倒産するのだからあらゆるものが大安売りに出されるだろう。それらを買ってくださいとばかりに円が高くなっているのだから買うべきだ。買ったら直ぐに円安にして売却すれば円安差益が稼げる。通貨は高くすることは大変だが安くするには円を大量発行すれば直ぐに安くなる。
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